さて遂にAブロックも最終公式戦を迎え優勝決定戦進出チームが決まる広島大会を迎えました。
今回も大会中に#njpwに投稿されたされたツイートについて解析をしていきたいと思います。
集計結果
横軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
大会は18:30開始、21時ちょうどに終了しました。
この日のツイート数は884ツイートでした。
これまで集計してきた中では最も少ない結果となってしまいました(全開の後楽園で1097ツイート)。
要因としては平日であること、そして注目度の高い最終戦・開幕戦でないこと、そして集計を始めて以来初の後楽園以外での中継だったことと言うこともあげられるかもしれません。
また実況ユーザー数は312人と全開の後楽園の350人と比較しても40人減でした。
全体的に見ると前回の後楽園と比べて実況者数、ツイート数ともに微減と言ったところでしょうか。
その一方で会場には1802人超満員札止めの観客が集っており、ライブイベントとしてのプロレスとネットで実況するプロレスの性質の違いがちょっと見えるかもしれません。
それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
●一転攻勢
なんとオカダ&オスプレイが内藤ポーズで挑発!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2017年12月8日
さらにバックステージでは「内藤さん、教えてやるよ。“失言”には気をつけろ」と警告!
12月8日(金)広島大会をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報中!! #njpw #njwtl pic.twitter.com/CV0vyvJSqH
時刻:19:39
ツイート数:9.0tweet
最初のピークは前半戦の最終試合、今シリーズで延々と続けられてきたオカダ対内藤、オスプニャー対ヒロムの前哨戦です。
前回の後楽園では新技ミリオンダラードリーム(仮)によって内藤さんをぐったりさせていました。
これによって内藤さんもドームに目を向けるか、と予想していたようですが数日立つと再びWTL批判に戻ったためもう一度攻勢に出た模様。
試合としてはオスプレイがヒロムから直接ピンフォールを奪い、IWGPJrに向けて勢いをつけました。
そしてコメントブースでも珍しく饒舌に、内藤さんのWTL批判に対して返答します。
オカダ 内藤さん、『WORLD TAG LEAGUE』開幕前、『史上最低のタッグリーグ』って言ってましたね? 俺はそんなふうに思わないよ。素晴らしいリーグ戦やってるし、この前、EVILだって言ってたよ、リング上で、『史上最高のタッグリーグだ』ってな。内藤さん、教えてやるよ。失言には気をつけろ。政治家といっしょだよ。それでな、支持率低下することだってあるんだからな。そんなでなきゃ、内藤さんが出なかったら史上最低のタッグリーグをやってるほど、ウチの、新日本プロレスのタッグは、そんな安くねえですよ。内藤さんが出なかった、子供みたいなこと言ってんじゃないよ。俺だったらな、チャンピオンとして、『WORLD TAG LEAGUE』中だろうが、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』中だろうが、『NEW JAPAN CUP』中だろうがな、存在感で、強さで、カッコよさで、みんなにそれを見せつけてやるんだ。それがチャンピオンってやつだ、この野郎……
何を持って「最低」とするのか「最高」とするのかは人に寄るところとは思いますが、自分個人としてはオカダさんのこの言葉もまた会場に足を運んでいた、去年を上回る人数のファンの気持ちの代弁だと思います。
メンバーがどうであろうが、出場している選手、提供された試合を楽しもう、という空気が今の新日本のよさでもあると思うところがあるだけに、この言葉は「良くぞ言ってくれた!」と思わざるを得ません。
無論これはリング上の試合内容を持って最高か最低かを判断する、試合内容至上主義なオカダさんの意見であり、これは場内の歓声と観客動員と、自分が試合を見てきた感想として大いに納得できるものではありますが、
そもそもリングに目を向けるまでの過程で重要である話題性をもって判断する内藤さんの意見ではまた別であり、ある種ツイート数の減少がその主張を裏付けている面もあるかとは思います。
ある意味で「焦るか焦らないか」「感情移入できるかできないか」「人気がどっちが上か」ではなく「興行論」での対立軸が生まれた形になりますが、これを踏まえて内藤さんやファンがどのような反応を示すのか、楽しみではあります。
●大荒れ!反則負け
鈴木&飯塚のラフ殺法で小島が大ピンチ!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2017年12月8日
12月8日(金)『WORLD TAG』広島大会をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報中!! #njpw #njwtl pic.twitter.com/hOBi7sHc4V
時刻:20:16
ツイート数:8.0tweet
そして始まるWTL Aブロック公式戦、チェースファレ組を破って有終の美を飾った永田中西に続くべくテンコジが鈴木飯塚組に向かいます。
ちなみにこの前の大会から棚橋が膝の負傷で今年何度目かの欠場、その代打として起用されたのコジだったりします。
現在の新日本の中ではベテラン中のベテランの4人ではありますがやはりコジの動きは格段に良いような気がしますね。
しかしながら、鈴木飯塚のインサイドワークに翻弄され、最後はレフリーの目の前でこれ見よがしにアイアンフィンガーフロムヘル、当然ながら鈴木飯塚の反則負けとなりました。
その戦法の是非はともかく、試合後のコメントではなんだかんだ言いつつ後藤さんについて語っている鈴木、そういう意味でも既に目はWTLではなくドームへと向かっていたのかもしれません。
●デスジュース勝利!
Aブロック同率トップの裕二郎&ペイジが生き残りを懸けてジュース&キャラハンと対決!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2017年12月8日
12月8日(金)『WORLD TAG』広島大会をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報中!! #njpw #njwtl pic.twitter.com/woimiOKKAj
時刻:20:31
ツイート数:10.0tweet
この時点で優勝決定戦進出の可能性があるのはペイジ郎とむしゃざんまい、そしてColdEVILの3チーム。
裕二郎としては数年前のNEVER無差別級以来の栄光がかかっているだけに試合全体を通して気合が違いました、序盤から普段見せないトペを繰り出し、歴代の必殺技である東京ピンプス、マイアミアシャイン、ピンプジュースをどんどんトライしていきます。
なんだかそういう姿を見ていると凄く色気のあるレスラーになったなぁ・・・と感慨深くなってしまいました。
その意気込みに答えるべくペイジも奮闘したものの、デスジュースの連携に沈み、久しぶりに栄光は流れていってしまいました。
しかし試合後のコメントブースでは再び何かのタイトルを目指すことを宣言して二人はリーグ戦を終えます。
なんだかちょっとタッグ間でのいざこざなんていう話題があっただけに、こうしてちゃんと互いを思いあってるのが見られるとじんわりきてしまいますね。
一方でデスジュースは開幕からの勢いが凄かったものの、一歩及ばず。
個人的にはジュースの新たな一面が見えてきただけに今後も継続して欲しいところです、サミもサミで全部を出したわけではなさそうですしね。
●むしゃざんまい対Cold EVIL
後藤&YOSHI-HASHIの連携技でEVILを痛めつける!!
— njpwworld (@njpwworld) 2017年12月8日
勿論、技を決めた後は…!
視聴&登録▷https://t.co/8Cg1sWB6kV #njwtl #njpw #njpwworld pic.twitter.com/0eo5yqChK9
時刻:20:40
ツイート数:8.0tweet
ツイートは普通にはっつけたかっただけです、\むしゃざんまい!/
というわけでセミの結果を受けてAブロック突破はメインの勝者ということになりました、うーん割と良く見るこの状況!
とはいえこの2チームがAブロックにおいて大本命だったのは確かではあります。
4人が4人とも新日本を主戦場にしている日本人レスラーであり、タッグ暦が浅い=新鮮な顔合わせでもありますし。
その一方で支持率と言う意味ではやはりLIJ人気に加え個人個人の期待感もあってEVIL SANADAのCold Evilが一歩リードと言う感じですね。
一方むしゃざんまいは能だ狂言だと言われつつ、突っ込みどころが多いチームではありますしね、好きだけど。
それはともかくとしてもどちらのチームにしてもタッグとしての初の栄冠を目指してお互いの腕を競います。
●エェェェェェッヴリッスィン!
EVIL&SANADAが後藤&YOSHI-HASHIをマジックキラーで粉砕!! 優勝決定戦へ進出!!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2017年12月8日
12月8日(金)『WORLD TAG』広島大会をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占速報中!! #njpw #njwtl pic.twitter.com/dA2g8M8ggU
時刻:20:53
ツイート数:12.0tweet
結果として試合はお互いの新合体技であるGYR,マジックキラーをもってしてもフォールを奪えない未知の領域へ。
こういう状況で光ってくるのが後藤さんの爆発力でもあります、試合終盤になってもその馬力が一切落ちないどころか上がっていき、ラリアットでEVILを吹っ飛ばすシーンも。
しかしEVILも馬力で負けず、さらにSANADAもそのバネとスピードで対抗し、熱戦の末2度目のマジックキラーで勝利します。
実況のなかで清野アナが「後藤は誰にも負けない天然素材」と言っていましたが、その素材のよさ、爆発力・スタミナ・パワー・テクニック、後藤さんの良さがありありと表れた試合でもあり、それを引き出した上で買ったCold Evilの力量が見えた試合でもありました。
結果としてEVILの宣言どおりに大本命のCold Evilが決勝進出し、翌日のBブロックの結果を待つことになります。
それにしてもEVILはNJCでの棚橋戦、G1大阪・両国でのオカダ戦を経てかなり頼もしく見えるようになってきたなぁ・・・
所感雑感
というわけでタッグマッチとして、試合内容として非常に良い大会だったと思います。
やっぱり・・・日本人同士の・・・タッグ対決を・・・最高やな!
良く今治では一転変わって外国人同士の試合が増えると同時にメインをオカダ内藤が締めることになっていたりしてうーんとなってしまいますが、
これは逆にいえばやっぱり日本人対決が主軸にならない限りタッグ部門の上昇はありえないって言うことなのかなぁと思ったりはしますね。
そういう意味でいうとやっぱりCold Evilの今後の活躍に期待したいところです。
愛媛大会も解析する予定です、それでは