今シリーズから新日本は本格的にジュニアからヘビーのタッグの季節に突入したわけですけど、そんな時期に見かけたのは「にわかによる新日本プロレス日記」さんのこんな記事。
わりと度々出てくるロッポンギ3Kシングル待望説、なんですけど興味深いのはここで行っている集計で、3KのタッグマッチにおいてYOH・SHOそれぞれの勝ち数・負け数を集計しているんですよね。
タッグでの勝率とかまでは考えたことありましたけどこの視点はなかった!
ということでインスパイアド記事として、現在新日本で活動中のいくつかのタッグチームについて勝敗の内訳を調べてみました。
ロッポンギ3K
まず初めに冒頭の記事でも行っていたロッポンギ3Kの勝敗の内訳、名前で判別しているので凱旋帰国後のみのデータですね。
タッグとしては25試合中17勝8敗、勝率は68%でした。
ちなみにこの勝率ですが今回集計したチームの中だと結構低い部類に入ります。
で勝敗の内訳でいうとYOHが13勝6敗、SHOが4勝2敗という形で、勝利・敗北どちらにしてもYOHが試合を決める場面が多いようで、全体勝敗の76%を占めています。
そういう意味ではYOHが主導権を握っているタッグチームと言えるかもしれませんね。
また別の意味では、SHOが目立ち辛いという意味でSHOのファン的にはタッグよりもシングルを・・・という気分になる部分はあるのかもしれません。
金丸・デスペラード組
続いては今シリーズが再始動の舞台となった金丸、デスペラード組。
戦績としては35試合中27勝8敗、勝率77%と3Kと比較してかなり高い勝率になっています。
そしてその勝敗の内訳を見るとデスペが25勝2敗、金丸が2勝6敗と勝つ場合のほとんどがデスペが勝利し(勝利の内92%)、負ける場合は金丸の方が多いという形になっています。
そういう意味ではこのタッグはデスペがポイントゲッター、金丸がそのサポート(及び言い方は悪いけど負け役)という役割分担ができているタッグのようですね。
ゲリラズ・オブ・デスティニー
ここからはヘビー級部門、現タッグ王者のGoD。
2016年の結成からかなり息が長い部類に入りますが、ここまでの戦績は73試合中59勝14敗、勝率80.82%で今回集計した中で最も勝率が高いチームになりました。
またこのタッグでは両者ともに試合を決めた数はあまり差はなく(タマが35勝4敗、タンガが24勝10敗)、いずれも勝利の方が多い、バランスの取れた?チームのようです。
それでも一応タマの方が勝利数は多く、タンガの方が負け数が多いという傾向はあるようです。
EVIL SANADA
そして3Kと同じくなにかとシングル待望論が多いEVIL SANADA、公式サイトだと「”キング・オブ・ダークネス”EVIL」が正式名称なので図にするとき面倒くさいんだよなぁ。
それはさておき、戦績は51試合中39勝12敗で勝率は76%と金丸デスペと同じぐらいですね。
個々人の内訳はEVILが12勝7敗、SANADAは27勝5敗とSANADAの方が勝利を決める回数が多く、敗北に関しては両者あまり差がないようですね。
タイプとしては金丸デスペに近い、SANADAがポイントゲッター、EVILがサポートという形ですね。
石井矢野
地味にタッグ歴も長く、気づいたらタッグ王座になってたりする油断ならないタッグである石井矢野組。
戦績は67試合中54勝13敗、勝率80.6%で実はGoDに次ぐ勝率なんですよね、実は強い。
そして勝敗の内訳は石井が29勝4敗、矢野が25勝9敗とこちらもGoDに近いバランス型、石井が若干ポイントゲッターという感じですね。
GoDと石井矢野組をみるに、タッグのどちらも勝負を決められるというのが高い勝率の秘訣なのかもしれません。
レイン棒
おまけ、ではありませんけどこちらも結成期間が結構長いレイン棒ことオカダ吉橋組。
戦績ではもっとも試合数が多く89試合中43勝46敗、勝率48%は今回集計した中で最も低い勝率です。
そして勝敗内訳はオカダが39勝1敗、吉橋が4勝45敗と大きく偏った内訳でほぼ「勝つときはオカダ、負けるときは吉橋」という感じ。
上述の「勝率アップの秘訣」を見るにレイン棒の躍進には吉橋の勝率アップにかかっている・・・のかもしれない。
所感雑感
というわけでインスパイアド記事でした。
タッグチームというと現在活動しているチームもまだいくつかあるんですが、あまりサンプル数が少なくてもなぁと思うのもあって、ある程度試合をしていてなおかつ今も組んでいる(はず)のチームに絞りました。
こうしてみると同じタッグチームとはいえ、勝率の違い意外にも勝敗の内訳という点で各チームの個性も見えてくるのが面白いです。
アイデアをくれた「にわかによる新日本プロレス日記」さんに感謝。
きょうはこれまで、それでは
おまけ:各チームシングル戦績
上述の記事では「シングル転向はあるのか?」という内容だったので、じゃあ実際今のところの戦績ってどうなのよ?とおもって一応まとめてみました、参考にどうぞ。
こうしてみるとオカダさんの勝率78%は頭がおかしい