Best of the Super Jr. 26、これにて決着です。
【6月5日(水)18時30分~両国国技館大会の全カード決定!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2019
・メインは『SUPER Jr.』優勝決定戦・鷹木vsオスプレイ!
・セミは“全世界注目”ジュースvsモクスリーのUSヘビー王座戦!
・“復活”棚橋がジェイとシングル激突!https://t.co/fL0qdYwYt5#njbosj #njpw pic.twitter.com/fBuNJxyE47
集計結果
大会は18:30に開始され、試合自体は22:00ごろに終了しました。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆不協和音
【6.5両国大会・第2試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 5, 2019
田口&SHO&YOH vs石森&ファンタズモ&イーグルス!
試合後、今宵もファンタズモとイーグルスが不協和音……!
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時刻:19:02
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前線中継となったBOSJ26、それによって大いにその評価を伸ばした選手が多かったのが印象に深いです。
そのうちの一人がロビー・イーグルス、元々石森のタッグパートナーとして昨年から新日本に参戦していますが、今BOSJで一気にシングルプレイヤーとして実力を見せつけましたね。
しかしそれと同時に深めてしまったのは同じバレットクラブのエル・ファンタズモ、直接対決ではそうでもなかったもののロビーとオスプレイの好勝負に介入してめちゃくちゃにして以降、試合でこそコンビネーションをすれどなんとも不穏な空気が漂ったまま。
この日もロビーの試合権と勝利を横取りしたようにも見えるELPに対し、なんとも厳しい顔を向け、一人帰っていくロビー。
オスプレイとの猛禽類タッグ、待ってます。
◆来ないことで逆に話題になる男
【6.5両国大会・第5試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 5, 2019
試合後、会場ビジョンにジェリコからオカダへのメッセージVTRが!
これにIWGPヘビー級王者は……。
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時刻:20:01
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今大会の目玉はもちろんBOSJの優勝決定戦ではあるものの、通常のビッグマッチと同じく目玉となる組み合わせがいくつもあり、そのうちの一つがこの試合、というかその前後。
どんたくにおいて防衛後にクリス・ジェリコからのVTRによる挑戦表明を受けたオカダ。
これまでに新日本のリング上で対戦したケニー、内藤、EVILはいずれもVTRによる挑発と直接の襲撃を受けていたので当然今回も期待、予測する人は多かったですね。
実際に試合後、オカダがリングに残ったその時会場が暗転し新たなVTRが!そしてライトが点灯したリング上にジェリコが・・・
・・・・・・来ないッ!!来ないんかい!
という、あえて来ないという駆け引きも見せたジェリコでした。
◆解き放たれた男
【6.5両国大会・第7試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 5, 2019
IWGP USヘビー級選手権試合!
新日本マット初参戦の”世界的スーパースター”ジョン・モクスリーの実力とは……?
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時刻:20:36
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そしてもう一つの目玉だったのはIWGP US王座戦、というよりは現在アメリカマット状の一大関心事となっているジョン・モクスリーの新日本デビュー戦にして”WWE退団後”初試合。
事前に公式サイトで公開された識者・フミ斎藤氏もWWEでのものと同じくストリートファイトスタイル、ジーンズにタンクトップで来るものと思われていたんですが、モクスリーはその裏をかく
WWE時代、特にTHE SHIELD時代と同じく観客席後方から登場し、しかもそのコスチュームはストリートファイトスタイルではなく、ぴっちりしたショートタイツに皮のジャケット、どちらかというとMMAスタイルにも見える出で立ち。
まさに「元WWEのディーン・アンブローズ」ではなく「ジョン・モクスリー」の新仕様のお披露目であります。
◆MOX
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— LARIATOOOO!! (@MrLARIATO) June 5, 2019
時刻:21:01
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とはいえ試合スタイルはまさに「あのディーン・アンブローズ」を見に来たファンに、目の前の試合が現実であるということを認識させるもの。
場外で椅子やテーブルといったアメリカでもおなじみのアイテムを駆使しながらきつい一撃を与えつつ、ゆったりとした間を持たせるもの。
対戦相手となるジュースも元からそれに近いスタイルだっただけにうまくかみ合っていたような印象もあります。
とはいえ新日本、ひいては日本で主流になっているスタイルとはテンポが違い、そこを合わせるつもりはないということだろうか、と思っていたんですがそこはやはり日本仕様に調整してくる器用さをモクスリーは持っていたようで、
試合の要所で決まったラリアットはその威力に目を見張るレベルで、さらにはフィニッシュとなったダーティディーズも、WWEでは見せなかった垂直落下式といってもいいような急角度なもの。
結果として、ネームバリューだけではない、実力・能力を見せつけたうえでのベルト奪還劇を見せつけたわけで、はたして今後の対戦が見られるのか、だれが対戦相手になるのかが気になります。
◆空王vstheDRAGON
30分越え“超絶”バウトに両国大熱狂!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 5, 2019
鷹木を撃破したオスプレイが『SUPER Jr.』2度目の制覇!
なんと日本への“引っ越し”も宣言!!
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時刻:21:47
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そして全90公式戦の果てにたどり着いた決勝戦は、新日本ジュニアの絶対王者となりさらには無差別級へとその版図を広げつつあるウィル・オスプレイ、
そして新日本に登場以来ただの一度もフォールを奪われていない無敗の男、鷹木慎吾。
正直に言えばともに体格はジュニアヘビー級であるのは間違いないものの、その枠に収まらない両者の戦いでした。
両者には技があり、経験があり、そしてハートがあった。
だからこそともに攻め立てるときには燃えるような闘志がその背に見え、追い込まれた時にはその目にそれまでの苦悩を滲ませる、そのシーソーゲームがあったと思います。
正直言えばこの試合について「何がどうなったからこっちがかった」という風に見れず、思わず手に汗を握りながら応援した、一ファンに戻ってしまった試合でした。
共に普段は隠している引き出しを見せ、ボロボロになりつつも根性で立ち上がり、精も根も尽き果てるような試合の果て、リングに立っていたのはオスプレイでした。
果たして何が勝負を分けたのか
もしかするとそれは昨年新日本に上がった鷹木と、
2016年、新日本が大量離脱に揺れていた時に新日本に上がり、その後丸3年間新日本を支え、引っ張り上げたオスプレイの歴史という名の思い出の差だったかもしれません。
「思い出には勝てねぇよ」とは上の世代の壁にぶつかった武藤さんの言葉ですけど、思い出は同時に新たな世代の力として蓄えられつつもあるのです。
所感雑感
というわけでBOSJ26、優勝決定戦でした。
これぞ行か(なかった奴は)馬鹿(だな!)興行ですね、それはもう上に示した数値にも表れていますし、中継でみた会場の様子を見てもそうですよ。
それを作り上げたのは、もちろん裏方のスタッフ、興行会社という土台もありつつ、その上で限界を超えていった選手たち。
それこそ「本当に『ありがとう』、それしかいう言葉が見つからない・・・」ってやつです。
まぁそれはさておき、これでガソリンも注入された心地なので近日中にいろいろ数値まとめをしたいと思います(いち早くやってらっしゃる方も見ますが)
きょうはこれまで、それでは