プロレス統計

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改めて各種数値で機運を高めるNJC2020

世間が第2波に備えつつも「WITHコロナ」という新しい日常を歩み始めた昨今、プロスポーツも色々試行錯誤しながら新しい景色を目指して進んでいます。
プロレス界に関しては野球などよりも先に小規模ながら無観客試合をするなどしていたので何をいまさら、という感もありますが、ここにきて業界最大手である新日本プロレスも再開に向けた動きを見せたことで本格的な再開の機運が見えてきた心地はします。

そんなこんなで6月9日に大会最下位に関するネット記者会見*1を行った新日本プロレス。
色々驚く内容もあったんですがその中でも今回取り上げたいのはこれ。

N,NEW JAPAN CUP2020?!生きとったんかワレ!
コロナ禍の影響で中止が決まっていたNJC2020で新日本の興行が再開する、と考えるとなんとも感慨深い心地もあります。
上記ツイートのように無観客試合で放送・配信のみのスタイルで行われることになりますが、新しいコンテンツが100日弱ぶりに見られると思うと嬉しいばかりですね。

NJC2020というと2月に既に各種数値をまとめていた*2のですが、見てみると出場メンバーだけを見ても結構な変更点がある様子。
なので今回は”改めて”NJC2020について、変更前後を比較しつつ、各種数値で機運を高めたいと思います。

 

疑似ブロック分け

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今回も上記のNJCのトーナメント表をA^Dの4ブロックに分割し、各ブロックごとに数値を見ていきたいと思います。

出場選手変化

まず初めに出場選手の変化についてですが、上のトーナメント表と2月時点のトーナメント表を見比べてみると大きく変わっているようで実は(おそらく)出場ができなくなった選手の部分に代替選手が当てはめられた形になっているのが分かります。
以下がその変更前後の選手一覧で、新しく加わった選手は赤く示してあります。

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出場が無くなった選手はジェフ・コブ、ヘナーレ、オーエンズ、カバナ、ファレ、ジェイ、ジュース、コグリン、フィンレー、ロア、ニコルス、オスプレイ、カール、KENTAの14選手
KENTA選手を含めて拠点が日本国外と思われる選手ばかりですが、少し気になるのがイギリス勢。
オスプレイ選手は昨年日本に引っ越したそうですが、最近の投稿などを見るとイギリスに帰国していた模様。
どうやらイギリス政府が海外のイギリス人に対して帰国するよう推奨していた模様*3でそれに従って帰国したみたいですね。
と言いつつ同じく英国のザック選手が普通に参戦しているあたり不思議ではありますが、ザック選手はあえて帰国しなかったってことでしょうか(まぁ現英国首相毛嫌いしてるし・・・)

で、代わりに出場権を獲得したのは辻・上村・ゲイブリエル(Twitterとかみるに日本に留まっていたっぽい)のヤングライオントリオ、ヒロム・SHO・YOH・デスペ・金丸・BUSHI・石森・田口の新日ジュニア勢に邪道外道本間のベテランという感じ。
田口に関しては地味に2年連続出場になります。
元々の外国人比率もあってかA/Bブロックが大きく陣容が変わった感じですね。

各種数値変化

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前後の変化を見るべく、身長・体重・年齢・キャリアの各ブロック平均値などを見てみたものがこちら。
全体数値としては身長・体重は共に減少、年齢・キャリアは共に増加という形になりました。
上で紹介したメンバーを見てもジュニア選手とベテラン勢が中心の補強だったのでそれも道理というかんじですかね。
特に身長は全体平均で178.5cm、各ブロックごとに見てもいずれも170cm台と小柄であり、体重も平均96.9㎏で100㎏を超えたのは唯一Aブロックのみとなっています。
いずれにしても、メンバーの比重的にもジュニア選手に注目がいくNJCになることは間違いがなさそうで、どんな対戦があるのか楽しみですね。

 

所感雑感

というわけでよみがえったNJC2020について各種数値でした。
冒頭では「コロナ禍で最初に中止になった(厳密には旗揚げだけど)シリーズで再開するとは」なんて書きましたけど。それ以外にも理由はありそうな気はしています。
新日本プロレスは今回の興行再開に先んじて感染症対策ポリシー*4を作成しています。
これはスポーツ庁の指導も受けた代物ですが、興行を行う上でこういったポリシーを作って公表し、指導を受けないことには再開できないという事情もあるでしょう。

ポリシーについては皆さんもご一読願いたいとこですが、その中には「4.興行における感染防止対策について」の項があり、「(1)選手・スタッフ・マスコミなど関係者に関する対応」がきっちり1ページ定めてあります。
観客云々以前にこういった選手スタッフのなかでの感染も防がなければならないわけですが、そう考えるとどう考えてもリング上が”密”になる多人数タッグマッチは避けた方が良く、できるならシングルマッチばかりの方がいい
また接触を減らす意味でも各試合ごとにレフリーは変えた方がいいが新日本は海野・浅見・佐藤・服部の4名までしかレフリーがいないので1~4試合が限度になるのではないか、と先日私も考えていた*5わけです。
この二つの条件を踏まえると、シングルマッチ主体で、1興行(配信)当たりの試合(公式戦)数も例年少なめなNJCは再開シリーズにはうってつけだった、と。
まぁ予想というか後付けですが。

いずれにしてもまだ他のプロスポーツでもなんやかんやと課題が見えているイベント再開ですので新日本も臨機応変に注意深くいってもらいたいところです。
ちゃんと配信で決勝戦まで見れると良いなぁ。

きょうはこれまで、それでは