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2.11 新日本プロレス NEW BEGINNING in OSAKA ツイート解析

さて”新たな始まり”を告げるNEW BEGINNINGの最終戦大阪大会、さっそく見ていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njnbgに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は17:00に開始され、試合自体は20:30ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njnbgにおけるツイート総数は●11,105ツイート、RT総数は10,803RT、呟いたユーザー2,392人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは6,637ツイート、10,574RT、1,967人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

ソッチ、イカナイ

時刻:18:25
ツイート数:192tweet

さてまず初めは大会の前半戦が終わったタイミングでの出来事。
突然流れたのはGOLDEN STAR、そして現れたのはスーツ姿の飯伏幸太。
飯伏は1.4におけるNEVERの防衛戦で脳震盪によって欠場し、最近だとパートナーであったケニー・オメガがAEWへの移籍を表明したこともあってその今後も注目されていたところなんですよね。
そういう意味で「今日は話したいことが…」なんてしんみり語り始められると途端に不安になるんですけどそこで口から出てきた言葉が「新日本プロレスに残ります」なあたりそりゃあ大歓声ですわね。
そしてNEW JAPAN CUPでの復帰も宣言してくれて、これで飯伏ファンはもちろん、一新日本ファンとしても楽しみな対戦が”復活”する形で一層楽しみになりますね。
以下は直後のツイッターでの本人の決意表明、この人子供のころから同じこと言われてるんか・・・っぽいけど。

キープ・オン・ジャーニー

時刻:18:52
ツイート数:138tweet

さて続いては大阪大会の目玉であるIWGPJr.の選手権試合、田口監督対石森太二。
ご存知の通り、今回の対戦にあたって監督は相手の黒歴史を掘り起こすことで精神的に追い詰めた上で勝利に導こうと考えていたわけです。
その結果が連日のキープオンジャーニー完コピであり、この日もコスチュームをどこかで見覚えのあるつなぎ姿にしての登場。
これが同じくセーラーボーイズを結成していたバラモン兄弟であればもう再起不能も良い所だったでしょう。
しかし、闘龍門Xの最終興行の映像を見つつ、よく考えると脇にいる佐藤兄弟(後のバラモン兄弟)と比較すると中央の石森はノリノリもノリノリ、そしてその後所属していたノアでもダンスしながら入場を続けていたりもしており・・・
あれ?別に黒歴史でもトラウマでもないんじゃね?
それを証明するかのようにこの日のリング上で「キープオンジャーニーはこう踊るんだよ!」ばりにキレキレのダンスを見せつけるという。
監督、策に溺れる・・・

ライガー最終章第2節

時刻:19:09
ツイート数:150tweet

とはいえ監督そのものは実力者、とあってぎりぎりまで石森を追い詰めたもののブラディクロスで石森が勝利。
かと思うと石森が視線を向けたのは実況席に座っていたライガー。
いつぞやのKUSHIDA戦以来タイトルからは縁遠くなっていたライガーですけどいざリングに立ってマイクを握ったときの貫禄と迫力はいまだに超一流のそれですよね。
というわけでおそらくは旗揚げ記念日、NJCシリーズのどこか、遅くともMSG大会あたりでの久々の挑戦が決まるんでしょうけど、いやぁ楽しみ。
前述のKUSHIDA戦のタイミングで「ライガー最終章」に突入し、すっかりそれも記憶のかなたへ行ってしまっていますけど「ライガー最終章第2節」が始まったのかもしれませんね。

こけずにリングインするだけで話題になる男

時刻:19:28
ツイート数:124tweet

続いてセミに登場したのは「悪党将軍」と名前を変えたバッドラック・ファレ対オカダさんの一戦。
なぜだか割と定期的にやっている感じがする両者ですけど、体型こそ違え身長では張り合える両者だけに噛みあうんでしょうか。
とはいえ何度も対戦してお互いの手の内を知っている両者ゆえにキーとなるのはセコンドの乱入・介入のタイミング。
終盤にオーエンズがエプロンに上ったタイミングからのレフリーのブラインドをついての介入で一気に形勢逆転、いつぞやは決められなかったパッケージパイルを決めるか?!と思いきや大型モニターに映る謎の影!
その正体は吉橋!瞬時によみがえる神戸での悪夢!ハラハラする観客と視聴者の前でスロープのある花道をしっかりと確かめながら無事リングイン!やった!吉橋がリングインした!
という謎の感動が・・・いや最初モニター前に飛び出した時の謎ポーズが気になりもしましたけど。
そんな吉橋の助けのおかげもあってか、ファレへの雪崩式ブレーンバスターからのレインメーカー二連発での勝利、やったぜレイン棒。

”NEW BEGINNING” of the "NEW ERA"

時刻:20:16
ツイート数:315tweet

そしてメインはIWGPヘビー級を争う棚橋対ジェイ、ご存知のように2018年の10月両国、G1札幌及び1.4での再戦となります。
この対戦で争点になったのはもちろん棚橋の膝、もともと膝が原因での欠場も繰り返してきた古傷でもあり、今回の対戦以降徹底的に痛めつけられていた部分でもありますし。
底の弱点は棚橋も織り込み済みか、ロープワークを控えて技の切り替えしやドラゴンスクリューなど膝を傷めない技の連打で狙う。
そんな棚橋に対してジェイはここぞの場面で間合いを外す、避ける、逆に切り返すという相手にとっては嫌な試合展開、ヘタレたような様子でよろめいてにやっと笑うその様子は初めてのベルト体感になった去年1月のケニーとのUS王座戦を思い出したり。
そういった攻防の中で徐々に如実になるのはコンディションの差、棚橋が起死回生の技を出してもすぐには立ち上がれず、かえってジェイに回復の時間を与えることに、そしてジェイもあえてぐったりすることで棚橋の攻撃のタイミングをずらしている感じもあって。
そして止めは棚橋のハイフライアタックを受け止め(この時に足で着地したことでなおダメージがありそう)、そこからのブレードランナー。
思えばかつてのケニー戦でのフィニッシュも片翼の天使を着地してのブレードランナー、いわば「想定通りのフィニッシュ」を決めての勝利。
その時のショックさは、上記のツイート数にも、会場のカウント1,2、からの一泊おいての歓声とも悲鳴ともつかない声でわかるでしょう。
いずれにしてもある人は「Switchblade SHOCK」というでしょうが、それを成し遂げたジェイは(かつてのオカダと同じく)「当然の結果」として成し遂げたのかもしれません。

 

所感雑感

というわけでNEW BEGINNING大阪でした。
まぁぶっちゃけると札幌を以降だいぶ不安だったんですけどそんなことはなく、良い試合もあり、ある意味で心地いい「いつもの」新日本の興行だったんでほっとしましたわ。
とはいえ試合以外にも飯伏の残留宣言もあったりして今後、特にNEWJAPAN CUPからMSG大会に向けてが非常に楽しみになりましたね。

きょうはこれまで、それでは


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