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動員とツイート数値で比較するNEW BEGINNING in OSAKA

まさに”新たな始まり”となった2.11大阪大会からはや3日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
まぁこういう大きな変化の際に色々と界隈が騒がしくなるものですが、何やら”暗黒時代”という物騒なワードが飛び交っているようです。
果たしてこの”暗黒時代”が何時から何時までなのかについては識者の中でも意見が分かれるところでしょうけど、自分としても興味があるもののなかなか調べるのも難しい時期だったりします。
というのも”暗黒”の名の通り、2000年代初頭はネット文化の黎明期、公式サイトでも2007年半ばからの公式結果しかなく、プロレスブログの大御所たるカクトウログさんの旗揚げも2004年から(調べると多重ロマンチックさんやブラック・アイさんも同時期)、つまり暗黒時代の幕開けとなった2000年代初頭については当時の資料がネット上にも少なく、うかつに調べることすらできないまさに”暗黒”の時代なわけです。
そんな”新日本プロレス暗黒時代”について、つい先日からプロレスパワポ職人スコット北村ー氏がこの暗黒時代についてのパワポを作成し、抽選配布してるんです。
これは貴重な資料としてぜひとも欲しい!と応募したんですが、見事に外れました、悲しいなぁ・・・

というのはさておき、前回NEW BEGINNING in SAPPOROの二連戦についてまとめたのと同様に今回もNEW BEGINNING in OSAKAについてまとめていきたいと思います。
ちなみにまた後日NEW BEGINNINGシリーズそのものについてまとめる予定です、小分けになってしまってすまない・・・

参考:札幌二連戦についてまとめ

www.pwanalysis.com

 

大会動員推移

動員 メイン
2012 (6200) IWGP 棚橋vsオカダ
2014 (6400) IWGP オカダvs後藤
2015 (7500) IWGP 棚橋vsAJ
2016 5180 IWGP オカダvs後藤
2017 5466 IC 内藤vsエルガン
2018 5481 IWGP オカダvsSANADA
2019 5570 IWGP 棚橋vsジェイ

NEW BEGINNINGシリーズは、てっきり2012年が最初だと思っていたんですが実は2011年から始まった大会名なんですよね。
とはいえ第1回は仙台サンプラザホールで行われており、棚橋が小島を相手に勝利を飾っています(リングサイドの少女に棚橋がキスされたやつですね)。
その後は2013年に一度広島で開催された以外は、札幌や新潟など他の地での大会も行われたりもしましたが大阪ビッグマッチは開催されていますね。

各大会の動員についてまとめたのが上の表になります。
2012~2015年について()付きにしてあるのは、新日本の観客動員の実数発表が始まったのが2015年の中ごろからなので参考値という意味での()付きです。
というわけで2016年以降の数値のみを見ると5000人台から始まり毎年観客動員を更新している形ですね。
いわゆる満員マークも2016年が超満員でそれ以降は札止めが続いています
そのため基本的に動員の増加は普段使わない位置の客席を開放し、席を詰めるなどして増やしているようですね、Twitterで「大阪は席の間隔が狭くてとてもじゃないが試合中に立ち上がったり移動できない」という声があったり、大会中継でも入場ゲートの真裏のいわゆる見切れ席の存在も確認できます。

そういうことを考えるとやっぱりより大きな会場への進出や2DAYSを考えたくなってくるんですけどね。
現在新日本が使っている会場でいうと最大収容人数が16000人の大阪城ホールがありますけど、調べてみると一応ラクタブホールというのがあるみたいですね、収容人数も最大で10000人ぐらいでひな壇も常設でよさそうなんですけどいかが?(ちょっと中心地からは離れてるようだけど)

ツイート数値推移

  2018 2019
ツイート 6998 11105
(日本語) 3798 8528
(英語) 2686 2385
RT 9029 10803
ユーザー 1229 2392

続いてツイート数値ですがツイート数は4107ツイート、約59%もの大幅増加になりました。
このツイート数の増加に関してはその大会の盛り上がりという意味もあるとは思いますが、今回については「語りがいがある」もしくは「語りたくなる」大会だったということの証左かなと思います。
というのも去年は当時IWGPヘビーの連続防衛V9を達成していたオカダ対SANADAの試合でオカダが無事防衛、というある意味で「語りがいがない」大会だったとは思います(良い試合なんですけど)
それに対して2019年の大阪大会は去就が噂されていた飯伏の残留宣言に、棚橋を破って歴代最年少外国人王者となったジェイなど、話題性もですが今後の展開について「語りたくなる」要素はかなり大きかったと思います(まぁそのテーマが冒頭の”暗黒時代”云々も多いんですが)。
いずれにしろそういった意味でTwitterのTLを賑わわせるような大会だったということですね、良い試合も多くて盛り上がりましたし。

更にそのツイートの内英語と日本語の内訳をみてみると、英語は微減でほとんど変わらなかったのに対して日本語はほぼ倍増という結果に。
これに関しては札幌での結果と似た感じはしますが、札幌では英語ツイートが減少し、日本語ツイートが増加、という互い違いだったのに対して、大阪では単純に日本語ツイートが増えたような形。
そういう意味では去年と同じぐらいには英語ユーザーも楽しみ、日本語ユーザーは去年以上に盛り上がったという感じでしょうか。

続いてリツイートですが、先述した話題性の割に昨年と比較して大幅増という感じでもない不思議、とはいえ1000RT近くの増加になっています。
去年て何があったっけか・・・と思って振り返ってみるとレイ・ミステリオの参戦表明なんかがあったんですね、それはRTも伸びる。
そういう意味で今年はそういった海外ゲストの登場はなく、身内?のメンバーで固められた大会っていう感じはしますね。

そして最後にユーザー数ですが1163人、なんと約95%もの増加になりました。
これに関してはツイート数についての考察と同じく、語りたい人が多発したという感じですかね。

 

所感雑感

というわけでNEW BEGINNING in OSAKAについてまとめでした。
今回の大会について私個人としては「今後につながる良い大会だった」ととらえているので、上述のようにツイート・ユーザーの増加をポジティブに、「良い意味で話題になった」ととらえているんですが、
これに関して札幌大会の解析の時と同じように「炎上案件なのでは?」ととらえることもできないとはいえません。
実際ここで見ているのはそういった各ツイートの属性を無視した単純な数なので、その実態についてはさらに異なる解析が必要になるとは思います、現状その解析法について思いつかないのでやらないですけど。
とはいえ、動員に関してもツイート各数値に関しても増加、というのは興行的には成功だったといってもいいんじゃないですかね。

一つ気にかかる点を挙げるとすれば、英語のツイートの微減。
そこに関してはやはり海外人気でけん引していたtheELITEの面々がAEW旗揚げをした結果、そのファンがそちらへ目を向けて熱量が下がっているのが原因ではないかと考えてはいます。
そういう意味では、そういった熱量を取り戻す、海外のファンにとっての新たなカリスマの誕生が新日本にとっては急務なのかなぁとは思います。
果たしてそれがジェイになるのか、それとも別の誰かになるのかは神のみぞ知るですけども。

きょうはこれまで、それでは


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