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7.16 新日本プロレス G1 CLIMAX 28 3日目 ツイート解析

 さてG1は一路北の地へ、何かが起きるG1札幌大会、はじまります。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g1usaに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:00に開始され、試合自体は21:10ごろに終了しました。

今シリーズの専用ハッシュタグ#g128におけるツイート総数は7,795ツイート、RT総数は9,024RT、呟いたユーザー数は2,492人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは4,969ツイート、6,956RT、2,048人でした。)

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また公式HPで行っている勝敗予想の結果は上のようになりました。
今回も棚橋対ジェイの拮抗ぷり、その一方でEVIL吉橋や真壁鈴木の票差が結構大きいのもなかなか特徴的というか。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

G1のGはEL"G"INのG

時刻:19:33
ツイート数:83tweet

 さて最初のピークになったのはAブロック公式戦2巡目の始まり、国内外での期待値MAXなハングマン先生対開幕戦で一気に「やっぱり・・・エルガンの・・・試合を・・・最高やな!」となったエルガン。
見ての通りの外国人対決ですけど、ある意味限られた席だからこそお互いの維持が見られて熱い対戦になることが多いんですよね。
ハングマン先生はやっぱりテクニックは確か、ランニングシューティングスターもこなせる身体能力もある、んですけどやっぱり如何せんエルガンのトンデモパワーが相手になっちゃうと一発一発のインパクト不足な感は出ちゃうのは仕方ないことですかね。
そういう意味でエルガンの雪崩式を切り返してのウラカンにすぐさま畳みかける雪崩式のネックブリーカーはお見事、なんかハングマン自身も何かいい感覚をつかんだ感じが。
しかしそれでもやっぱりエルガンが強い、いや本当に誰なら勝てるんだ・・・

EVIL対”吉橋伸雄”

時刻:19:52
ツイート数:62tweet

続いてはEVIL対YOSHI-HASHI、どちらも新日本の生え抜き、どちらもユニットリーダーのタッグパートナーとしての地位もある二人の対決ですね。
先輩が吉橋、後輩がEVILとはいえ正直に言えば所謂格はあきらかにEVILのほうが上ではあるんですよね、それは単純にベルトを得たことがあるのかということだけでも。
さらにこの試合を見れば、試合後のコメントで吉橋が言っていたのとは真逆に、EVILは凱旋後築き上げたEVILであったのに対して、吉橋はそれこそヤングライオンじみていたという印象があるんですよえ。
それはなりふり構わない攻撃、不格好でも構わない姿勢、常に自信を鼓舞して声を張り上げる、技の完成度も高いとは言えない、それこそ試合後氷嚢を持ってきた海野と同じ試合スタイルなんですよ。
正直に言えば一レスラーとして確立していたEVILといまだに確立できていない吉橋伸雄、その差が、圧倒的な差が見えちゃったかなぁと。

これが現実

時刻:20:13
ツイート数:84tweet

 そして次は真壁対鈴木、今年でいうとICをかけてやった二人でもありますね。
どちらも今やベテランもベテランになったわけですけどコンディション面では結構な雲泥の差が見受けられますね、それに下ってみのるの動きの速いこと早いこと。
それに対してやっぱり真壁は良い様にやられる、ものの伊達に雑草時代を経験していないわけで、そのやられているやられ方、そして合間にキッと鈴木をにらみつけ反撃をしていく様子が真壁の雑草魂、根性を感じさせるんですよね。
実際1日目の吉橋戦にしたって動きは全然良くないのにそれでも維持と根性で勝利を引き寄せるプロセスが見えるのが真壁の凄さ、なんですかねぇ。
もちろんそういう真壁に対して一方的にボッコボコにしていったみのるのコンディションの良さ、巧さ、悪さもあってこそ、なんですけど。
いやしかしこのふたりで真壁が2連勝、みのるが2連敗とは・・・

This is BCOG

時刻:20:33
ツイート数:104tweet

 さて続いてはオカダ対ファレ、なんだかんだ言いつつ結構対戦があってオカダが勝ち越してこそいるものの重要な場面で負けてるのがファレなんですよね。
というか去年に「EVILによって1年ぶりに負けた」なんてのがありましたけど、その1年前の最後の敗北こそこのファレによるものなんですよね。
そういうわけで相性の悪い(良い?)二人、とはいえファレの試合自体はがっつりとぶつかってくる肉体派なだけにぶつかり合うだけでも投げるだけでもリングが悲鳴を上げるような音が出て派手でいいですねぇ。
特に終盤は観客に対するアピールやテーマに掲げていた「笑顔」も出ていい感じ・・・と思ったところにタマの電光石火のガンスタンからのバッドラックフォールというBCOG最強コンボでの勝利。
結果としては介入決着ですけどその介入の過程も含めて良い試合(アスリート的にではなく起承転結が)だったので面白かったですね、やっぱりタマロアファレの3人組は絵面としてしっくりくるなぁ。

ジェイの作り出す新たな光景

時刻:21:05
ツイート数:95tweet

そしてメインはジェイ対棚橋、1.4ではジェイの凱旋帰国試合としても組まれた組み合わせですが、その時はジェイについての情報も0、そして棚橋もこの試合が復帰戦でろくに物語も作れていなかったんですよね。
しかし今回はこの半年で積み上げてきたジェイの技や試合構成、だけでなくG1開幕戦で魅せ、観客からのブーイングという反応を得るようになってからの対戦という意味で大きく変化はあったんですよね。
まぁ前回の試合は自分自身(オカダファンなのもあって)冷静に見れてない部分もありましたけど、やっぱ今回改めてジェイの試合を見るとやっぱりよく考えて試合をしている感じはあるんですよね。
それは一転集中、とかでなく頭の中にあるバリエーションを駆使している感じというか、逆に頭で考えての試合っていう意味で、観客の反応を度外視した「頭でっかち」という印象もありますけども、それでもやっぱり面白いと思うところはあるんですよね。
それこそレインメーカーでレフリーを巻き込むとか、HFFでコーナーにレフリーをぶつけるとか、発想がないというよりも「その手があったか!」という驚きが面白いし、それで会場の気がそがれてもしてやったりな笑いが良い、これがサイコパスか。

まぁその一方で「ジェイのマイクを待たず観客が帰ってる」なんてコメントも実況でありましたけど、そもそも「試合が終わっても観客が帰らない」という光景、そしてそれが良いとする価値観自体が棚橋が作り上げたものなんですよね。
無論それで成功した部分もあるし、オカダ内藤ケニーもそれを継承している、けどもそれを否定することは悪ではないし、新日本を堕落に誘うものでもないし、むしろ棚橋価値観からの脱却、新しい価値観の創造につながる部分もあると思うんですよね。
まぁある意味でジェイ自身も「おうさっさと帰れや」ぐらいの面持ちでマイクしてますし、内藤さんじゃないけど、それこそジェイの掌の上なんじゃないかなぁと。
いずれにしろ開幕2連勝。

 

所感雑感

というわけでAブロック2巡目でした。
映像見る前はTLが介入が―反則が―となっていたのでどんなものかと思っていたんですけどどの試合も盛り上がってて取り越し苦労でしたね、そりゃ見終わった直後の感想としてはああいうものになるんでしょけど。
いずれにしてもBが真っ向勝負の熱戦とすると、Aは一癖も二癖もある連戦て感じの色分けって感じですね、まぁ好みの差こそあれ面白いことには変わりないとは思うので今後も楽しみです。

次回は19日木曜日

きょうはこれまで、それでは


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