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各種数値で振り返る獣神サンダーライガー

先日の新日本プロレス旗揚げ記念日大会、現役王者に対して一歩も引かない、それどころか健在っぷりを見せつけたライガーでしたが、一夜明け会見において引退宣言を発しました。

思えば3年前、当時の王者KUSHIDAに挑戦する際に口に出した「ライガー最終章」、そのタイトルマッチ後にもすぐに引退することは否定はしましたけど「あと5年もない」と宣言していましたけど、それが現実になった感じですかね。
会見でも「までできるじゃん!って言われてるうちに辞めたい」「腹八分で十分」なんてコメントをしてましたけど、こうしてファンに「ちょっと待ってよ!」と思わせ惜しまれつつ引退する、というのがライガーにとっても理想なんですかね。

勿論、引退予定日は2020年の東京ドーム二連戦、2019年の丸々10か月がまだ残っているのでこれからが獣神サンダーライガーの引退ロードってことなんでしょうね。
なので気が早いといえば早いんですけど、今回はライガーに関する各数値についてまとめです。

 

デビュー日

1989年4月24日 東京ドーム 対小林邦明試合映像

(新日本プロレスワールドより引用)

新日本プロレスには何人ものアニメとのコラボマスクマンが存在しました。
タイガーマスクは当時新番組だったタイガーマスク二世とのコラボでしたし、最近でいうとタイガーマスクWも新たに放送となったタイガーマスクWとのコラボでしたしね。
で、タイガーマスクと双璧をなす「新日本プロレスのレジェンドレスラー」として不動の位置を気づいているのが獣神ライガーなわけです。
そんなライガーのデビューは1989年の東京ドーム大会、ソ連からレッドブル軍団が登場してたりする新日本として初めてのドーム大会ですね。
その目玉の一つとしてデビューしたライガー、全14試合(!)中の12試合とかなり後半にラインナップされてる当たりが期待の度合いもうかがえます。

デザインこそ今と違えど、全身タイツの上からでもわかる筋骨隆々の身体、それからは予想できないような運動量とバネはすごい、そして実況が最初っからその正体を連呼する当たりもすごい。
そして見ていると、もちろん運動量や使う技なんかは違うわけですけど、驚くほど今とそんなに変わらないスタイルな気がするのがそれはそれですごい。
さらには試合後に小林さんに挑発されて挑発し返していくあたりの血の気の多さよ。

で、そのごコスチュームを変えながらも活躍し続け今年の4月にはついにデビュー30周年!
いやぁすごいお人だ。

身長体重

(新日本プロレス公式サイトより引用)

身長:170㎝
体重:95㎏

ライガーは新日本ジュニアの象徴、と呼ばれるように生涯ジュニアヘビー級を貫くことになりそうです。
それは元々、新日本の入門テストの身長制限に引っかかって入門できず、一度メキシコへ渡って、その後グラン浜田さん→山本小鉄さんの伝手をたどって入門にたどり着いたという経歴が示すように、身長による体重の限界というものはあったとは思います。
しかしそのビルドアップされた身体は全身タイツの上からでもわかるほどのもので、実際はジュニアヘビー級ぎりぎりのウェイトまで鍛え上げていた模様。

その肉体が表される機会は全身タイツのコスチューム故あまりなかったわけですが、時折”バトルライガー”と呼ばれる仕様のコスチュームで現れることも。
これは元々IWGPヘビーの連続防衛記録も持っていた橋本真也さんと対戦する際に公開したもので、最近でいうと2015年の年末にパートナーである4代目タイガーマスクと対戦の際に披露してますが、お前ほんとに50歳か??っていうガタイしてますね本当に。

総試合数

3999試合(3.7現在)

というわけで今現在のデビュー以降、ライガーになる以前も含めての総試合数(Cagematch調べ)は3999試合で次の試合(海外だったはず)でちょうど4000試合突破みたいですね。
内540試合がライガー以前なのでライガーとしての試合は3459試合といったところ。
またシングル数はトータルで937試合でした、さすがにこれからの引退ロードで残り63試合・・・は案外いけたりしない?

Cagematchファン評価

Cagematch評価 9.59

ドイツのプロレスファンの情報サイト、Cagematchで行われている各プロレスラーへの10点満点評価の平均値を見てみると9.59とかなりの高数値。
新日本のレスラーだとオカダ(9.68)、棚橋(9.62)に次ぐ第3位とまさに、海外から見ても、新日本を代表するレスラーの一人という位置づけですね。
ちなみにレスラー全体で見てもライガーは7位で本当にトップ中のトップだ。
(参考に、1位:三沢さん9.85、2位:豊田真奈美さん9.73、3位:オカダさん9.68、4位:小橋さん9.67、5位:ショーン・マイケルズ9.62、6位:棚橋9.62でした)

Cagematch

タイトル歴

新日本

  • IWGPジュニアヘビー(11回)
  • IWGPジュニアタッグ(6回)
  • トップオブザスーパージュニア(1992優勝)
  • ベストオブ座スーパージュニア(1994、2001優勝)

プロレスリング・ノア

  • GHCジュニアヘビー(第7代)
  • GHCジュニアタッグ(第18代)
  • 日テレG+杯ジュニアタッグリーグ(2013優勝)

DRAGON GATE

  • オープンザ・ドリームゲート(第7代)

大阪プロレス

  • 大阪プロレスタッグ(第7代)

みちのくプロレス

  • 英連邦ジュニアヘビー級(2回)

WCW

  • WCW世界ライトヘビー(第2代)

CMLL

  • CMLL世界ミドル(第16代)
  • CMLL世界タッグ(第34代)
  • カンペニオン・ウニベルサル(2010優勝)

NWA

  • NWA世界ジュニアヘビー(2回)

WAR

  • インターナショナルジュニアタッグ(第13代)

JAPW

  • JAPWライトヘビー(第25代)

オールスターレスリング

  • 世界ヘビー・ミドル(第4代)

スーパーJカップ (1995,2000優勝)

ジュニア8冠王座

IWGPジュニア(第29代)+インターナショナルヘビー(第8代)+英連邦ジュニア(だ御10代)+NWAジュニア(第56代)+NWAウェルター(第39代)+WWFライトヘビー(第30代)+UWAジュニアライトヘビー(第31代)+WWAジュニアライトヘビー(第8代)

11団体 全20タイトル 39回

Wikipedia調べで獲得タイトルについてまとめるとこんな感じでいやはやすさまじい。
タイトルの数もですけど、そのタイトルもメジャー・インディーを問わず、はたまた国を問わずに獲りに獲りまくっているあたりがレジェンドたるゆえんでしょうかね。
ライガーの功績を語るうえで欠かせないのがスーパーJカップなど、団体の区切りを壊すような催し・取り組み・イベントを手掛けたところだとは思うんですが、そのキャリア通しての取り組みがこのタイトルにも表れていますし、引退表明後の各団体各選手からの対戦要望の声なんかにも表れてますかね。

 

所感雑感

というわけでライガーに関して、簡単にですがまとめでした。
本当は最近のだけでも勝率だとかなんだとかまとめようと思ったんですけど、それは10か月後の引退前にでも。
しかしながらあの発表の反響たるや、もうこのあと10か月かけて「ライガーの引退試合の相手決定戦」をやってけばいいのにってくらい対戦要望ありますよ。
まぁ今のところは本当に何も決まってない(予定や見込みはあるでしょうけど)とは思うんで考えるだけ無駄ではありますけど、天龍さんの引退試合を見た自分としては、最後の最後はノスタルジックになる昔馴染みとの試合よりも現在進行形への挑戦を見せてほしいなぁと漠然と思ったりもします、それが誰になるかはわからんですが。

きょうはこれまで、それでは