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7.19 新日本プロレス G1 CLIMAX 28 4日目 ツイート解析

さて北海道に行って帰ってきたG1公式戦も4日目、聖地後楽園での公式戦も解析していきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g128に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。

今シリーズの専用ハッシュタグ#g128におけるツイート総数は5,526ツイート、RT総数は8,422RT、呟いたユーザー1,602人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは3,516ツイート、6,466RT、1,410人でした。)

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また#G128Sで行われた今大会のG1公式戦の勝敗予想は以上のようになっていました。
今回は結構わかりやすく分かれたあたり、これまでと比較すると”格”が違う者同士の対戦だったってことですかね。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

伝家の宝刀

時刻:19:53
ツイート数:87tweet
さて最初のピークはこの日の公式戦位発目、SANADA対タマ。
タマといえば実況でも言っていたようにトリッキーなムーブ、ペースが特徴ですがそれに対してもしっかりと対応して自分の試合を構築するSANADAの確かな技術が見える試合でしたね。
今の新日本のトップは「どんな相手とでも試合を作れる総合力が求められる」と思うんですがSANADAはまさにこの総合力を持ち、そしてこの試合で見せつけた形ですね。
それは逆に言えば、タマの持ち味もまた引き出されたわけでやっぱり変幻自在な試合が小気味いい。
そのタマの戦法には介入も含まれるわけですけど、その介入の排除からの流れるような回転足織エビ固め!またの名をジャパニーズレッグロールクラッチホールド!
新日本の系譜的には猪木藤波の正統派・技巧派の象徴のような技ですけど、かつては使っていた技をSANADAになってからは封印し(Skull Endの入りには使ってたけど)、それをここで解禁するとは・・・ニクいなぁ

フェアプレー日大vsイギリスランカシャー

時刻:20:09
ツイート数:79tweet
さて次は今大会「矢野”フェアプレー日大”通」と化した矢野対ZSJ。
いやもうなんで矢野が正統派なテクニック出すだけでこんなうおーっうおーっしてしまうんだろうか・・・というぐらいの後楽園の盛り上がりっぷりですよねぇ。
よく考えれば元々は何でもありのヒールだったのがいつの間にか敏腕プロデューサーになり、東京マラソンに完走し、そしていまや日大レスリングを背負う男に・・・こうして定期的に新属性を身に着けるからこそのこの支持率、なんですかね、もちろん元々の頭の回転の良さもあるんでしょうけど。
それにしたっておなじ”丸め込みが得意”という共通項でここまで面白い攻防になるとは、定期的に闘ってほしい。

やっぱり飯伏は頭がおかしい

時刻:20:23
ツイート数:73tweet
そしてセミ前には飯伏対ジュース、正真正銘の初対決の二人ですけど不思議と噛み合いますね。
飯伏にとっては自分の思うまま思いっきりやれる相手だからこそのびのびとした”飯伏らしさ”が出る。
その一方でジュースもダイナミックな受けが映え、同時にダイナミックな技に見合うダイナミックな受けを飯伏がやるために攻めも映える。
そういう相乗効果があった気がしますね。
そういう隠れた噛み合う組み合わせだったわけですけど、ハイライトはやっぱり飯伏の破天荒さが出た鉄柱上からの場外ラ・ケブラーダ、見たこと聞いたことも考えたこともない技をほぼ完ぺきな完成度でやっちゃう当たりやっぱりこの人頭おかしいわ(褒めてる)

流石の内藤石井

時刻:20:53
ツイート数:71tweet
そしてセミにはかつてはNEVER、権利証戦、そしてIWGPヘビーをかけても行われた石井内藤。
奇しくも公式HPでの内藤哲也自伝で最近石井戦についての話がありましたけど、それこそ「ブーイングが多い時期でも楽しめた」試合らしく、当時を見てた側としてもなんだかんだ言いつつ毎回良い試合だった覚えがありますね。
それはやっぱり受け身がダイナミックな内藤に厳しい攻めの石井という組み合わせがそれこそベストマッチだからかなぁ、という感じ。
最近でいうとテクニカルな内藤に、普段はそういう引き出しを開けない石井がテクニックでも対抗するスペシャル感もありますかね。
いずれにしてもこの日も石井内藤を楽しませていただきました。

ケニー・オメガが倒せない

時刻:21:20
ツイート数:72tweet

そしてメインイベントはケニーの新日本での出世試合の筆頭であろう2016年のG1の優勝決定戦での後藤戦、そのリベンジマッチにもなる試合。
さらに言えばお互いにシングルタイトルホルダーとあってこの試合の意味合いを強めますが、思えば後藤さんはそれこそ2015年だかのG1で当時IWGP王者だったオカダをIC王者として倒し、統一戦をぶち上げたりしてたんですよね。
そういう意味で期待大、ではあったものの試合全体を通してケニーの掌の上、ケニーの土俵という感じがありましたねぇ。
具体的にどういう部分がかは分からないものの、やっぱり試合前も試合中も試合後もケニーの余裕が消えなかったことにつきますかね。
言ってみれば、いろんな面で、今のケニーと今の後藤の間にそれだけの差が存在するという証明にもなりそう。
統一戦への夢は遠いなぁ

 

所感雑感

というわけでG128も4日目でした。
やっぱりセミ・メインは安定の鉄板、という盛り上がりでしたけど個人的にはその前の3試合、所謂鉄板試合ではないものの斬新で新鮮な試合が続いたのが好印象でしたね、ザック対矢野、飯伏対ジュースなんか特に好き。
一方で試合結果としては上で紹介した勝敗予想その通りの結果になりましたね、これを”期待通り”と呼ぶか”順当”と呼ぶかはさておきですが。

きょうはこれまで、それでは


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