プロレス統計

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プロレス界”新しい景色”ランキング

「新しい景色」と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
ちょっと調べてみたところサッカー日本代表の2022年のスローガン?キーワードが「新しい景色を2022」*1になっているらしく世間一般的にはそっちが浮かぶんじゃなかろうかとも思うんですが、
ことプロレスファンに限定すればおそらく大半の人が「ノアの清宮海斗選手のスローガン・キーワード・決めセリフetc」と答えるんではないでしょうか。
私もノアをそれほどしっかり追いかけているわけではないんですが確かにちょくちょく聞く、というか自分のツイートに「#新しい景色」なんてつけて積極的に布教に努めている印象でもあります。

で、ふと「果たして清宮選手どんくらい”新しい景色”発言してるんだろう?」と思ったんですよね。
というわけで突発的「プロレス界”新しい景色”ランキング」の開催です。

 

集計したもの

調べるべきは各選手の「新しい景色」という発言回数ということで今回はサクッと調べられるGoogle検索を使用。
Google検索では検索したいワードを「”」で囲うことで厳密にそのワードを含むページのみを抽出することができ、さらに検索キーワードに「site:(検索したいホームページのURL)」を加えることでそのホームページ内の該当ページのみを検索することができます(豆知識)。

で、今回は選手のインタビューなんかがよく載っている東京スポーツのプロレスカテゴリ(http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/)、公式HPの例として新日本プロレス(https://www.njpw.co.jp/)、ノア(新https://www.noah.co.jp/、旧http://old.noah.co.jp/)、そして試合詳報なども載っているプロレス格闘技DXについて検索を行いました。
他にもいくつかの団体のHPも調べましたけどきりがないのでいくつかヒットがあった新日本とノアのみ公式HPも調べた形ですね。

東京スポーツについてもプロ格DXについてもどうやら古い記事はアーカイブに残されていないような感じもするので、最近の発言のみを見る形になっていると思います(古くても2016年とか)。
それを考えると公式HPは2010年代初頭の記事も残っているのでアーカイブとして優秀、なのだけど案外試合後コメントとか載ってなかったりするので残念だったりします。

集計結果

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というわけでさっそく集計結果ですが2位にトリプルスコアをつける形で清宮選手が1位、君がミスター”新しい景色”だ!

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ミスター”新しい景色”となった清宮選手 (2020.1.5)

(ノア公式サイトより引用)

というのはまぁなんとなく予想はしていたんですがそれにしてもここまで多いとは・・・
ちなみに清宮選手の「新しい景色」発言で最古と思われるものは2018年の11月24日、今は無きGLOBAL LEAGUEの決勝進出が終わった後のコメント*2のようです。

コメントを色々と確認していると潮崎選手、北宮選手は清宮選手とのタイトルマッチが決まった際にこちらも「新しい景色」を使ったコメントをしているので少し多めだった模様。
清宮選手以外でいうとこれまた多い拳王選手(26回)ですけどこちらに関しては一時清宮選手とタッグを組んでいた時期もあるので、その際に「俺たちで”新しい景色”を見せるんだ!」みたいな感じで回数を稼いでいた?模様。

そういった現ノア勢を除いた中で目を引くのが全日本プロレスの野村直哉選手
野村選手の初”新しい景色”は2017年の事なので清宮選手に先駆けての発言だったんですがその後あんまり発言がなかった模様。
ちなみに時期的には青柳選手とタッグを組んでいた時期で、その際に対戦相手の秋山準選手に「新しい景色ってどんな景色か言ってみろ」と問われて困惑するといった場面があった*3りしたみたいですね。
詳しくはリンク先でご確認ください、野村選手の代わりに青柳選手が答えてるんですけど凄くバシッと答えててかっこいい。
思えば今のところノアで清宮選手に対してこういうツッコミする人はあんまりいないよなぁ、その内出てきそうだけど。

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実は”新しい景色”の先駆けだったKENTA(右) (2012.9.7)

(ノア旧公式サイトより引用)

上述の通り東スポ、プロ格DXは最近の記事しかなかったんですが、各公式HPを検索した際に最も古い発言として出てきていたのが現在は新日本で活躍中で、かつてはノアをけん引していたKENTA選手その人。
その最初の”新しい景色”発言は2012年9月7日、自身として初めてGHCヘビー級に挑戦する際に自分が勝った際に団体が変わる、という意味で「確実に新しい景色が見える」と発言した模様。
この際の挑戦ではベルト奪還はできなかったんですが、その翌年にGHCヘビーを獲得し、その後しばらくはキーワードとしていたようですね。

もしかすると清宮選手のワードチョイスもこの時のKENTA選手をイメージして・・・だったりして。

 

所感雑感

というわけで思い付き、の割にはえらい大変な集計でした。
まぁ調べてみると昔から使われていなかったわけではないワードではあるもののここ最近は、特にノアでかなり頻繁に使われているということは確かなようですね。
その流行りを感じ取ってか、今年のドームでのIWGP戦に向けてのコメントで飯伏選手が使っていたり*4するので徐々に流行の兆しがある・・・のかもしれない。
まぁそれはさておきそろそろ誰かが「その新しい景色ってどんな景色だよ」と清宮選手に突っ込んでほしい昨今ではあります。

きょうはこれまで、それでは