プロレス統計

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NEW JAPAN CUP2020について各種数値 1回戦編

新日本プロレスの興行再開シリーズとして始まった「無観客」そして「無差別級」のNEW JAPAN CUP(以下NJC)。
何もかもが新しい景色な今シリーズですが、個人的には公式戦4試合+1試合という小規模で大体2時間で終了という短時間な中継スタイルのおかげもあって帰宅後にサクッと見れるのが新鮮かつありがたかったりします。

そんなNJCも1回戦が終了、どころか すでに2回戦も半分終了していたりしますが、ここで一旦これまでのNJC2020を各種数値等で振り返りです。

 

トーナメント表(6.23まで)

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(新日本プロレス公式サイトより引用)

公式サイトより、6.23時点でのトーナメント表。
参考までに(それにしても右側のローマ字名の多さよ)

数値変化

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NJC開幕前に算出した出場選手のデータ*1を2回戦と比較してみたのが上の表。
結果的に身長およびキャリアに大きな変化はなかったんですが一方で平均体重は+1.7㎏、年齢が+0.5歳と増加。
身長に関してはあまり大差がないものの体重が増加した当たり、より横にデカい選手が残ったっていう面はあるかもしれません。

一方で今回注目したいのは4月時に発表されたメンバーから一部入れ替わりで新たに参戦した選手(便宜上新選手と呼称)の人数。
出場選手32人中実に14人が新選手だったわけですが、2回戦にコマを進めたのはわずか5名。
つまり元々エントリーしていた選手18名は11名が2回戦へコマを進めていることになります。
その突破率を比べて観ると新選手の場合36%弱に対し、元来の選手の場合は61%、倍近い突破率に。

新選手勝ち抜きパターン

さらに細かく見てみると新選手同士の対戦は4試合(本間vsヒロム、上村vs金丸、ゲイブvs石森、YOHvsBUSHI)でこの8名は新選手同士でつぶし合う結果になってわけです。
ちなみに旧選手同士の対戦は6試合で残る6試合が新選手対元からエントリーされていた選手の対戦になります。
実はこの6試合中、新選手が勝利を収めたのはSHOvs鷹木でのSHOのみ*2、他の5試合(真壁vs辻、石井vsデスペ、矢野vs邪道、オカダvs外道、SANADAvs田口)は元からエントリーしていた選手の順当?勝ち。
そういう意味でいうと、後述するように試合自体に大きなインパクトがあったSHOですけどトーナメント全体を見てもその一勝は貴重な一勝だったかもしれません。

ツイート速度トップ5シーン

続いてはNJC一回戦の中継の中でも反響が大きかった試合とその瞬間について上位5シーンを紹介。

1. SHOの勝利

(新日本プロレス公式サイトより引用)

06-22_20:05 405tw/m

トーナメント1回戦の中でもファンの記憶に新しいライバル、いや宿敵対決。
この両者は昨年のBOSJ開幕戦でも対戦しており、その時にも大きな反響があった一戦で*3、それだけにファンからの注目も高く、そしてだからこそSHOの勝利にこれだけの反響があったんでしょう。

2. 永田の勝利

(新日本プロレス公式サイトより引用)

06-17_20:28 339tw/m

続く2位も宿命の対決、とはいえこの両者が頻繁に対戦をしていたのは2010年代の前半のことで、当時の事を知らないもしくは映像と知識でしか知らないファンも多いかもしれない。
その当時と比べると両者の関係性はさておき、立ち位置が大きく変わった感もあってそれも逆に新鮮だったんですが、当時と比べると一歩引いてしまった感がある永田さんがなりふり構わぬ姿を見せぬことで逆に健在さを見せつけたような感じもします。

3. タイチの勝利

(新日本プロレス公式サイトより引用)

06-22_21:07 296tw/m
3番目は6.22のメイン、何ですが試合が終わってすぐタイムシフト終了しちゃって見てなかったんですがタイチが上記画像のような暴虐をしたとかなんとか。
このブロックはなんというかIWGPタッグ戦を見据えて~という感じがしますが、結果的に本隊と鈴木軍の「ポスト・リーダー」同士の対戦という感じもあり、そのための仕掛けもあるんですかね。
そういう意味だとこうして反響があるのはその仕掛けが一定の効果を見せているってことなんですかね。

4. 石井の勝利

(新日本プロレス公式サイトより引用)

06-16_20:52 184tw/m
NJC開幕戦ということもあって、個人的には「果たしてシングルマッチの無観客試合ってどうなん?」感が抜けずに挑んだ日だったんですがそれをいい意味でぶっ飛ばした試合。
石井ちゃんは誰が相手でも変わらない、というか打てば響く相手はよく響くという感じもするんですがデスペがここまで響くとは。
バチバチとした展開かと思いきやダーティなラフも組み合わせ、という試合展開に日本デビュー時からなんとも気になっていたマン的には胸が熱かったり。

5. 飯伏の勝利

(新日本プロレス公式サイトより引用)

06-22_20:37 170tw/m
上述のようにタイチがIWGPタッグ王者をノシて終わった日でしたがそのセミでは飯伏がタイチのパートナーであるザックに勝利。
いやそれにしてもザックがこうして厳戒態勢下の新日本で試合をしているのは不思議なところなんですが、それだけにもう少しシングルを続けてみていたかった・・・という感じしないでもない。

こうしてみるとトップになったSHO鷹木、4位になった石井デスペと新選手絡みのカードが大きなインパクトを残してはいるんですが、一方で元からエントリー選手同士の試合も負けてはいない。
まぁ新選手絡みに関して言えばやはり良い化学反応が幸運にも起きた、って部分はあるんですかね。

 

所感雑感

ということでNJC一回戦についてまとめでした。
開始前はどうなるものかと思っていたNJCですが、というかまぁ実際見ていると「ここに観客の歓声があればなぁ…」と思う部分も多々あるんですけど、そういうのを差っ引けばなんだか思ったよりも楽しめている感じはします。
何より2時間で中継終了、というのが毎日のように見るにあたってボリューム的にちょうどいいんですよね。
よく考えなくても映画なんかも2時間ぐらいが多いですし人間の営巣への集中度って2時間ぐらいが限度なんじゃないかっていう感じも。
まぁ興行ってことを考えるとある程度のボリュームは必要なので有観客再開後はどうなるかわからんところですが、感染症対策的に興行時間短めっていうのは続けるのかも?

きょうはこれまで、それでは