先日Googleトレンドを使った記事を投稿したわけですが、そのあとになって割と似たような解析をNJPW FUNさんが先にやっていたことに気づくやつ。
ここでは「直近の5年間」における「全世界」での「新日本プロレス」と「njpw」の検索数の変化を紹介してますね。
この場合「新日本プロレス」はおそらく日本国内からが大半、対して「njpw」は国外からの検索が大半と考えることができ、言ってみれば日本国内/国外からの検索数、または関心度の比較推移を行うことができるわけですね。
以前自分がやったものの場合は「直近15年間」の「日本国内」における「プロレス」などの関心度の推移だったので見ているものがいろいろ違うといえば違うんですけど。
このことに関してちょっと自分の方でさらに解析してみました。
地域比較
まず始めにGoogleトレンドにもある地域別のデータを見てみるとこんな感じで、見事に日本だけ「新日本プロレス」が支配的で、そのほかの国は「njpw」が支配的なのがわかりますね。
そういう意味で上で予測した「新日本プロレス」は日本国内から、「njpw」は国外からの検索という考えは間違ってないかと思いますね。
「njpw」の地域別のインタレストを比較するとこうなるらしい、いってみれば関心度の度合いの違いですね。
こうしてみると色が濃いのは新日本が遠征をおこなっているアメリカ、カナダ、
RPWでおなじみのイギリス、
最近交流が増えてきたMCWなどのオーストラリア、ニュージーランド
などが関心度が高いみたいですね。
こうしてみるとCMLLがあって結構遠征してるのにメキシコの関心度が低いのは意外だ。
「njpw」の関心度推移について
NJPW FUNさんの元記事においてもこの新日本とnjpwの比較は行われ、2015年ごろからnjpwにおいても1.4の時期に検索数の上昇がみられるようになった=海外における1.4東京ドームへの注目度が上がっていることは指摘されてましたね。
1.4での「njpw」の検索数は2015年から増加していっていますが、2015年というとAJスタイルズが初めて1.4に参戦した年でやっぱりTNAの元トップの参戦で海外からの注目が大きかったみたいですね。
2018年はこれまで以上に増えているあたりやっぱりほぼ現役WWEスーパースターのジェリコ参戦の話題性は格別だったんだろうか。
またG1の時期の検索数に関しては2017年に至るまでこれといった増加を見せていなかったわけですが、2017年以降は「新日本プロレス」と比較するとあまりはっきりとしてはいないものの僅かな増加がみられるようになっています。
これに関してはそもそも1か月近いシリーズを追いかけることが海外のファンにはやっぱりハードルが高くて、まだ慣れていないぶぶんもあるのかなぁと。
「njpw」と「Kenny Omega」の相関について
また2017年以降の「njpw」の増加傾向についてちょっと思い当たる節があったのでなんとなく「Kenny Omega」の検索結果を重ねたものがこちら。
御覧の通り「njpw」の検索数推移と同規模でさらには同じような推移を示していることがわかります。
ケニーと言えば2016年にはG1に初優勝するわけですけど、そこで検索数が増加するわけでなく、2017年の1.4以降明らかに検索数が増加(それに伴って「njpw」も増加)してるあたり2017.1.4のインパクトで一気に、世界的な、しかも「njpw」の「Kenny Omega」としてスターになったということが見えるかも。
そういうことを考えると、なんだかんだ言いつつ新日本の海外戦略で依然として、というかこれまで以上にケニーの役割は大きいってことですかねぇ
所感雑感
というわけでみんな大好きGoogleトレンドについて、再びの思い付き解析でした。
Googleトレンドの何が良いってやっぱり2004年というインターネット黎明期からの膨大なデータが使えることだよなぁと使うたびに思います。
これだけ膨大になるとみる期間や対象を変えることでいろんなことがわかるので今後も暇を見つけては調べていきたいですね。
きょうはこれまで、それでは