さて、気付けばなんかいろいろと事件が起きた神戸でしたがさっそく解析していきましょう。
集計結果
大会は16:00に開始され、試合自体は19:20ごろに終了しました。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆ベストフレンズ対KES
.@trentylocks & @SexyChuckieT WINS!!!!! #NJDest #NJPW pic.twitter.com/q7cqDlQQPv
— Italo Santana 🇧🇷 (@BulletClubItal) September 23, 2018
時刻:17:18
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さて最初のピークはノンタイトル戦ながら注目のタッグマッチ。
一時はIWGPタッグ戦線をけん引していたKESと今後の活躍が期待されるベストフレンズの一戦。
タイトルかかっててもおかしくない面子、ではあるんですけど現王者のヤングバックスが参戦してないんですよね、一応次の防衛戦は10.1のLAでGoDとですが。
どちらも長身の外国人タッグ、ではあるんですがKESはそこに確かな筋肉のあるスーパーヘビー級、大してベストフレンズは最近までバレッタがジュニアヘビーとして活動していたように細身で体重がないからこそ飛び技や連携を重視する感じですね。
しかし試合は終始KESが一方的に、しかもバレッタを攻め立てる展開、いや本当に技の練習に使う人形のごとく千切っては投げ千切っては投げでした。
しかし、バレッタはどんな受け身をとっても怪我をしない自分をRubber manと自称してたなんて言う話があるほどの受けの達人、最後はKESの必殺キラーボムを食らうもののカバーを切り返しての勝利。
まさに受けきっての勝利、受けの勝利。
◆2500票差の闘い
注目のIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント1回戦は、KUSHIDAがBUSHIに逆転勝利!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 23, 2018
10.8両国のトーナメント決勝へ進出!
☆9.23神戸大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!
⇒https://t.co/gxoichhaE0 #njpw #njdest pic.twitter.com/bzfYs794xl
時刻:18:22
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そして続いてはセミファイナル、高橋ヒロムの欠場及び保持していたIWGPジュニアヘビー級王座の返上を受けた直近4人のジュニア王者による王座決定トーナメント第1戦、KUSHIDA対BUSHIですね。
このトーナメントに関しては公式LINEアカウントでアンケートがなされて「どの選手がトーナメントを制するのか」という内容だったわけですがその結果は
【たくさんのご応募、ありがとうございました!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 21, 2018
新日本プロレス公式LINEアカウントにてIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント“優勝予想”!
☆みなさんの予想はコチラ!(※1枚目の数値は男女比です)#njpw #njdest #njpwUSA pic.twitter.com/dOYRHUIQ86
なんと(失礼)BUSHIがダントツの1位、しかも2位以下にダブルスコア以上をつけての。
なんというか・・・正直言えば体感の期待値と全然違ったわけですが、でもまぁ前王者ヒロムのパートナーであるという点、LIJであるという点、さらには直近4王者の中で最も前の王者である(2016年9月に初戴冠、11月に陥落、どちらも相手はKUSHIDA)といういくつかの点で推されてるのかなぁ、いずれに下って世間一般との乖離を感じちゃう。
まぁそれはさておき試合は序盤こそ静かな感じでしたが終盤も終盤、レフリーのブラインドをついての毒霧が決まった時の盛り上がり様、BUSHIコールのデカさったら。
こういうのを見るに「BUSHIを応援こそすれ序盤は勝てそうな感じがしてなかった」のはあるんですかね。
しかしながら、最後はまさかのコードブレイカーをキャッチしてからのバックトゥザフューチャー二連発。
惜しいところまで行った、という気がしますけど裏を返せばBUSHIファンはドッと疲れてそうって感じしますね、KUSHIDAは相手の技の切り返しが多様すぎて相手にとると厄介すぎる・・・
◆なんだこれは・・・たまげたなぁ・・・
時刻:18:41
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なんかメインの試合途中に試合結果を表示するテロップが誤って流れたみたいですね、その結果日本語タイムシフトの公開が遅れたとか(自分はしょうがないので英語実況で見ましたけど)たまげるなぁ・・・
◆日はまた昇る
OMG!! Falling High Fly Flow! #NJPW #njdest https://t.co/4ULitIni5Z pic.twitter.com/nGBdrzLOdg
— LARIATOOOO!! (@MrLARIATO) September 23, 2018
時刻:19:10
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そしてやってきたメインイベント、今年に限れば5月の博多どんたくでのIWGP戦、8月の日本武道館でのG1最終公式戦以来の再戦。
こうして年に3度以上も対決があるのは2013年以来ですかね、あの時は1.4に4月両国にG1、そして10月の両国もあったから4度ですか。
ある意味それに次ぐ回数、でもスパンとしてはより短い3戦になったわけですけどその実権利書戦での対戦は今回が初めてという。
それだけの回数繰り返してきた対戦ではあるものの今回の一戦、違いは序盤から終盤までのオカダの膝一転攻めによる試合のコントロールですかね。
オカダさんの膝攻めという時点で珍しいんですがそのしつこいまでの膝攻めに悲鳴とそしてブーイングが発生するという。
これまでどうしたってばビーフェイス的な試合しかできなかった印象のあるオカダさんだったんですけどこの試合は本当に完璧にヒールとして試合をコントロールできていた気がするんですよね、それが一オカダモンペとして嬉しい。
だからこそ棚橋のぼろぼろっぷり、にもかかわらず立ち向かう姿が劇的になったんじゃないかなぁという。
そういう意味での試合の面白さ、オカダ・カズチカの得たものの大きさ的に勝敗はあんまり気にならなかったですね。
いやまぁ気にならなかったのは別の理由もあるんですが、いずれにしても棚橋はIWGP権利書を防衛に成功。
◆裏切りに次ぐ裏切り、そして吉橋
GEDO TURNS ON OKADA!!! #NJPW #njdest https://t.co/4ULitIni5Z pic.twitter.com/vwsLBNYzNl
— LARIATOOOO!! (@MrLARIATO) September 23, 2018
時刻:19:16
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そう今大会最大の衝撃は試合後に待っていた。
今シリーズ不穏な動き、コメントを繰り返していたジェイ・ホワイトが試合後に棚橋を奇襲、そして敗れたオカダも追撃し、椅子で追い打ちしようとする。
そこにさっそうと現れたのが、かつてはオカダのそばに影のように立ち常に支えていた外道。
ジェイからイスを奪い、サポートするかと思いきやまさかのオカダへのチェアショット!
つい先日のG1最終戦でオカダと外道のコンビ解消が宣言され、今シリーズ実際に二人が組むことはなかったんですが、まさか解散翌シリーズで決裂とは・・・いや前フリっぽかったといえばそうなんですけど。
いずれにしても今シリーズ中からあった予感が、予想外の形で爆発した形。
果たしてCHAOSはオカダは棚橋はIWGP挑戦権利書はどうなるのか、楽しみです。
で、このメイン後の顛末について一つ飛ばしていた事項。
実はジェイが乱入し、外道が入ってくる間にもう一人さっそうと登場した人物がいた。
そう今シリーズまさにCHAOSのいざこざの中心となっていたYOSHI-HASHIその人、いろいろあった二人ではあるものの介入とあっては、と駆け込んできたものの
Poor YOSHI-HASHI. #NJDest #NJPW pic.twitter.com/uaAWOgA36T
— Italo Santana 🇧🇷 (@BulletClubItal) September 23, 2018
・・・正直にこのシーンを見た感想でいうと「勿体ない」につきますかね。
これで病院直行の大怪我だったっていうんだからあんまり茶化すわけにもいかないんで、大事でないことを祈ります。
しかし、いってみれば先シリーズのG1開幕前からの一騒動、G1でのオカダ戦、棚橋戦以後の勧誘、そして今シリーズでのCHAOS内の不和、誤爆からの仲間割れ
そういったすべての仕掛け、おそらくは吉橋のレスラー人生の中でもハイライトになる瞬間のための2か月近い仕掛け、
その集大成がああいう形で終わってしまうとは・・・会場で観戦した人の証言では泣きながら退場したなんて言う目撃談もあります、そりゃそうでしょう、正真正銘の大一番での失敗ですし。
怪我の度合いにこそよりますが、大けがを負った本間も帰ってこられて、柴田もリング上での指導ができるようにまで恢復したのを見るに吉橋も帰ってこられないわけではないと思います。
しかし逃した魚は我々が思っている以上に大きい、覆水盆に返らず、そして何よりも勿体ない、そんな瞬間だったと思います。
帰ってこられたとしてもまた同じチャンスが得られるのかはわからない、そういうことです。
所感雑感
というわけで、なんか予想外に事件が続出した神戸でした。
まぁ試合外のことを除けばオカダさんの成長が見られたことが何よりもうれしかったですかね。
なんとなーくの流れとしては本隊に行くのかな?という気もしますけど、その際に「棚橋の下につく」という形にならない展開を色々願望込みで予想する日々です。
それも今後の試合が発表されるまでわからないんでしょうけど、自分でも驚くほどうきうきとした気持ちでその時を待ちたいと思います。
きょうはこれまで、それでは