さて新日本プロレスファンとしてはシリーズの間隙のど真ん中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、まぁ普通に多団体は巡業真っ最中な気もしますが。
とはいえ新日本もちゃくちゃくと今後のシリーズについての情報が出たりしてますね。
ROHとの合同興行は、自分の見た範囲だと「過去最高に”ROH”」とかそういう声を見ました、初回はそれこそ試行錯誤だったんでしょうけどその後は普通にBULLET CLUB興行そしてゴールデン☆ラヴァーズ興行と化してた面もありますしね。
そういう意味で一周回ってROHそのままの面白さが味わえるかも、という感じですが今回のシリーズが成功すればFANTASTICA MANIAのように全国シリーズ化も・・・なんていう絵が描けますけど果たしてどうなるか(2日目はもう完売なんて言う話も聞きましたが)。
まぁそれに関してはシリーズ終了後にでも解析するとして、今回はこれまで札幌と大阪ビッグマッチについて振り返ってきたNEW BEGINNINGについて、シリーズ全体について包括的に振り返っていこうと思います。
これまでの同シリーズに関する解析はこちら
動員とツイート数値で比較するNEW BEGINNING in SAPPORO 2DAYS
動員とツイート数値で比較するNEW BEGINNING in OSAKA
大会数推移
まず初めにNEW BEGINNINGシリーズが始まったのは2011年のこと。
最初は後楽園と仙台サンプラザホールのみのショートシリーズ、翌年2012年は大阪ビッグマッチのみの大会名でしたが、翌々年2013年からは本格的に新年の始まりを告げるシリーズとして定着しました。(1.4とFANTASTICA MANIAを除いた通常シリーズの始まりという意味で)
上のグラフは積み上げ棒グラフの形式で、いわゆるシリーズ最終戦になるようなビッグマッチ(いわゆるPPV)大会の数を黄色で、その他の大会の数を緑色で示した図になっています。
2019年はビッグマッチが3大会、地方大会が11大会、合わせて14大会が開催されました。
実際ビッグマッチが1つの身だったのは2011~2013年の3年間のみで、その後は大阪+その他の都市(広島や新潟など)の2連続ビッグマッチが行われ、その間で巡業が行われてきました。
昔話になりますが2014年に初めてダブルビッグマッチをやる、と聞いたときは大丈夫かいな?と思った記憶があります、それが今や3つ(同会場2連戦含む)ですもんねぇ。
上のグラフを見ると2015~2018にかけては地方大会は7,8大会程度となっていますが、1.4(+1.5)後の少しのオフの後に1,2週間FANTASTICA MANIAがあって3月初めにはもう旗揚げ記念日、という前後が挟まれた時期だけに国内のみではこのぐらいの巡業日程が限界という気はします。
そういう意味で今年2019年はそれと並行してアメリカで巡業を行うことで大会数を増やす方向性になったようで、2018年と比較した際の3大会分の増加はアメリカでの3大会をそのまま反映しています。
ちなみにアメリカ大会の最終日と札幌大会初日が日付が被っているせいでスクレイピングによる集計プログラムがバグを起こしたりして、この集計に時間がかかったりしました。
まぁそのアイデア自体はよかったとは思うんですが、外国人選手の離脱にビザ問題が重なるというウルトラーCが起きた結果あんまりいい記憶にはなっていないのが残念ではあります、現地ファン曰く良い大会だったそうですが。
動員推移
続いて同じく積み上げ棒グラフの形式で、ビッグマッチ(赤)と地方大会(青、アメリカ大会を含む)の動員数を示したものがこちら。
耳にタコができるほど言ってきていますが、新日本プロレスの観客動員については2015年の中ごろから(ほぼ)実数発表に切り替わったらしく、2015-2016年の間で大きな現象が現れています。
それを抜きにした場合基本的には総動員数は年々増加しており、2019年はビッグマッチで16,527人、地方大会で14,318人、合計で30,845人の観客動員を記録しました。
前年と比較するとビッグマッチ(どちらも3大会、同会場で開催)では1044人の増加、地方大会では3178人の増加、合わせて4,222人増加しました。
地方大会の内アメリカ3大会の総動員は2118人だったので、日本国内での動員でも同じ大会数でも1060人増加している計算にはなりますね。
とはいえ今回のアメリカ3大会での動員はそれぞれ531人、969人、618人と日本国内で見ても少なめ、いろんなトラブルもあってかかなりの苦戦という感じはします。
来年の課題としては、今回起きたような問題を回避しつつ、どうやってアメリカでの所謂ハウスショーでの動員を増やしていくかになるかもしれません。
いずれにしてもNEW BEGINNINGシリーズの動員は年々増加を遂げ今年ついに3万人台に突入した形になりました。
平均動員数推移
続いては各大会の平均動員数についてになります、こちらについては並列の棒グラフでビッグマッチの平均(赤)とそれ以外の地方大会での平均(青)を表示しました。
大会数や動員数と比較するとあまり大きな変化がみられないですが、ビッグマッチの動員としては前年から348人/大会の増加を記録し、対して地方大会では91人/大会の減少を記録しました。
見ての通りアメリカ大会での動員が平均動員を大きく下回っているあたりその影響によって平均動員の減少につながったと思われます。
ちなみに日本の大会のみで計算をすると平均動員は1525人と133人/大会の増加になることになります。
これを見ても、アメリカ大会については改善、というかリベンジが必須という感じはします。
ツイート数値
続いてツイートの数値についての比較ですが、そもそも2018年と2019年では試合中継の数が5大会から7大会へと増加しているためツイートの総数についての単純な比較があまり意味がない気もしましたので、とりあえずビッグマッチのみの数値比較をしておきます。
2018 | 2019 | 増加 | 増加率[%] | |
ツイート | 19610 | 22938 | 3328 | 16.97 |
リツイート | 39103 | 22964 | -16139 | -41.27 |
ユーザー | 3361 | 3444 | 83 | 2.47 |
ビッグマッチのみ比較その結果がこの表となり、ツイート数では3328ツイートの増加、リツイート数では‐16139RTの減少、そしてユーザー数では83ユーザーの増加となりました。
これについては単純に3つのビッグマッチの数値の足し算なので余り新しいことは言えませんが、こうして何度もまとめてみると去年のゴールデン☆ラヴァーズの復縁再結成がどれだけバズったかという感じになってきますね、そりゃ紙テープも出る。
一応参考値として#njnbgに関する各年のツイートの総合計値も以下に掲載しておきます。
2018 | 2019 | 増加 | 増加率[%] | |
ツイート | 22699 | 29606 | 6907 | 30.43 |
(日本語) | 11704 | 22313 | 10609 | 90.64 |
(英語) | 9359 | 6692 | -2667 | -28.50 |
リツイート | 44517 | 36487 | -8030 | -18.04 |
ユーザー | 3507 | 3799 | 292 | 8.33 |
中継数 | 5 | 7 | 2 | 40.00 |
所感雑感
というわけでNEW BEGINNINGシリーズについてまとめでした。
私事ですけど地味にグラフの記載の仕方を変えて、グラフ中に数値を入れるようにしたんですけどわかりやすくなったんですかね。
これはネットプロレス大賞の時、自分の先んじて集計してTwitter上で結果を発表している人がこういう感じで数値もグラフ内に記載する方法をやっていて「ええやん・・・パクったろ!」と思ってやり始めた次第です。
如何せん数値の計算までは気が回っても図の見やすさまでは気が回らない性質なので今後もそういう他の集計結果とかも見つつ勉強していきたいですね。
きょうはこれまで、それでは