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過去対戦で振り返る鈴木みのる対石井智宏

さてPowerstruggleシリーズも後半戦に差し掛かっている昨今皆様いかがお過ごしですかね。
東京ドームを前に色々と盛沢山すぎて早くもチケット完売になってしまった大阪大会ですが、その一方でNEVER無差別級に挑戦するはずだったオスプレイが怪我で欠場することになってタイトルマッチが流れたりしてます、まぁ実際今後もあるから無理は禁物。
で、それを埋め合わせる意味合いもあるのかどうかはさておき、まさかのRPWのブリティッシュヘビー級のタイトルマッチが急遽決定とのこと。

おそらく新日本プロレスにおいて一番”ブリティッシュ”という言葉と縁遠い二人な気もしますが、その実RPWへの遠征は両者ともに多く、すなわちブリテンで大人気(多分)な二人同士の一戦なのであります。
というわけで今回は奇妙な縁から対戦が決定した両者の過去対戦について振り返ります。
なんか以前に振り返りやってなかったか?と思ったけどその実まとめてなかったっぽいので良いのです。

 

2013.7.20 スペシャルシングルマッチ、しかも第2試合

www.njpw.co.jp

試合映像

鈴木と石井と言えばどちらも無骨な男、そして時期こそ違えどNEVER無差別級戦線で活動していたこともあったので絶対どこかで試合やってるぞ、と思ったらその実日本で行われたシングルマッチはこの試合のみ。
時は2013年なので石井はこの年から”待望”のG1出場を果たしていたわけで、まさにシングルプレイヤーとしての階段を上がりつつあった時期に、それに先んじていたみのるが立ちふさがった一戦、ですかね。
実際それまで実績こそなかったものの、名勝負製造機としての名声は確固たるものにしてただけあって、ある種対戦相手を選ぶとも言われる鈴木みのるに対して見事な真っ向勝負、真正面からの打ち合いを演じ、これには業界一の石井ファンともいえるGK金沢しも大興奮。
新日本は結構こういう良い試合になる組み合わせ、所謂手が合う組み合わせは結構連発して組んでくる印象もあるんですが、この試合がこの後しばらく全く組まれなかったって言うのも不思議だなぁ。
まぁ鈴木みのるは鈴木軍の長、というのもあって同じCHAOSでも中邑やオカダとの対戦が多かったってのもあるんですかね。

2018.7.1 STRONG STYLE EVOLVED UK

試合映像

そして第2戦が組まれたのは5年後の同じく7月、場所は地球のほぼほぼ反対側のイギリス・マンチェスター。
この5年の間にこの二人も新日本も大きく様相が変わったわけですが、結果としては新日本のイギリスへの遠征が増え、その中で徐々に人気を獲得し、ついには現地でベルトを得るまでになったのがこの鈴木みのると石井智弘だったんですよね。
まぁこの両者に関する話でいえば、所属するユニットにRPWを代表するレスラーであるウィル・オスプレイとザック・セイバーJrがいるという縁もあって遠征も多く、RPWでのチャンスもつかめた、んですかね。
それ以外にもイギリスやWWE系プロレス文化圏にはなかなかいない空気感を持つレスラーだけに珍しがられた、希少価値があったなんてのもありそうですけど。
で、こうして2試合続けてみてみると、もちろん日本の秋田とイギリスのマンチェスターで客層も反応も全く違うわけですけど、石井ちゃんはさておきみのるは大分印象が変わったなぁって感じありますね、たぶん2017年の新日本帰還以降、さらに言うとザックが鈴木軍に加入して以降より一層関節技重視になったっぽいですけど。
とにもかくにも最後は5年前と同じゴッチ式パイルドライバーで石井を仕留め、ザックとのタッグで保持していたブリティッシュタッグに続いてブリティッシュ2冠王者になった鈴木。
マイクどうすんだろ・・・と思ったらザックが出てきてくれたので安心だった。

2018.10.14 Global Wars 2018

試合映像

で、両者の再戦は今度は僅か3か月後に、今度は以前から新日本・ROH・RPWの3団体合同で行われていたGlobalwars興行でのこと、ちょうど今回のPowerStruggleシリーズの直前ですねこれ。
この試合については流石に新日本プロレスワールドでの配信もまだ、とおもっていたらつい先日10月27日にアップされてましたね。
ご丁寧なことにこれまでの因縁を紹介するVTRが挟まってて、前述のタイトルマッチ直後石井を襲撃したRPWの人気レスラー・ウォルター、その後ウォルターとの遺恨試合に打ち勝った上で石井がみのるに再度挑んだってわけですね、そういう因縁・ストーリーがRPW上だけで発展してる当たりよっぽどイギリスRPWでの人気が安定してるってことなんですかね(まぁ新日本でちょっと蚊帳の外になってるってのもありますが)

前回の試合と比べると比較的打撃、チョップの張り合いに重きを置いてる感じはありますけどしかしタフさを競う形式で石井ちゃんと競うのはみのるにとっては下策かなぁ、という感じ。
実際きつい打撃をより出していったのはみのるですけど先にへたった感があったのはみのるですし、そして最後にベルトを持っていたのも石井。
いずれにしてもこうして石井ちゃんの腰にベルトが戻って今シリーズが開幕したわけです。

 

所感雑感

というわけでみのると石井ちゃんの過去対戦についてまとめでした。
この二人についてはもうしっくりきすぎてて今年だけでも数回対戦してるし以前にまとめたような記憶もあったんですけど実際新日本では2013年以来対戦してないしまとめたこともないという、自分の記憶を疑うことから始まりましたね。
まぁこの二人に関してはもう駆け引きも変化球もない真っ向勝負で来るんだろうなぁという予感と期待のみです。

きょうはこれまで、それでは


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