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過去対戦で振り返る後藤洋央紀対飯伏幸太

さてつい先日後藤さんがNEVERを取って飯伏を指名したかと思いきや、飯伏が却下却下の末にようやく許諾してようやくNEVERも東京ドームのカードが決定かぁ、なんて思っていたらまさかの年内、WTL最終戦での開催だそうで。
うーん、意外や意外、とはいえ既に12月にはシングルのタイトルマッチはない、と思っていたところに降ってわいたタイトルマッチなだけに岩手を見に行くファンはもちろん、中継を見る側も嬉しいサプライズですね。
というわけで今回はそれに備えて後藤さんと飯伏の過去対戦についておさらいです。

 

2015.3.15 初対決はNJC決勝にて

 試合映像

www.njpw.co.jp

この二人の初対決は割と最近な2015年のこと、とはいえ飯伏のヘビー級の本格転向が2014年からで2014年中は試合中の脳震盪によってあまり活躍はできなかったので本格始動がこの年でしたね。
とはいえこの年の初めに中邑のICに挑戦し、そこで初っ端から観客の度肝を抜いていたのでもはやヘビー級としての実力は折り紙つき、あとは手っ取り早くタイトルを取るのみ・・・ということでやってきた早々のチャンスは春のNEW JAPAN CUP、そしてその相手は過去2度の優勝経験のある後藤さん。
思えば今年ヘビー転向したタイチの最初のターゲットになったのも後藤さん、この時の飯伏の優勝の前に立ちふさがったのも後藤さん、そういう意味だと後藤さんてこういう新規参戦選手に胸を貸すシチュエーションが多いですね。
まぁそういう場面が多いのも試合内容が安定してたり、”荒武者”といいつつ実は誰とでも手の合う器用の選手だったり、というのが理由だったりするんですかね。
そういう後藤さん相手にこれまでジュニアヘビーで活動していたとは思えないパワーも見せつけ、この年のNJCは飯伏が優勝し、この後当時IWGP王者だったAJスタイルズに挑戦表明をすることになります。
まぁそんなこんなで初対決は飯伏の勢いそのままの勝利。

2017.8.11 G1最終公式戦

試合映像

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続いての対戦は2年後のG1 CLIMAX、こうして期間が空いたのも飯伏がWWE参戦したりなんだったりで新日本に参戦してなかった時期が結構あったんですよね。
しかし色々あったものの帰ってきた飯伏、確かこの年は反対ブロックにケニーがエントリーしており、このG1最終公式戦に勝てば決勝進出というゴールデン☆ラヴァーズファンにはなんとも力の入る一戦。
それを迎え撃つ後藤さんも後藤さんでこの2年間に色々有りました、とはいえ華々しい活躍というよりは、中邑に透明人間呼ばわりされたり柴田との同級生タッグが空中分解したり、白塗りに成ったりCHAOSに入ったり・・・まぁ迷いに迷って放浪の末、という感じ。
まぁ正直2016年以降の後藤さんてこういうファンからの逆境にさらされる状況が多いんですよね、先日のNEVER戦や飯伏とのTwitterでのやりとりなんかでもそんな感じだったのは記憶に深いところ。
2016年初めの時の後藤さんなんてまさにその逆境にやられちゃって意気消沈したようにも見えたんですけど、この時期までくるとそれに対してあまり動じないようになっている感じはあったり。
だからこそ試合開始時圧倒的飯伏推し、どころかアンチ後藤な空気すらあっても動じない、だからこそ次第に歓声を取り返して末に勝ちにたどり着く、そういう後藤さんの強さが見える試合な気がします。

というわけでこのG1での一戦で2年越しでのリベンジに成功した後藤さん、ちなみにここで阻止したゴールデン☆ラヴァーズ対決は翌年G1最終公式戦で行われてますね。

2018.8.1 飯伏のホーム、鹿児島で

試合映像

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そして定期参戦するようになった飯伏との再戦は翌年もG1で、今度は飯伏のホームともいえる鹿児島の地での一戦に。
まぁそれぞれ状況こそ違えど飯伏推しの状況で当たることが多いなぁ後藤さん。
とはいえここまでの2戦と比較すると決勝やら決勝進出がかかってるーやらそういう重要度はないのである意味唯一フラットに試合展開だけが見れる試合かもしれないですね。
そうして見てみてもやっぱり噛み合う二人なんですよねぇ、どちらもパワーがあってスピードがあって器用であって、という素養はそろっている一方で後藤さんはパワー型の試合を、飯伏がハイフライヤー型の試合をするというタイプの違いが巧く噛み合っているんですかね。
あと結構両者ともに派手な、相手をぶん投げたりぶん殴ったりする技が多い辺りがかみ合う要因ですかね。
そんな勝負の果てに飯伏が後藤さんには初となるカミゴェで勝利。

 

所感雑感

後藤1勝 飯伏2勝

というわけで後藤さんと飯伏の過去対戦は3度、戦績は上のようになりました。
結構要所要所で戦っているのでその過去対戦も記憶に濃いわけですけど、実際タイトルマッチでの対戦は初なんですねこの二人。
ちなみに飯伏はこれまで、ジュニアはシングルもタッグも獲得してますけど、新日本でのヘビー級ベルトの戴冠歴はなしで、2015年に後藤さんに勝ったNEW JAPAN CUP優勝が唯一の成果になっています。
その時の相手とヘビー級タイトルをかけてのNEVER戦、というのはなんだか運命的というか後藤ファン的には嫌な予感が…って感じですね。
ちなみに飯伏、これまでにAJの持ってたIWGPヘビーや中邑のIC、そしてつい先日ケニーやコーディとIWGPヘビー3WAYと結構ヘビー級タイトル挑戦も多いんですが、その中でも回数だけでいえばNEVERが最多。
2014年に石井ちゃん相手に、2015年に真壁相手にと2度挑戦しておりこれが3度目、3度目の正直なるか。

きょうはこれまで、それでは

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