さて結構急に気温が下がった昨今ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
お察しの通りそういうタイミングで体調を崩しかけてたんですが、早めにこたつとヒートテックを解禁することで事なきを得ました、ヒートテックは神ってはっきりわかんだよね。
それはさておき先日2018年7月期の新日本の年商が公式サイトで発表されたそうでそれについてカクトウログさんがまとめてらっしゃいました。
いや去年度が38億円台で「いやぁすっかり新日本も復活したなぁ」なんて話題になってたかと思いきやそれを大幅に更新する形になったのは本当にたまげるところです。
ちなみに昨年行われた新日本プロレスの戦略発表会では2018年度の年商計画を45億円、目標年商を50億円に設定していてものの見事に計画を達成、目標にも迫る年商を達成したみたいですね。
多分近日中に各媒体でその内訳だとかなんとかの解説が出てくるんでしょうけど、今回は手持ちのデータの中でこの年商アップに関する簡単な考察でもしてみようと思います。
使用データ
今回はとりあえず上記の戦略発表会で用いられていたスライド及び新日本プロレスの会社情報などから引っ張ってきた2016~2018年度の年商と、新日本プロレス公式サイトからスクレイピングで集計した各年度の観客動員数を用います。
ちなみに会社の年商はそれぞれの会社の会計年度の中で計算されるわけですが、○月期っていうのは前年の〇+1月~その年の○月までが会計年度になってるって意味で、新日本の場合は前年8月~今年7月までが会計年度になってるみたいですね。
その辺がちょっと面倒くさい部分ではあったんですけど、以下で示す年間動員もこの会計年度に合わせて集計しています。
集計結果
会計年度 | 年商[億円] | 動員[万人] |
2016 | 32 | 32.1 |
2017 | 38.5 | 35.3 |
2018 | 49 | 39.8 |
上の表が開会年度ごとの億円単位の年商と万人単位の観客動員のまとめになっています。
奇しくも2016年度は数字的に似たようなものだったので比較がしやすいのですが動員の伸びと比較しても年商の伸びが大きいことがわかりますね。
成長度比較
で、さらにわかりやすくするべく、上の表の各データを2016年のデータで割って、2016年からの成長度で示したもの。
観客動員については2016年度以降毎年+10%ぐらいで増加しているのが見て取れますが年商については2016→2017年度で+20%、2017→2018年度では+30%と大幅に増えているのがわかります。
これを踏まえて考えられることはおそらく、ゲート収入と言われる単純な観客動員による収入以外の部分が、観客動員以上に伸びているかもしれないってことですかね。
その伸びた要因については上記戦略発表会でも木谷オーナーが戦略として挙げていたデジタル戦略、つまりは新日本プロレスワールドによる収益とかだと推測されます。
新日本プロレスワールドについてはクリス・ジェリコ参戦による話題性もあってか今年の1.4の際にかなり増えたなんていう話もありましたし、その可能性は高そうです。
参考:
所感雑感
というわけで簡単にですが、新日本の年商と観客動員の成長度比較でした。
ちなみにですが先ほどのグラフに年間大会数も加えてみたものが下の図になるんですが、御覧のように動員・年収が10%近く増える一方で大会数は3%増にとどまっているんですよね。
大会スケジュールに関しては上記の戦略発表会でも、ちょうど柴田の負傷の直後だったこともあって、言及されていたわけですがそれはこういうところにも表れているのかもしれません。
とはいえこれは全体の大会数なので各選手の試合数については分からないですし、それについては年末にでももう一度集計してみるつもりです。
いずれにしろ好調なのは良いニュース、それが選手にスタッフにそしてファンに還元されると良いなぁ。
きょうはこれまで、それでは