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1.4 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 13 ツイート解析

さてついにやってきた年間最大のビッグマッチ、1.4東京ドーム。
この大会は2018年のゴールであると同時に2019年のスタートラインでもありますが、さっそくツイート解析もスタートしていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njwk13に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は17:00に開始され(ダークマッチは16:00から)、試合自体は21:00ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njwk13におけるツイート総数は62,295ツイート、RT総数は42,005RT、呟いたユーザー11,082人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは13,617ツイート、23,326RT、3,520人でした。)
 
ちなみに去年の1.4の#njwk12におけるツイート数は79,889ツイート/65,743RT/12,066ユーザーだったのでTwitterでの数値としては一回り小さい感じですね。
動員としては去年が34,995人で今年は38,162人と4000人の増となりました。
会場でぶらぶら見て回った感じ、外野席まではいかなかったものの解放されている内野スタンド席はもう暑く感じるぐらいのみっちり度でしたね。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

最初からクライマックス

時刻:17:24
ツイート数:551tweet

さて最初は”第1試合”ではなく”オープニングマッチ”と呼ぶにふさわしいカードがNEVER無差別級で実現。
対戦するオスプレイと飯伏はおそらくお互いとしても、そして見る側としてもシンパシーを感じる二人って感じがするんですが、試合ではお互いにそれを確かめ合うような攻防も多かったですね。
一方が得意技を出せば、自分も出し返し、得意技を切り返されれば同じく切り返す、攻防というよりは技の一発一発、その場その場の発想で競い合っている感じ。
こういう試合が例えばメインで行われればやっぱり大味っていう印象でマイナスになるんでしょうけど、今すぐにでも観客が盛り上がりたいオープニングマッチにおいてはまさに適材適所のソレって感じですね。
しかしそれは転じて、攻防という瞬間軸のみでの競い合いだからこそ限界を振り切りやすくもあって、白熱した攻防の末、飯伏は終盤からぐったりとして動けなくなり、オスプレイの勝利後、担架で運ばれる事態に・・・
それこそスタートダッシュを飾りたいタイミングだったんですが飯伏にとっても、そしてもちろんオスプレイにとっても嫌なケチがついてしまった感じがしますねぇ。
とはいえ勝負はお互い様、ぶっちゃけその前のオスプレイの横っ面へのボマイェも大概酷いありさまだったので、それをやり返されただけのこと、でしょうね(というか一歩違えば担架はオスプレイだった可能性も大いにあるわけで)。
ちなみに下記ツイートのように神経云々骨云々でなく脳震盪だった模様、大事でなくてよかった。

GOOD BYE #OkadaPants

時刻:19:06
ツイート数:587tweet

で、その次のピークは粛々と試合が行われていった後のセミ前、第7試合、唯一のノンタイトル戦であるオカダ対ジェイ。
今回自分は会場で観戦していたんですけど、この試合の試合開始までのテンションはある種以上でしたね。
ジェイが真っ白な新コスチュームだったのも驚きだったんですけど入場してくるだけで大ブーイングというヒールっぷり。
そして何よりオカダさんの入場してきたとき、最近使ってた転調ありのバージョンでなく通常バージョンの入場曲で、装飾過多なガウンを着て、そして謎の前掛けをしてるな、と思ったらその下に2017年以来のショートガウンをしていた時の歓声と言ったら!我々は大体2017年末から丸一年待っていたのだ!
いやしかし、全世界待望のショートタイツとは一体・・・そういえば去年のパンタロン初披露の時は#OkadaPantsなんてハッシュタグがあったような。
さようなら#OkadaPants、多分もう二度と戻ってこなくていいっす。

刃は2度刺す

時刻:19:22
ツイート数:660tweet

というわけで、1年ぶりの解禁となったまさに絶対王者時代の格好のオカダですけど、その入場時の盛り上がりをそのままにいまだかつて見たことがないぐらいの推せ推せムードで試合が進んで感動を通り越して困惑するぐらいでしたよ。
まぁこれまではパンタロンのお兄ちゃんなキャラクターだったり、絶対王者なキャラクターだったりで推される状況になかったわけですが、いまやそういう枷もなくなったおかげで推しやすくなったってのはあるんですかね。
しかしそれは裏を返せば、相手であるジェイがドドドド・ヒールと化していたっていうのもあるでしょうね。
もう入場するだけでブーイング、オカダを投げ飛ばして場内を見回すだけでブーイングを引き出す。
そういう、嫌われ者でも悪党でもなく、「ヒール」と化したジェイだったからこそ対するオカダも「ベビーフェイス」になれた、と思います。
だからこそ散々追い込んであと一歩でオカダが勝利するまさにその瞬間に、レインメーカーに対して一歩踏み込んで打点をずらし、そのままブレードランナーで切って取ったあの瞬間の呆気にとられた様たるや。
どれくらいかというと、Twitterにgif動画を投稿しているどのアカウントもその瞬間を切り取れずにいたぐらいの呆気にとられ具合。
まさに見事の一言、レインメーカー・ショックとはまた違いますけど、去年G1でのオカダからの勝利に次ぐ、2度目のスイッチブレイドショックが起きたかと。
奇跡は2度は起きず、2度起きればそれは現実であると。

コードブレーカー・フロム・ジェリコ

時刻:19:56
ツイート数:609tweet

そして続いてはIC選手権、ジェリコ対内藤。
まぁこの両者についてはこの一戦が決定するまでの間の罵り合い、挑発しあいも話題になっていたような気はしますが、試合としてはジェリコの土俵、というよりは圧倒的経験値のあるNoDQマッチでの一戦なところがミソかもしれないですね。
というのもやっぱりジェリコは使い方がうまい、というのもいずれの狂気攻撃も有効に「今のは内藤に酷いダメージが入ったぞ」という印象を与えていたんですよね。
そういう意味でいうと内藤さんの場合は「内藤があんなことをやるのか?」というのが先に立って、まぁ内藤自身ハードコアをおちょくる部分もあったのか効率的とは言えない利用法が多かったかなぁと。
そういう意味で不利な舞台だったわけですけど、最終的にはその凶器攻撃を耐えての機をみての一撃、しかもこれまで散々ぶん投げてきたICベルトでのベルトショットからのデスティーノでの勝利。
いやこれは上位フィニッシャーへの昇格ワンチャンあるで。

ACEの帰還

時刻:20:49
ツイート数:851tweet

そしてメインはケニー対棚橋。
そのケニーの入場の際には前日にネットで公開したというKENNY's Questなる動画が流されてたんですけどその中に「ケニーは飯伏に助けを求めた、だが誰も来なかった」なんて文面があったんですけどまさかそれが現実になるとは。
それはさておき、試合内容については今更ああだこうだ言いませんが、この試合については、棚橋がけしかけ、推進したイデオロギー闘争というものが主軸だったと思います。
果たしてそういう棚橋の設定した軸において果たして棚橋は勝ったのか、というと微妙なところでしょう。
結局あれほど避難していた「品のない」「大嫌いな」プロレス、テーブルを使用し、脳天から落とすリバースフランケンを使う、そういうものに足を突っ込んだのだから。
これに関しては、序盤にテーブルに目をやりながらあえてリングに戻すなんていうシーンをわざわざ作っていただけに、使わないこともできたのをあえて使った説いても過言ではなく。
結局棚橋は、あれほどけしかけた闘争において、否定し続けた戦法をとらざるを得なかったわけで。
そういう意味で、そのイデオロギー闘争という面において、勝った、いや闘争を制したのはケニーだったのではないかという気もしなくはなかったり。
いずれにしたって、IWGPヘビー級という名のリングの中心に戻ってきたのは棚橋弘至、そしてそこにいたケニーはそこから弾かれたわけで。
「一つ分の陽だまりに、二つは入れない」のは自明の理なわけで、はたして一つの帰還によってもう一つは果たしてどうなるか。

 

 

所感雑感

というわけで1.4東京ドームでした。
まぁ色々な話題、事件こそあれ、試合時間としてはコンパクトに4時間弱にまとまり、それでいて充実感のあるいい興業だったと思います。
自分としては6月の大海賊祭り以来の半年ぶりの会場観戦だったんですけどいやぁ久々にいってよかった(去年は荒れ散らかしてましたしね)
何よりも、会場観戦後、記事を書きつつワールドで見直してたんですけど、オカダさん入場時の歓声たるや、ワールドでの体感の5万倍ぐらいありましたからね(当社比)
やっぱりそういう歓声の音圧とかっていう意味だとやっぱり生観戦に勝るものなし、というのを実感しました。
今年はもう少し会場に見に行きたいなぁ・・・

きょうはこれまで、それでは

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