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三冠ヘビー級王者年齢・年代推移

さて前回はIWGPヘビー級についてまとめでしたが今回は同様にして三冠ヘビー級についてまとめです、さっそく行きましょう。
集計手法などについては前回の記事を参照してください。

www.pwanalysis.com

 

各数値まとめ

代数 62 宮原健斗
王者数 29  
平均年齢 37.03  
最年少 26 宮原健斗
最高齢 52 天龍源一郎
平均保持 176.69  
最短保持 3 テリー・ゴディ
最長保持 705 三沢光晴
最古世代 1949/8/29 スタン・ハンセン
最新世代 1989/2/27 宮原健斗
平均戴冠 2.14  
最多戴冠 6 諏訪魔
平均総保持 371.7  
最長総保持 1799 三沢光晴
最長平均保持 359.8 三沢光晴

三冠ヘビー級に関する基本数値はこちら。
三冠ヘビー級の現在の王者は第62代王者・宮原健斗、歴代王者としては29人目になります。
前回のIWGPヘビー級は1987年設立(タイトルとしては)に対して三冠ヘビーはそれまでのPWF・インターナショナル・UNヘビー級の3つがジャンボ鶴田によって統一されたのが1989年と2年後、その分4代ほど代数が少ないようですね、でも歴代王者数は一緒という。

王者年齢推移

三冠王者の平均年齢は37.03歳、IWGPヘビーよりも+3歳と年齢層が高めですね。
この平均年齢に近いのは初代王者になった鶴田さんが38歳、少し前に新王者になったゼウスが36歳でしたね。
最年少記録が現王者でもある宮原の初戴冠時の26歳、それまでの最年少記録がテリー・ゴディと小橋さんの29歳だったのでそこから3歳近くの短縮で20年ぶりの更新という。

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年齢推移が上の図、IWGPヘビーの時と同じく特にこれといった傾向はみられないですが2002年の天龍さん及び2016年の宮原がちょっと飛びぬけて見えるぐらいですかね。

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続いてヒストグラムを取ってみたもの。
平均である35-40歳が一番多く、それ以上の年齢になると急激に減少する一方で25-30歳及び30-35歳が同じぐらい多い、ちょっと偏った分布になっていますね。
比較的年齢層が高いのが、IWGPヘビー級と比較したときの特徴と言える感じはありますね。

保持日数

平均保持日数は176.7日でこれに関してはIWGPとほぼ同程度の半年ぐらい。
IWGPの最短保持16日もすごいなぁとおもっていたらこっちはそれを上回る3日!(テリー・ゴディ初戴冠時、スタン・ハンセンに奪われる)文字通りの三日天下とは・・・
大して最長保持は三沢さん初戴冠時の705日、大量離脱によって揺れた全日本を2年近くにわたって王者として支えたってことなんですねぇ。

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各王者の防衛期間において60日ごとのヒストグラムがこちら。
何もかもIWGPとの比較になってしまうのもあれですけど保持期間の分布も240日まで幅広く多く分布しており、それ以上になるとガクッと減る分布になってますね。
そして各王者の総保持期間を見たときの最長は最長保持期間を持ってる三沢さんの1799日、ちなみに三沢さんは5回の戴冠を誇っていますがその平均保持期間としても359日、ほぼ一年間で最長を誇ります。

王者世代推移

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で、前回と同じく各王者の世代(誕生日)の推移、今回は主な世代・王者について表示してあります。
前回述べたように徐々に変化している分けでなく世代間でのベルトのやり取りがありつつ段階的に世代が変わっていくのは全日本でも同様のようです。
こころなしか新日本の結果よりもより世代の差がわかりやすいような気がしないでもない。

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で、今回はこれまで体制の変化が何度かあった全日本ということで大まかに各体制・時代によって色分けしてみました。
こうしてみると最初期の鶴龍時代はジャンボ鶴田に天龍、ハンセンを加えた同年代のメンバーで争っていた(上図赤)わけですが、
その後SWSへの引き抜きなどによる大量離脱によってメンバーが様変わりしたことで四天王時代へ移行(上図黄色)、その結果三沢川田田上小橋を中心にしつつもハンセンが時々維持を見せるという具合にタイトルを争う世代が変化。
さらに変化が起きたのは2000年代、三沢さんらが離脱しノアを設立、それに伴って新日本から武藤さんらが合流したことで俗にいう武藤全日本体制に(上図緑)
それに伴って四天王の中でも若い小橋さんよりも若い世代にタイトルの行き来が移ってますね。
新日本のデータを見たときも思いましたけどこの2000年代初頭の変化って新日本にも全日本にもかなり影響を及ぼしてますよねぇ。
で、その後数年の白石体制の後に現在の秋山全日本体制に移行するわけですけど、この2体制を経てさらに若い世代へタイトル戦線が移ったような感じはありますね。

タイトル移動数

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参考としてタイトル移動数をまとめてみたもののわかりやすく増えている部分っていうのはないですが、四天王時代末期の1990年代後半そして2010年代後半は比較的増えている感じですね。

 

所感雑感

というわけで前回のIWGPに関するまとめに引き続いて三冠ヘビー級についてもまとめでした。
こうして異なる団体のそれぞれのトップタイトルを調べてみると示し合わせたわけでもないのに時期を同じくしてタイトルを争う年齢層が同じように変化してたりしてそれは面白かったりします。
まぁ2000年代初頭は新日・全日を巻き込んだ大騒ぎだったわけですけど、それ以外にも結構時期的に似たような推移をしてたりもするんですよね。
まぁそれぞれ完全に隔離された社会でもなく、互いに影響し合っているわけですから似たような推移を示すのも道理ですかね(見る側も比較しながら見るわけですし)
次回はGHCの予定です。

きょうはこれまで、それでは

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おまけ:各王者戴冠日、戴冠年齢まとめ

  日時 名前 年齢 保持期間
1 1989/4/18 ジャンボ鶴田 38 48
2 1989/6/5 天龍源一郎 39 128
3 1989/10/11 ジャンボ鶴田 38 237
4 1990/6/5 テリー・ゴディ 29 3
5 1990/6/8 スタン・ハンセン 40 39
6 1990/7/17 テリー・ゴディ 29 10
7 1990/7/27 スタン・ハンセン 40 176
8 1991/1/19 ジャンボ鶴田 39 374
9 1992/1/28 スタン・ハンセン 42 207
10 1992/8/22 三沢光晴 30 705
11 1994/7/28 スティーブ・ウィリアムズ 34 86
12 1994/10/22 川田利明 30 133
13 1995/3/4 スタン・ハンセン 45 83
14 1995/5/26 三沢光晴 32 364
15 1996/5/24 田上明 35 61
16 1996/7/24 小橋健太 29 180
17 1997/1/20 三沢光晴 34 466
18 1998/5/1 川田利明 34 42
19 1998/6/12 小橋健太 31 141
20 1998/10/31 三沢光晴 36 83
21 1999/1/22 川田利明 35 43
22 1999/3/6 ベイダー 43 57
23 1999/5/2 三沢光晴 36 181
24 1999/10/30 ベイダー 44 120
25 2000/2/27 小橋健太 32 244
26 2000/10/28 天龍源一郎 50 223
27 2001/6/8 武藤啓司 38 261
28 2002/2/24 川田利明 38 48
29 2002/4/13 天龍源一郎 52 197
30 2002/10/27 グレート・ムタ 39 119
31 2003/2/23 橋本真也 37 195
32 2003/9/6 川田利明 39 529
33 2005/2/16 小島聡 34 502
34 2006/7/3 太陽ケア 30 62
35 2006/9/3 鈴木みのる 38 357
36 2007/8/26 佐々木健介 41 247
37 2008/4/29 諏訪魔 31 152
38 2008/9/28 グレート・ムタ 45 167
39 2009/3/14 髙山善廣 42 196
40 2009/9/26 小島聡 39 176
41 2010/3/21 浜亮太 30 42
42 2010/5/2 鈴木みのる 41 119
43 2010/8/29 諏訪魔 33 420
44 2011/10/23 秋山準 42 308
45 2012/8/26 船木誠勝 43 203
46 2013/3/17 諏訪魔 36 224
47 2013/10/27 44 231
48 2014/6/15 大森隆男 44 14
49 2014/6/29 諏訪魔 37 28
50 2014/7/27 ジョー・ドーリング 32 160
51 2015/1/3 潮崎豪 32 138
52 2015/5/21 46 164
53 2015/11/1 秋山準 46 62
54 2016/1/2 諏訪魔 39 41
55 2016/2/12 宮原健斗 26 464
56 2017/5/21 石川修司 41 98
57 2017/8/27 宮原健斗 28 43
58 2017/10/9 諏訪魔 40 12
59 2017/10/21 ジョー・ドーリング 35 155
60 2018/3/25 宮原健斗 29 126
61 2018/7/29 ゼウス 36 84
62 2018/10/21 宮原健斗 29