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休業明けによるTwitter実況者回復度調査- #njpw 編

ここ最近は「帰ってきた日常」というのをヒシヒシ感じる日々ですが、子供向け番組でもこの数か月番組制作ができないこともあって再放送や総集編で間をつないでいたらしく、先日からようやく新作エピソードがお茶の間に流れるようになったようです。
そんなタイミングで、いつも参考にしている「プリキュアの数字ブログ」の著者であるkasumi氏(Twitter)が以下のようなツイートをしていました。

プリキュアの数字ブログではプリキュアにまつわる数字の一種として、番組放送時間中の実況ツイート数、実況ユーザー数を集計しているそうなのですが、再放送期間中に大きく落ち込んだ実況者数が再放送期間以前のレベルにまで回復したという。

こんなに如実な結果が出るのか…と驚いたのと同時に「これウチでもできるな?」と思い至ったので今回はプリキュアと同様長い興行自粛期間を経て興行を再開した新日本プロレスでもTwitter実況者数の推移を見てみたいと思います。

 

集計したもの

今回用いたのはツイート解析プログラム*1で集計した、2020年1月1日~2020年7月3日までの新日本プロレス公式ハッシュタグ#njpwをつけて呟いたユーザーデータ。
今回は上述のプリキュアの実況との比較も考え、新日本プロレスワールドで中継があった日のみ*2を抽出して用いています。
またここでの中継とは試合のライブ中継と休業期間中に行われたNJPWTogetherプロジェクトによる配信を指します。

以下では1.4東京ドーム大会~2.22後楽園ホール大会までを「通常興行期間(Normal)」
3.4内藤×ヒロムトークショー~6.13 Tele Pro-Wrestling DOMINIONまでを「興行自粛期間(Stopped)」
6.15NJPW Together SPECIAL~7.3NEW JAPAN CUP2020準決勝戦までを「無観客興行期間(NoPeople)」とし色分けして表示しています。

ちなみに上述のプリキュアの数字ブログさんではアニメレーダーというサイトで番組の実況者数を取得していたようなので厳密にはやり方が異なっていますね。

実況者数推移

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通常興行期間を青、興行自粛期間をオレンジ、無観客興行期間を緑で示し、各配信日の実況ユーザー数の推移を示したのが上の図になっています。
明らかになっているのは無観客興行期間の実況ユーザー数の低さで、各配信においておおよそ200人程度のユーザーの参加があったようです。
この期間に関してはトーク番組や過去の試合のゲストを招いての振り返りが主で、所謂新規の試合映像がなかったことでアニメにおける再放送期間とにたような実況者の減少が見られたと言えるでしょう。

対して無観客興行期間には一気に実況者数が増え、通常興行期間の一部中継よりも多い実況者がいたことが明らかになっています。
特に無観客興行開始となった6.15の中継は2月の大阪城ホールクラスの実況者数があり、その注目度の高さがうかがえます。
この点に関してはやはり「110日間の溜め」が上手く働いて宣伝効果になったんではないかと思われます。
その後の実況数に関してはその「110日間の溜め」の効果もあるとは思いますが、開催されたNEW JAPAN CUP自体が比較的人気のあるシリーズなのでその影響もあるとは思われます。

各期間ユーザー重複度

続いて集計されたユーザーIDから各期間のユーザー規模をまず調べました。
各期間の延べユーザー数は通常興行期間が1万1365人、興行自粛期間が2145人、無観客興行期間が5670人となっています。
単純なユーザー数の規模でいうと通常興行期間から興行自粛期間にかけて約5分の1までに減少し、その後無観客興行期間には通常興行期間の約半分にまで回復した、と言えます。
1.4及び1.5のユーザー数が圧倒的に多く、「所謂一見客が多いのでは?」ということも思われたので1.4,1.5を除いて計算しましたが、その場合通常期の延べユーザーは7049人となり、自粛→無観客期にかけて約3分の1→約80%というように推移しています。
これらをまとめると、無観客興行期間においても「(ドームを除く)通常興行期並みの実況者数に回復した」と言えそうです。

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上図は各期間のユーザー群について重複度を調べたもので、実際にどれぐらいのユーザーが各期間に残り、また去ったのかを示しています。
すべてについて説明するのは煩雑なので重要なものだけ説明するなら、

  • 通常興行期間のユーザー1万1000人弱の内、自粛期間も実況に参加したのは1200人弱(10%程度)
  • 通常興行期間は呟いていたものの自粛期間中は呟かず、無観客興行再開とともに帰ってきたユーザーが2000人程度(20%程度)。
  • 通常期間→自粛期間→無観客期間とツイートを継続していたのは815人で、ユーザー全体(1万5千人弱)の内の5%に相当

という感じでしょうか。
まぁこれまでの集計で継続してツイートをしている人(というか複数回ツイートをする人)自体が少数派であることはわかっていたので驚きはないんですが、自粛期間だけ呟いていて去って行った人とかもいるのが興味深い。

まとめ

  • 無観客興行期間に入ってTwitterでの実況ユーザーは休業前以上に増えている部分もある
  • 興行自粛期には延べ実況者数は5分の1程度まで落ち込んだ
  • 通常興行時の20%弱のユーザーが実況に帰ってきている

 

所感雑感

というわけで実況者の回復度調査でした。
なんというか割と露骨な推移が見られて割と満足です。
こうしてみるとやはり視聴者・実況者は新規コンテンツを求めているというのが如実に見えますが、そうなると同期間でも新日本プロレスワールドの会員数があまり減らなかった(らしい)というのが意外な感じがしてきたりもします。
まぁ比較的低額なサブスクライブですし、コンテンツ自体は過去の掘り出し物映像を追加するなどしてたおかげか、それとも別の理由があるのか…気になるところです。

きょうはこれまで、それでは