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1.27 新日本プロレス New Beginning in Sapporo 1日目 ツイート解析

皆さんお久しぶりです。
大雪の日に体調を崩して以来、FanatasticaMania最終日のツイート解析もほっぽって寝込んでました、慢心ダメ絶対。
それはそうと、東京の比でなく寒いであろう極寒の札幌で今年も新日本の1年の本格的スタートとなる北海きたえーる大会が行われたので、この大会中の#njpwに投稿されたツイートについて今回も解析して行きましょう。

集計結果

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横軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
大会は18:00開始、21:30過ぎに終了しました。
今回も大会専用ハッシュタグ#njnbgがあり、こちらの方が主に用いられていたようだったのでこちらを使って解析します。
この日のツイート数は5211ツイート(#njpw 2,879ツイート)、ユーザー数は919人(#njpw 512人)となりました。

それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。

北村克哉、”進化”の七番勝負第2戦、対マイケル・エルガン!

時刻:18:20
ツイート数:48.0tweet

今大会のスタートは1.5からスタートした北村克哉、”進化”の七番勝負の第2戦。
今回は北村さんの目指す、本場アメリカのパワーファイターの代表例といっても過言ではないマイケル・エルガン(カナダだけど)。
やはりパワーファイターというとアメリカでも星の数ほどいてパワーファイター同士の対戦も増えるだけにこういう対戦の経験も重要でしょうしね。
今回の試合ではスピアーやタックル、ブレーンバスターに加えて、所謂ワールドストロンゲストスラムを決めるなど、自分と同体格以上の相手との対戦方法をちょっと用意してきた感じでしたね。
しかしそれでもエルガンの安定感と打撃の厳しさ、そしてふわりと浮かぶ空中技といった辺りが今の北村さんにはないところかなぁ。
試合としては負けてしまったものの、パワーファイターとの同格以上の戦い方を少し垣間見せてた辺りよかったですね。

初IWGPへ、New SANADA

時刻:19:49
ツイート数:46.0tweet

続いてのピークは第7試合の入場時、試合としては後藤対EVILのNEVER戦、及びEVIL/SANADA対オカダ後藤のIWGPタッグ戦の前哨戦でもありますがこの中で一番気合が入っていたのはSANADAの模様で、この日はいつものタンクトップ姿ではなくベストのような新入場コスチュームを着ての入場、加えてトレードマークのモヒカンも一部を金髪に。
「大一番を前に見た目だけを変えても・・・」って言うのは数年前にも言われたことですけどそれでも見栄えがするというのも期待感を高める意味で大事でもありますしね。
そういうIWGP戦に向けての気合、とも見えますけどドームでのEVILのコスチュームがかなり豪華になったのに合わせたって気もしますね、よりタッグチームらしくなったというか。

ミリオンダラーマン

 時刻:20:10
ツイート数:57.0tweet

一方で試合としてはお互いに様子見の段階を出なかった印象で、オカダ後藤組がヘビーレイン+牛殺しの連携やドロップキック→裏GTR→コブラクラッチの連携などどちらかというとタッグ戦を見越した連携を出して勝利。
しかし試合後にIWGP戦に向けた仕掛けをしたのは王者側、寡黙な挑戦者に対する揺さぶりとしては常套手段の「自分の気持ちをマイクしてみろ」とSANADAに投げかけるものの、SANADAはそれをスルー。
しかしオカダはそれで終わらせずにSANADAを襲撃するとリング上に何かの袋と一緒にSANADAを上げ、ツームストンをSANADAに決めると袋に入っていた、入場時に使ったレインメーカードルを持ち出すとおもむろにSANADAの口に突っ込むと昨年末から使い始め、この試合も決めたコブラクラッチで締め上げる!

その後のマイクで「(喋らないなら)一生黙ってろ!」と言った様に、相手を強制的に黙らせるといったパフォーマンスではあるんですけど、これが完全にWWEで嫌味な金持ちキャラをしていた”ミリオンダラーマン”テッド・デビアス - Wikipediaのやってたことと一緒なんですよねぇ。
テッド・デビアスの場合はコブラクラッチで締め上げた相手の口に後でお札を突っ込むんですけど。
無論そんなことをするってことはヒールだったわけで、実際このときのオカダにもブーイングが飛んでいたわけですが、昨年の「強すぎる王者」とはまた違った王者像を見せ始めたってことですかね。

 

Go Ace!

 時刻:20:38
ツイート数:63.0tweet

そして迎えたメインイベント、棚橋対みのるです。
実は試合前にこの二人の対戦成績をまとめようと思ってたんですけど間に合わなかったんですよね。
過去の対戦は、みのるがプロレス復帰した2003年ごろに二度ほど、その後はしばらく期間が空いて、
3度目が煽りVTRでも紹介された2012.1.4の棚橋のV11戦となった東京ドームでのIWGP戦、
その年のG1でもう一度対戦の後に、秋の両国においてIWGP戦で再戦をして以来の6度目の対戦となっています。
個人的な印象ではもっとやってるんじゃと思ってたんですが、鈴木軍結成以降は本当に大舞台のここぞの場面でしかやってなかったんですよね。
だからこその期待感と共に試合が開始しました。

新IC王者、鈴木みのる

 時刻:21:15
ツイート数:114.0tweet

結論から言ってしまえば、”今の棚橋弘至”と”今の鈴木みのる”が噛み合った、痛みの伝わるすげェ試合でしたね。
現在の新日本の所謂トップ3といえばオカダや内藤、ケニーに代表され、所謂アスリート型のプロレスが主流になってる面はありますが、その一方で彼らがやらない(出来ない)それ以外のプロレスが確かにあって、けして「面白さ」という面で引けをとらないということの証明になったんじゃないかな、という。
それも鈴木みのるのしつこく高度な関節技の攻め、棚橋の受けっぷりに痛がりっぷりというものが噛み合った相乗効果があったからこそでもありますが。
年齢と、アスリート的な意味合いでのコンディションでは全盛期とは言えないながらも、それ以外の表現手法を身につけた二人だからこその試合だったと思います。

まぁ結果としてはみのるがNEVERに続いてIC、しかも今回は初めての「IWGP」を冠するシングルベルトですから着実に新日本支配が進んでいる結果に。
一方で棚橋は試合後は担架に乗って帰っていくなどダメージも大きい様子。
試合後のみのるのマイクで「アッチが痛い、こっちが痛いで勝てるわけねぇだろ」とあったように、ここはアッチもこっちも直してきて再戦して欲しいところですねぇ

所感雑感

大会としては一日目は4,862人動員とのことで、去年は5,545人(満員)だっただけに流石に1日の人数は減って入るものの、2Daysの一日目としては観客動員としても及第点だったんじゃないかなぁと思いますね。
そういう意味でいうとやっぱりメインの棚橋対鈴木って言うカードはやっぱり「客が呼べる」カードなんだなぁと感じますね、試合としても面白かったし。

というわけで、ちょっと本調子ではないのもあってあっさり目ですが、以上です。
勿論翌日の2日目も解析予定ですので次回は1.28きたえーるでお会いしましょう

それでは