プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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With2.net主催・人気ブログランキングinプロレス部門解析

さてつい先日のことですが、弊プロレス統計もプラットフォームに使っているはてなブログにおけるプロレス系ブログについての解析を行いました。
普段と違ってあんまりプロレスに関係ない話だったからかなんか全然畑違いの人に反応してもらってたりしてなんだかおもしろかった限りです。

まぁ実際解析をやってみた結果結構有意義というか意味ある解析ができた手ごたえがあったので今回はその続編として、
弊ブログも参加しているwith2.netの主催している「人気ブログランキング」、そのプロレスカテゴリに登録されているブログについて同様に解析を行いました。
”行いました”ってあっさり言ってますけどくっっっそ面倒くさかったんですけどね、なにせ数が多いですし。
その分はてなブログでの解析よりもサンプル数が増え、より信頼度の高いデータが取れたと思うのでご報告です。

前回のはてなブログの解析はこちら

www.pwanalysis.com

 

集計結果

上述の通り今回集計したのはwith2.netが主催・集計している「人気ブログランキング」の「プロレス」カテゴリに登録されているブログの開始時期、最終更新時期、それに加えてランキングの順位を決めている「IN」「OUT」の数値についても集計しました。

人気ブログランキングについてご存知でない方もいると思うのでお知らせすると、弊ブログだといつも記事末尾に張られている画像リンク、またはサイドバーに表示されている画像リンクをクリックすることでアクセスすることのできる、いわばブログのリンク集みたいなやつです。
ブログランキングは基本的には「1週間のうちにこのリンクがアクセスされた回数」によって順位付けがされており、
リンクをクリックすることでそのブログが所属カテゴリ中の何位に位置しているか知ることができます。
ちなみに1クリックが「IN」の数値の10ポイントに相当し、カテゴリを複数登録できることから1クリックの10ポイントをどう各カテゴリに割り振るか、という設定もできたりします。
弊ブログだと最初はプログラミングカテゴリにも入れてたんですけど全然そういう話しねぇな…となったので現在はプロレスカテゴリ一本です。

またそのランキングに表示されたリンクをクリックし、該当ブログへアクセスすることで「OUT」の数値が同様に加算されます。
この「OUT」の数値は基本的にはランキング順位に関係はしていないようで、「IN」が同値だった場合の順位わけに用いられてるようですね。

INについて備考

というわけでこの人気ブログランキングは「各ブログからランキングへのアクセス数」を「人気」と定義しているわけです。
まぁこのリンクのクリックが完全にランダムに発生するものと仮定すると、このクリック数はブログへのアクセス数自体に比例するはずなので「ブログの人気」の測定法としては妥当なんですかね。

ちなみに画面をスクロールする必要がある記事の場合、その記事のどの部分にリンクを張り付けるかで結構クリック数は上下するはずで、以前Analyticsで調べたデータ的には記事末尾までスクロールするのは全体の数%とかだったような。
そういう意味でいうと記事の頭にリンクを張るのが一番クリック率が上がりそうなんですけどどうなんですかね。
もしくは記事の途中に挿入することでクリック数を上げることは可能だったり、いずれにしろその辺の工夫にも作用される数値ではあると思います。

OUTについて備考

一方でのOUTはブログランキングページから当該ブログへのジャンプ数に相当しているわけですが、
ブログランキングはwith2.netのページ上でブラウジングしてランキングに到達した場合はランキングのトップへ移動し、各ブログからリンクを踏んで(INして)来た場合はそのブログの順位付近にジャンプします。
つまり、前者はそもそもランキングトップのブログを見る機会が多く、後者はそもそもやってくるユーザー数がランキング上位ほど多いので、このOUTの数値はランキング上位ほど高く、そこから下位になるほど低くなる傾向があると思います。

きちんと統計を取ったわけではないのでわからないですけど、個人の体感的にもランキング順位が低かった頃はランキングからのアクセス数も微々たるものだったのが、10~20位を遷移するようになってからはそこそこのアクセス数がある程度安定して得られるようになったと思います。

そういう意味ではまず「IN」を上げることで「OUT」を増加させることができ、それによってブログ自体へのアクセスも増加させることができる、という感じですかね。
そういう意味でこういったブログランキングへの加入、そしてランク上げはブログのアクセス数向上という意味では有効かもしれません。

集計ブログ数

さて今回集計できたブログの数は165件になりました(2018年9月29日時点)。
一応ランキングにはそれ以上の登録数があるわけですが、その中には全くプロレスについての記事が無かったり、比喩的意味での「プロレス」というワードを使っているブログもあったりだったのでそれについては省いています。
下表は調べられた数字の主な数字、および全体に対する割合などが表記されています。

継続期間

集計できた165件の内、1か月以内に更新があったブログは75件で全体の45%
また1年以内に更新があったのは119件で全体の72%になっていました。
前回行ったはてなブログでの週計では1か月以内の更新が合ったブログは14件(41%)、1年以内は20件(59%)だったので
1か月以内の更新に関しては同程度、一方で1年以内の更新についてはより高い割合になっています。

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上図は各ブログの継続期間を縦方向の棒グラフであらわしたもので縦軸は時間(年単位)になっています。
棒グラフの下端が各ブログの開始時期、上端が最終更新時になっており、上の図では左から右にかけて最終更新が古い順に並べてあります。
こうしてみると、開始時期のバラツキこそ全体を通してありますが、ここ最近の更新があったものが大半で、最終更新が古いものほど数がどんどんと減っていっているのがわかりますね。

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また開始期間順に並べなおすと上図のようになります。
こうしてみると開始期間自体は分布に偏りがなく、一定のペースで新たなブログがランキングに登録され、更新開始されていることがわかります。

継続年数

また平均継続年数は5年、中間値でも5年6か月となっており、こちらもはてなブログの場合で集計した2年弱という数値を大きく上回る結果となっています。
これは言い換えれば、単純にブログを始めた場合よりも人気ブログランキングに登録した方が継続性が上がるということかもしれません。
とはいえ、人気ブログランキングの場合は多種多様なブログサイトが登録されている一方で、はてなブログは2011年に正式サービスが開始された若いサービスのため継続期間が短くなっている可能性はあります。

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同じように継続期間別に並べたもの、ある程度は開始時期に左右されるので開始時期がおおよそ古い順になっていますかね。
その一方で継続期間が短いものを見ると近年のブログが増えているのは確かですが、開始時期が早いものにも継続期間が短いものがそこそこ含まれているのがわかります。

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継続年数について半年ずつでヒストグラムを撮ったものが上図。
半年以内が一番多く、それ以降継続期間が延びるにつれ減少傾向が見えます。

ブログ数推移

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上図は上記のブログの開始(ランキング登録)時期と最終更新日をそれぞれ「ブログ増加(赤)」「減少(青)」として各年の増加数・減少数をまとめ、それによってその時々のブログの数(緑)の推移をまとめています。
こうしてみるとブログ数としては2003年以降一定のペースで増加しているのがわかりますね。
一方各年のブログの増加数については、ばらつきはあれど緩やかな増加傾向があるように見えますね。
それは減少数も同じで、ここでは2018年の減少数は計上してませんが、それでも2016,2017年と2年続けて減少数が多い年が続いています。

IN値

またINの数値は週間値と月間値がランキングに表示されていますが、この週間INが0以上だったブログは69件(42%)、月間INの場合は90件(55%)になっていました。
実に半分近くはINがなく、ランキング上位に上がっていないみたいなんですよね。
更新時期を見てみると、1か月以上更新がないブログもありますが1週間以内の更新があるブログでもこのINが0のブログが結構あるので、単純にランキングに参加しているもののリンクを貼っていない、貼るのをやめた人たちかもしれませんね。
逆に最近の更新が1年以上なくてもINがある場合もあるので、その場合はランキング以外からの流入があり、そこからランキングにINしていると思われます。
このようにランキング以外からアクセスが十分にある、もしくはアクセス数を気にしていないのであればリンクを貼るのをやめる事例は多々あるかもしれません。

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上図は週間INのヒストグラムになっています。
0~100の値が過半数でそこからINの増加と共に減っていくのですが、900以上、および1000以上のブログが逆に増加しています。
IN値が100以上のブログは26件(22%)、そして1000以上は7件(9%)となっていました。
また週間INの平均値は187.4、それに対して中間値は0になっていました、IN有ブログが半分以下だから当たり前ですけど。
そういう意味ではブログランキングにおいてIN値の二極化が起きている感はありますね。

OUT値

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同様に週間のOUT値のヒストグラム。
こちらもINと同じく0~100が最も多く、OUT値の増加と共に件数が減っていくのですがOUT値1000以上が急激に増えるという二極化が起きています。
ここではOUT値1000以上は20件で全体の29%、そして10000以上は9件で8%となっています。

かんたんまとめ(下表)

総ブログ数 165  
活動中ブログ数(1か月)  75 45%
年内 119 72%
IN有ブログ 69 42%
IN>1000 7 9%
IN>100 26 22%
OUT>10000 9 8%
OUT>1000 20 29%
平均継続年数 5年  
中間継続年月数 5年6か月  
平均/中間IN 429.5 45
平均/中間OUT 4508.1 135

 

所感雑感

というわけでブログ解析第2弾でした。
はてなブログと比べると対象となるブログ数が多かったので結構はっきりとした傾向が見えるデータが取れて面白かったんですけど、その分すっげぇ疲れたゾ・・・
とはいえ今回取ったデータでもう少しいろんな解析ができそうな気がするので気が向いたらまた次回解析したいとこです。
正直言うと今度また別のブログサイトとかランキングで・・・っていうのはちょっとためらいますね、如何せんめんどすぎる

きょうはこれまでそれでは


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