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新日本プロレスMVP&ベストバウトTwitter投票 初動調査

年末は各種大賞モノの季節、ということで各サイトがその準備を行いつつある気配もありますが、同時に新日本プロレスもここ数年恒例になっているMVP及びベストバウトのTwitter投票を開始しました。
もしやLINEでやるんじゃなかろうかとも考えたんですが、MVPやベストバウトとなると候補も多いのでLINEアンケート機能でやるには不向きなのかもしれないですね(ある程度候補が絞っていいなら可能なんでしょうけど)

というわけで今年も弊ブログでは同投票結果をTwitter上で集計し、今回はその初動について報告したいと思います。

 

集計したもの及び手法

集計したものは勿論Twitter上に投稿されたツイートで、TwitterAPIの検索機能を使いMVPは「#njpwMVP19」、ベストバウトは「#njpwBB19」のハッシュタグの検索結果を用いて集計しています。

まず一例として私のMVPへの投票ツイート。
こちらについては形式は自由ですが、公式から「選手のフルネームを書いてください」との忠告がありましたね。
なので本来であれば苗字・名前のみであったりTwitterアカウントのIDだったりっていうのはもしかすると本番では集計外になる可能性はあります。

今回これを集計するにあたってどうやってどの選手への投票であるのか?を判別するか迷ったんですが、
まず主な選手についてその名前の表記ゆれをいくつか候補として挙げ(例:オカダ選手→オカダ、おかだ、Okada、okada、カズチカ、かずちか、Kazuchika…等)、これらの内どの単語が本文中で最も早く登場するのかを集計。
同様の集計をいくつかの選手名で繰り返し、「最も初めに登場した選手名」を投票された選手として認識するようにしました。

なんでこんな面倒くさいことをしたかというと「MVP:オカダ ジェイとの一戦が良かった」なんていう複数の選手名が出る場合があるので、その場合どちらがMVPなのかを判別する必要があったんですね。
とはいえこの手法だと「MVPはオカダとも迷ったけどやっぱりオスプレイ!」みたいなツイートだと本来はオスプレイへの一票なのにオカダへの一票と誤認することになります。
なのでそういった誤認もあり得ると踏まえて参考までに以下の結果を見てもらえると幸いです。

また、今回はベストバウト投票では専用の投票フォームが用意され、これを介していないツイートは集計対象外とする旨が発表されています。
この公式を用いたツイートが上のようになっており、1行目は【】付きの共通文言、2行目を空けて3行目が大会日時・開催地、4行目がそのカード、5行目以降が理由となっており、統一フォーマットにすることで判別がしやすくなっているのが分かります。

さらにここでは#njpwBB19のタグに加えて、選択した興行日のハッシュタグ(今回は#nj0104)が追加されていることが分かります。
公式フォームではまず大会の日付を選ぶような仕様になっており、そこでの選択によってこのタグが付くようです。
今年に限らず同一カードが年に複数回行われることもあるので「何月何日のどのカード」という判別をしやすくするためでしょう。

とはいえ実際に使ってみると中々使いづらいフォームだったのも事実。
どうせなら興行日のリストを作って、興行日を選択したら今度はその日行われたカードを選択して、理由のみ記入、っていう形だとやりやすかったろうに・・・と思ったり。

まぁそれはともかくこのタグのおかげでベストバウトの日付の取得は簡単に行えます(ツイート中のハッシュタグ情報はentities内のhashtagに全て納められている)。
次にどのカードなのかを判別するのは、4行目のカード情報の部分をVSの文字で区切ってそれぞれについてMVPでの解析と同様にどの選手のことを言っているのかを判別しました。
その仕様上タッグマッチについては集計漏れしているのでご注意ください、とはいってもざっと見た感じあんまり投票されていなかったようですが。

このようにして解析しましたが、集計したのは投票が開始された12月23日から12月24日いっぱいまでのデータになっています。

集計結果ーMVP

それでは集計結果に移ります。
まず最初は#njpwMVP19にて行われているMVP投票。
集計できたのは467票でした。

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MVP投票の上位10人を上げるとこうなっており、1位はウィル・オスプレイで実に全体の57%を占める268票獲得という圧倒的支持でぶっちぎりです。
東スポ制定プロレス大賞の発表時に「なぜオスプレイがどこにもノミネートされていないんだ!」なんていって少し話題になったことがありましたけど、その記憶も遠からぬタイミングでの投票というのもあって圧倒的支持を得ている感じもしますね、勿論今年の八面六臂の活躍はMVPにふさわしくないといえばウソですけど。

しかし少し驚くのはその次点がジェイ・ホワイト(40票)ということ。
言ってみればジェイのように身体能力に優れて常に会場を沸かすベビーフェイス、というのの逆を行っていますけど、
思えば1.4でオカダに勝ち、2月に棚橋からIWGPヘビーを奪い、MSGでは最後の最後に入場、またG1は決勝に進出し、今年後半では内藤からICを奪取する、と様々な実績を積み重ねたのをみるにこれもまた妥当という。

集計結果ーベストバウト

続いては#njpwBB19で行われているベストバウト投票の結果。
集計できたのは428票になりました。

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それでは投票数の上位10個について日付(date)、対戦選手(member1,member2)そして投票数(votes)を紹介していますが。
こちらでも圧倒的支持を受けたのが6.5 BOSJ決勝で行われたウィル・オスプレイvs鷹木信悟の一戦で、全体の38%に相当する163票を獲得しています。
こちらは先日発表された週刊プロレスのプロレスグランプリ(ファン投票)の中間発表でもベストバウト部門1位を獲得してましたね、すげぇや。

それと比較するとその他が結構団子状態なのでこれがひっくり返ることはなさそうなんですけど、2位になったのは先日発表されたライガー総選挙で1位となっていた10.14両国での獣神サンダーライガーvs鈴木みのるの一戦で27票ですね。

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 また上記のベストバウトの投票データから各選手のベストバウト候補試合数(nominate#)と総得票数(votes)もそれぞれ集計できます。
ちなみに12/24の段階でノミネートしている試合は81試合となっています。
ノミネート数ではオスプレイが20試合で1位、それに次ぐのが15試合でオカダ、そして11試合で鷹木&内藤となりました。
一方で総票数を見てみると1位は鷹木で214票、2位は僅差でオスプレイの207票、そして大きく開いて3位はオカダさんの52票となっています。

まぁベストバウト投票1位のオスプレイvs鷹木が圧倒的な票数であるので票数でこの両者がトップ争いをするのは道理なんですが、
鷹木の場合は3位にもSHOとの一戦(5.13 BOSJ)がランクインしているので票数の面では一歩有利だったようです。
ベストバウトのトップ10を見ても鷹木はvsオスプレイ、vsSHO、vs内藤、vs石井と4試合でランクインしているのでノミネート数こそオスプレイ、オカダに一歩譲ったもののインパクトある試合を残したということがうかがえます。
対するオスプレイはノミネート数トップ、つまりはベストバウトメーカーな1年だったって感じですかね。
とはいえトップ10にランクインしたのは鷹木戦のみというのが総票数で鷹木に一歩譲った理由か。

 

所感雑感

というわけでTwitter投票の初動調査でした。
最初に述べたように私個人がTwitterで検索し、それっぽいプログラムで集計した結果なので来年に発表される正式な結果とはまた異なっている可能性も大いにあると思うのであくまで参考までにお願いします。
とはいえ鷹木vsオスプレイ、そして鷹木&オスプレイ強し、って感じですね。
先日まとめた2019年の戦績を見てもいろんな部門でトップになってますからそりゃあ人々の印象にも残るわ、という。
一応この初動調査だけでなく投票終了まで集計はするつもりなので、何か大きな変化があればまた報告したいと思います(多分ないけど)

きょうはこれまで、それでは