プロレス統計

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Twitterのユーザー数フォロワー数で見るプロレスリングノアの2020年

統計解析というのは基本的には”変化”がある時ほど面白いわけですが、そういう意味では2020年のプロレスリングノアというのは社会の変化に加えて運営の体制も変わったりで近年まれにみる変化があったわけです。
で、その変化を調べるのに何かいい指標はないかと考えた結果、やっぱ「どれほど人が集まっているか」というのが重要かなと。
残念ながらCyberFight系列は一番わかりやすい指標である観客動員について発表したりしなかったりが続いているので、それ以外の指標ということで自分で集計できるTwitterに関する数値、公式アカウント@noah_ghcのフォロワー数と公式ハッシュタグ#noah_ghcのツイートユーザー数を用いることにしましたので、各数値に関して報告です。

 

#noah_ghcツイートユーザー数

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まず初めに#noah_ghcのハッシュタグに呟いた月間ユニークユーザー数(MAU)を示したのが上の図。
こちらは2018年半ばから自前のプログラムで毎日集計していったものを使っています。
細かい数値は省きますが全体としては毎月+45人増の微増傾向がりますが、特に2019年半ばから伸びがあり、2021年2月は何故だかかなりとびぬけた数値を出している感じですね。
2月に関しては2500人程度のMAUですがそれ以前数か月を見ると1000人弱がMAUという感じでしょうか。

2020年中の変化でいうと微増傾向は見えるという感じですかね。

フォロワー数推移

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続いて公式アカウント@noah_ghcのフォロワー数の推移状況を示したモノ。
こちらはGAS上のプログラムで毎日フォロワー数を計測していました。
計測開始は2019年末ですが2020年始に+2000人じゃ気宇の増加があり、2020年中は微増傾向が続き、2021年始に1万人弱増えているようです。
元々フォロワー数は基本は微増~微減という感じで、何かのイベント(プロレスの公式アカウントなら大会やフォローキャンペーンなど)で一気に増える印象ですが、2021年始はこれまでと比較してもかなり鋭い伸びがあった模様。

フォロー状態推移

上までは単純な総数の変化だったんですが、実際はファン(フォロワー)の入れ替わりが多少あるんでは?という感じがしたのでフォロワーの情報をTwitterAPIで取得し、その入れ替わりを調べてみました。
以前、2020/1/29に別件で各プロレス関係アカウントのフォロワー情報を調べていたんですが、今回あらたに2021/3/17付けのフォロワー情報を取得し、そこから入れ替わりを調べました。

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プロレスリングノアの公式アカウント@noah_ghcは2020/1/29時点で4万2821フォロワーでしたが、その内約10%の4000人が離脱、残ったフォロワーの約45%に相当する約1万7600人の新規フォロワーが流入し、現在のフォロワー数は5万6279人
結果的には全体の3分の1が2020年内に新たに加入したフォロワーであるようです。
3分の1が新しいファンとなると結構ノア界隈のファンの雰囲気も変わってるんではなかろうかと思うんですが実際どうなんですかね。
(勿論ここでいう”新規”は2020年以前に一旦フォロー解除した”元ファン”であることも考えられますが)

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参考として同時期の新日本プロレス@njpw1972のファン推移を示したものがこちらで、こちらでは約5%の2万3200人が離脱、継続したファンの14%に相当する新規ファンの流入がありました。
他の例も見てみる必要はあるとは思いますが、新日本と比較すると離脱にしても新規にしてもかなり激しい流入がnoah_ghcで起きたと見えます。

 

所感雑感

というわけで簡単にですがフォロワーとユーザーについて諸考察でした。
フォロワー情報はTwitterAPIの仕様上毎日とるのが難しかったのでなかなかやろうと思えなかったんですが、結果的にこういう解析はおもろいかもな、と思ったので今後はちょっと環境を構築したいとこですね。
とはいえ今回一番面倒くさかったのは入れ替えを図示化したSankey Diagramを作成するのが面倒くさかったんですが(何を隠そういつもつかっちるSpyderでは対応しておらずJupyter notebookでしか動かなかったのだ)
本来はマウスオーバーで中身も見れるんですけど、それの記事への張り付け方が分からず今回は画像にしましたが、今後勉強したいとこですね。

きょうはこれまで、それでは。