さてつい先日、大阪において行われる石井対みのるの過去対戦をまとめたわけですが、この二人で行われるのが”ブリティッシュヘビー級”っていうのもなんか面白いなぁと思ったりもしました。
で、ちなみにそのブリティッシュヘビー級なんですが、管理団体であるレボリューションプロ、略称RPWが2012年設立の団体とあってベルトの歴史も2012年からの6年間と短いんですが、その歴代王者が結構、新日本のファンにとっても錚々たるメンツ。
初代王者はSha Samuelsなる選手でちょっと自分は存じないんですけど、現王者の石井、前王者のみのるをはじめ、ザック・セイバーJr、柴田勝頼、AJスタイルズ、マーティ・スカル、コルト・カバナの8人、今の石井が10代王者に位置します。
そんな短いながらも大分濃い歴史を持つブリティッシュヘビー級ですがこれまでに二度新日本のリング上で防衛戦が行われていますので今回はそれについてまとめです。
2017.2.11 柴田対オスプレイ 新日本初？のブリティッシュヘビー戦
おそらく新日本で初めてブリティッシュヘビー級選手権が行われたのは2017年の2月、ひょんなことからイギリス遠征を経てベルトを獲得した柴田に対し、当時はまだジュニアヘビー級に属していたオスプレイがベルトをRPWに取り戻すべく挑んだ一戦。
上でも述べた通り実はオスプレイまだブリティシュヘビーを取ってないんですよね、所謂”英国三銃士”なんて言われる中でザックもマーティも取っているんですけど。
そういう意味で気する部分もあったんでしょうけど、それ以外にも柴田っていうここ最近なかなかいなかったスタイルのレスラーへの興味・意識も強く見える試合ではあります。
この試合で掟破りの形で繰り出した対角低空ドロップキックも今はオスプレイ自身の持ち技になっていたりもするあたり、オスプレイにとっても得るものがあった試合だったんではないですかね。
一方で柴田はこのベルトを取って以来、イギリスのプロレス独特のムーブを取り入れるようになったことでより幅が広がったような印象もあったりします。
結果的にはPKで柴田の勝利、試合を見直してみると柴田はさておきオスプレイは今回の欠場直前と比べると試合運びに何か違いがあるような気もしたりして。
オスプレイに関してはこの後2度目のBOSJそして初のIWGPジュニア戴冠なんかで一気に成長していったってことなんでしょうけど、その覚醒前夜、だったんですかね。
いやしかしあのスリーパースープレックスは非道い。
2017.3.6 柴田対ザック、日本でのリマッチのはずが・・・
で2回目は同じく柴田によるブリティッシュヘビー級の防衛戦、今度は柴田からベルトを奪われたその人、ザック・セイバーJrが新日本に殴り込む形。
ザックはこれまでプロレスリング・ノアでのジュニアヘビーとしての活躍こそあれ新日本は初参戦、しかも新日本ではヘビー級として活動している柴田相手の試合とあっていやがおうにもその後の展開も含めて期待が膨らむ一戦だったわけです。
ちなみにたしかこの直前だったと思いますが、WWEで行われたクルーザー級トーナメントCWCにおいて日本人としては飯伏が参戦しその優勝が期待されたわけですけど、その相手と期待されてたのがザックなんですよね、まぁ残念ながら両者ともに準決勝で敗れちゃったんですけど。
まぁいずれにしても日本のみならず全世界で注目を集める選手の一人なわけですが、もう試合序盤の関節の取り合いだけで「なんだこれ？！」の連続ですよねぇ、柴田もそういうものに耐性があるとはいえなんかそれこそ蓄積が違う感が。
しかしそれを邪魔したのは鈴木みのる、スミスJrも共に介入し、ゴッチ式パイルドライバーを決めることでザックの勝利をアシスト・・・
そうまさかのブリティッシュヘビー戦はザックの鈴木軍加入のデモンストレーションと化してしまったのでした・・・
・・・いやまぁ海外インディ大好きな知り合いがいるんですけどその人の落ち込み用というか荒れようがアリアリと思い出されるなぁ。
しかしこの1年後、NJCを制してIWGPに挑戦するまでになったりする当たりわからないもんですけども。
いずれにしてもこれが今日まで行われた最後のブリティッシュヘビー級戦でした。
所感雑感
というわけでブリティッシュヘビー級戦のまとめでした。
まぁどちらも柴田が行った防衛戦だったわけですけど、それが巡り巡って最後の防衛戦をぶち壊したみのるがちゃんとベルトを競うことになるとは・・・
とはいえ、いずれの試合も柴田という外敵に奪われたブリティッシュヘビー級を取り返すべくRPW所属選手が乗り込んできた一戦だったんですが、今度の一戦は紛れもない外敵同士の試合なんですよねぇ。
これに関してRPWの選手が噛みついたりしないかなぁ・・・
！つまり大阪ではザックが内藤に勝って「石井or鈴木！ブリティッシュヘビーは俺が取り返す！」という展開かな？！
まぁどうなるかはさておき、石井鈴木戦も楽しみですよ。
きょうはこれまで、それでは
