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10.26 新日本プロレス PowerStruggle 後楽園大会 ツイート解析

さて今月3度目の後楽園大会中継、さっそく解析をしてきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njpstに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:00ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njpstにおけるツイート総数は1,273ツイート、RT総数は2,227RT、呟いたユーザー236人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは1,814ツイート、3,498RT、793人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

飯伏に忍び寄る逸材ボンバーz(以下略)

時刻:19:21
ツイート数:17tweet

というわけで最初のピークは飯伏を介しての棚橋とケニーの心理戦。
ではあるんですけどどうしたってこのトリオの不安さが気になっちゃったっていうのでそれについて。
言わずもがな本間さんは生死の境をさまよう様な怪我からの復帰直後、棚橋は以前まとめたように怪我と復帰を繰り返す状態、真壁も真壁で大きなけが・欠場はないものの年齢とリング外の忙しさもあってコンディションが中々。
まぁぶっちゃけていえばバリバリ動ける人がいなかった、というかより動けない本間さんをカバーするべく棚橋なりが奮戦しようとしたのがから回ったかフランケンシュタイナーでちょっと危険な落ち方しちゃうし。
なぜこういうタッグになったかっていうと今シリーズの本隊は第3世代と外国人勢が不参加、若手は第1試合でヤングライオン対決をし、ジュニア勢はタッグリーグ公式戦というわけでばりばり動ける選手がいなかった、という。
まぁこれまで棚橋の吉橋、ハングマン、オカダに飯伏の勧誘は単純に自分の影響力を高めるため…とも思っていましたが実際問題としてこういう人材不足が切実なものになってるって部分はあるかもしれません、まあ本隊の高齢化、なんてのは数年前からずっと言われてたんですが・・・
そういう意味で棚橋の今シリーズかけての飯伏の勧誘が功を成すか否か、結構今後の本隊の行き先に大きく影響するかもしれませんね。

吸引力の変わらないブレードランナー

時刻:19:43
ツイート数:12tweet

で続いては一方のオカダとジェイ、分裂したCHAOSの抗争なんですけどこれまで好きなように暴れる感じが強かった元BCOGの面々も最近は連携、それもダーティなチームワークが完成されつつあるような感じはありますねぇ。
それに対してどうしたってチームワークだと一歩二歩三歩遅れるCHAOSなんですけどその中でいうと現在もROHを中心に活動しているベストフレンズ、そしてそこに数々のタッグチームで活動してきたロッキーが加わったトリオは完成度が際立ちますね、どうせならNEVER6人タッグに挑戦していってくれないものだろうか。
結果としては、久々に実力者の面が日の目を見たロッキーが奮戦するものの切り返しが優秀なブレードランナーの餌食に、思えばケニーからUS取った時も切り返してのブレードランナーだもんな、そういうセンスはやっぱ良いんだろうなぁジェイ。

腕と頭とついでに顔も違う

時刻:20:17
ツイート数:14tweet

続いては公式戦2つ目、IWGPジュニアタッグ王者ながら相手の入場中への襲撃など手段を選ばない戦法で勝ち星を重ねる金丸デスペ対華やかさなら随一なものの今一勝ち星に恵まれない感のあるCMLL王子様チーム。
といいつつも今回は金丸デスペは普通に入場した当たり、実況でも言っていたようにデスペにとってはボラドールはルチャの師匠とあってそのリスペクトを現したんですかね(まぁゴング前に奇襲はするんだけど)。
で、始まってみると意外や意外になんだか噛み合う感じ、思えばただただ華やかなCMLLタッグに対して鈴木軍タッグは地味ながら巧みにあくどい攻防を繰り返す、ハッキリとした勧善懲悪が強調されているのがお互いの持ち味・良さ、というよりはキャラクター性を引き出してたんですかね。
まぁ現地では現地人に溶け込むとも言われるデスペが相手側にいるからこそCMLL側もいつものペースで試合ができる、のかもしれません。
しかし、相手の力を引き出すだけ引き出しておいてのウイスキーミストからの電光石火の丸め込みの黄金パターン、ある意味で金丸デスペの掌の上だったかなぁ。

合体攻撃・リベリオン!

時刻:20:37
ツイート数:18tweet

つづいてはBULLET CLUB対LIJの対決、というよりも個人的にはどちらも闘龍門の系譜を持つ石森太二と鷹木信悟の対決が注目ですね、まぁまさに同年代同級生の間柄なのでそういうつながりもありますが。
そういうつながりもあってかお互いに向かい合った時から意識がバリバリ、それにつられてロビーも何となく気合が入っている感じが良い。
そういう気合の入りようもあるのかタッグワークとしては石森ロビーの方が一枚上っていう感じはありましたね、それはBUSHIの膝に一転集中していくという戦法が有効に出ていたのもありますし。
しかしそれをひっくり返す鷹木の爆発力たるや、パンピングボンバーもですけどBUSHI救出にスライディングラリアットを使ってきたのは、ドラゴンゲートだけでなく日本の各団体を渡り歩いてきた糧が見えた感じがしてよかったなぁ。
とはいえやっぱり石森対鷹木のマッチアップはまだまだ見たい感じがしますね、早く来年のBOSJが来ないものか(それまでに鷹木がヘビー級転向したりしなきゃいいけど)

唸れ郡山スープレックス!@後楽園

時刻:21:03
ツイート数:24tweet

そしてメインはスーパー69対六本木3Kの対決、実況でも言っていたように去年のスーパージュニアタッグトーナメントの決勝戦の再戦ですね。
正直言えば去年の対戦の時はお互いにタッグとしても完成しきっても熟してもいなかった感があったんですが、そこから一年たってお互いに変わった感も。
まぁ3Kについては1年通じてタッグを組んできたわけで、BOSJでお互いのシングルでの方向性を打ち出して、今回もそういう色の違いを序盤から出していた感はありましたかね、YOHはそれこそ監督と噛み合う感じで、SHOは厳しくしっかり行く感じ。
とはいえやっぱりまだまだ若手、試合における打たれ強さとかスタミナでいうとベテランの域に入りつつある田口、そして米インディのスターともいえるACHには数枚及ばないのが見えたなぁっていう感じがありますね。
果たしてそれが個々の力で及ばないだけなのか、と言えばまたそうでなくタッグ歴が少なくともチームワークを成立させる力、というのもキャリアが必要ですしねぇ。
そして最後は郡山スープレックス改め後楽園スープレックスをYOHに決めての勝利、調べてみたら今年のBOSJ福島において田口監督がSHOを相手に出してた技ですね。

 

所感雑感

というわけで今シリーズ3度目の後楽園でした、まぁ明日には4度目の後楽園大会があるんですが。
しかしまぁこうして今年始まったジュニアタッグリーグですけど、一ファンとしては十分シリーズの目玉として機能している感はありますね。
後楽園中継のメインとしても良い試合が続くというのもありますし、普段の地方大会にも公式戦があることでほぼ毎日ワールドに試合がアップロードされてそれをちまちま見ることもできますし。
で、感想だけってのも仕方ないので簡単に数字例を出すとここまで3度の後楽園大会、16,17、26日とあったわけですけどそれぞれの動員は1632人(満員)、1585人、1662人(満員)という感じ。
いずれも平日開催の後楽園でそれぞれ2daysで短期間に4大会も重なっている、これは以前調べた解析(下記参照)によると通常であれば観客動員が1200~1400人程度に下がる条件を満たします。
そういう前例に対して、実際にこうして動員が下がらなかったのはやはりタッグリーグのおかげではないかな、と思ったりもします、あくまで感想ですが。

www.pwanalysis.com

きょうはこれまで、それでは


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