これまで主に新日本では新日本プロレスワールドで中継がある大会、そしてWWEではPPVを中心にツイート解析をしてきましたが、
WWEの場合はPPV、そしてWWE Networkで配信されている大会以外にもTV番組としてRAWそしてSmackdownLIVEという二つの番組が所謂2本柱として存在しています。
RAWが毎週月曜日に3時間、SDLiveが翌火曜日に2時間放送されている番組で、
RAWが赤がイメージカラーでブロックレスナーやSHIELDなどを擁していて所謂ストーリー展開を重視した番組、
SDLiveが青がイメージカラーでAJスタイルズやランディ・オートン、シンスケナカムラを擁していて、どちらかというと試合内容を重視した番組といわれています。
で、実は次のPPVであるSurvivorシリーズはこのRAWとSmackdownそれぞれの陣営による対抗戦になっていて、SmackdownのメンバーがRAWの番組に侵略したりなどして結構盛り上がっているんですね。
そもそも少し前からRAWとSmackdownできっちりと出場選手を分けたのも年に一度の対抗戦を盛り上げるためだったんじゃないかなぁと思うわけですが。
結果としてSmackdownは月曜日のRAWに先制攻撃をかけ、さらに先週のSDLiveではなんと王座交代劇まで起きました。
ジンダー・マハルといえばこれまで数度にわたって期待の新鋭だったナカムラを悉く(シンブラザーズの介入を使って)退けてきたヒール王者、その王者がついにAJによって倒された!
ということに加え、元々Survivorシリーズでの対抗戦でRAW王者:ブロック・レスナー対Smackdown王者:ジンダー・マハルの試合が予定されていたため、この勝利によってブロック・レスナー対AJスタイルズという超々好カードがサプライズ的に決定したため大きな反響がありました。
IT'S OFFICIAL: NEW #WWEChampion @AJStylesOrg will face #UniversalChampion @BrockLesnar at #SurvivorSeries! #SDLive @HeymanHustle pic.twitter.com/h8CO5kKfU9
— WWE (@WWE) 2017年11月8日
というわけでその当日の#SDLiveでのツイート解析をしてみました。
先週のSDLiveはいつもより1時間遅い20:00(東部標準時)からスタートしましたが明らかに番組終了直前、AJがジンダーを倒した部分で大きなピーク(ツイート数は567ツイート/分)が記録されています。
また、#RAWと#SDLiveのハッシュタグにおいて放送日のツイート/リツイート数を記録したものが下の図になります。
それぞれ放送時間(RAW:3時間、SDLive:2時間)で割って規格化していますがそれでもやはりツイート/リツイート数両方においてRAW>SDLiveというのが明らかだったのですが、
ここ数回の放送におけるRAWのツイート/リツイート数の低下と前述のAJの戴冠劇の組み合わさったおかげか先週の放送においてはSDLiveがツイート/リツイートの両方でRAWの数値を上回りました。
こういった意味で先週のSmackdownは歴史に残る放送だったんではないかなぁ?と思う次第です。
あくまでもツイート数なので実際の視聴率などとは別ですが、一つの反響の形として受け取っていただけると幸いです。
それとWWEだと翌週の放送で王座奪還なんてこともあるからぬか喜びはできませんしね(ジンダーはインドでHHHと対戦するかも、なんて話もあるのでこのまま行きそうではありますが)。
SurvivorSeriesは2017.11.19、日本で言うと20日の朝、楽しみです。