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【Twitter】続・プロレス団体フォロワー重複度調査:女子プロレス編

つい先日、ふとした思い付きで行ったプロレス団体のフォロワー重複度解析ですがおかげさまで弊ブログに珍しく多くの反響・反応を頂けました。
まぁ壁当てじゃないんだからこうして反応がどんな形であれ帰ってくると嬉しいものですね、なので皆さんも軽率に反応してくれると励みになります、それが是であれ非であれ。

www.pwanalysis.com

それはさておき、その反応の中でいくつか見られたのが「女子プロレス団体でもやってほしい」というもの、TwitterもですけどRedditでもそういう声があったので国の内外を問わず男子もあったら女子もとなるのは道理なんですかね。
如何せん女子プロレスについて詳しくはないので前回も行った数値の集計・解析と簡単な結果についてのみ述べさせてもらうとします。
集計した団体は、Redditでの意見を参考にしてスターダム(Stardom)、ガトームーブ(GTMV)、仙台ガールズ(Sendai)、アイスリボン(Ice)、東京女子プロレス(TJP)、アクトレスガールズ(ActWres)、SEAdLINNG(SEAd)、マーベラス(Marvelous)について集計しました。

また今回は前回の結果と合わせてネットワーク解析もしているので是非。

【10/3】いろいろ追記

 

全体数値

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各団体について集計したアカウント数(account)、総フォロワー数(total)、公式アカウント(official)、公式アカウントのフォロワー数(num)・全体に対する割合(num%)の結果がこちら。
アカウントについては各団体の公式HPの所属選手一覧にあるものを参考にしましたがかなり各団体でばらつきがある感じでわずか4名のGTMVやSEAdがあるかと思えば30名近いTJPやActWresがあったりと団体としての様相も大きく違いそうですね。

そんな違いもあって一概にハイ言えないんでしょうけど総フォロワー数でいうと20万人近くなったTJPが最大規模、それに10万人クラスのStardomやActWres、Iceなどが続く感じ。
20万人クラスというとTJPと同系列グループのDDTも20万人弱なので実はフォロワー規模は同等程度なんですね。

一方で公式アカウントのフォロワー数ではStardomが2万人弱で断トツになっており、総フォロワー数で倍近かったTJPの公式アカウントフォロワーは1万人未満で大小関係が逆転状態に。
まぁアカウント数でStardom<TJPだったりするので単純な総フォロワー数比較は無意味かもしれませんが、
TJPは公式アカウントのフォロワー数が全体の5%弱にとどまっており、比較的公式アカウントよりも選手の報に発信力が偏っている可能性はありますね。
男子団体の方では1桁%はいなかったんですが、女子ではTJPのほかにIce、ActWresも1桁であり、他の団体も男子団体と比較すると公式アカウントフォロワーの割合が低めになっているようにも見えます。
女子団体の傾向として公式よりも選手の発信力の比重が大きいというのは一部であるかもしれません。
前回使った言い回しでいうと「団体推しよりも選手単推し」傾向が強いとか。

フォロワー数

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各団体の平均フォロワー数(average)を見てみるとStardom、GTMV、Sendai、Ice、TJP、SEAdいずれも1万人前後になっており、所属選手の知名度的には横一線な感じがあるかもしれません。
一方各団体の最多フォロワーを見てみるとTJPの才木玲佳(saikireika)選手が7万人弱でトップ、才木さんというといつぞやアニメのOPのMVにでてその筋肉美を見せつけ界隈で話題になったりもしていたので、そういったプロレス外での活動も影響もあるかもしれません。
【追記】
才木選手は2019年2月に退団し、W-1へと移籍されてたようです。
そういう意味で才木選手を除くと最もフォロワーが多かったのは同じくTJPの伊藤麻希選手で6万人弱となっています。

それに次ぐのが4万人台でStardomのビー・プレストリー(BeaPriestley)選手、Iceの安藤あいか(andouaika)元選手、ActWresの逢阪えま(emma_osaka)練習生の3人。
って今更調べたら安藤さんは引退済みの元選手、逢阪さんもまだデビュー前の練習生で、いずれも他にタレント業をやってらっしゃるそうですね。
そういう意味でいうと純粋に?プロレス業だけで4万人近くフォロワーを獲得しているビー選手だけなのかな。
ビー選手というと新日本で活躍中のウィル・オスプレイ選手の彼女でもあり、先日は豊田真奈美選手のジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスを巡ってひと悶着あった選手ですね(結局技名を変えたんだっけか)
ちなみに男子で4万人というとノアの丸藤選手のフォロワーがそれぐらいですね。

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各団体の総フォロワーに対する割合でみるとこちら。
目を見張るのはSendaiの里村芽衣子選手で、Sendaiのフォロワーの70%を占めているそう。
Sendaiはそもそも選手数も少なくアカウントも6つのみ集計なので、その影響もあるんでしょうけど、まさしく団体をけん引している形ですね。

ユニークフォロワー数

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続いては各選手のユニークフォロワー数、単推しファン数ですが、
こちらの平均値で見るとGTMV及びTJPが6000人程度で高めとなっており、先ほどの公式フォロー率の低さとも併せて単推し傾向の強さが見て取れますね。
ユニークフォロワー数の多さでいうと先ほどと同じく才木選手、ビー選手などが多い形。

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そして割合で見てみると安藤元選手、逢阪練習生はなんと90%がユニークユーザーという驚きの数値に。
DDTでいうとレディ・ビアード選手なんかも90%台だったのでやはりリング外での活動による影響という感じですかね。
この二人に比べると霞む気がしてしまいますけどビー選手も70%後半、才木選手も80%とかなり高いんですけどね。

フォロワー重複度

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さて本題となるフォロワー重複度ですが、繰り返しになりますが上の表では
「対角マス(灰色)は各団体のユニークフォロワー数」
「一番右の欄は各団体の総フォロワー数」
「それ以外は二つの団体を共にフォローしている(重複している)フォロワー数」
を示しています。

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上の集計結果を用いて各フォロワー数の各団体の総フォロワー数に対する割合をとるとこちら。
ユニークフォロワーが60%を超えていたのはStradom、Ice、TJP、ActWresの4団体、他の団体との重なりをみても多くても20%程度と「その団体だけを見ている」割合が高いようです。
Stardomはさておき、他の3団体に関しては一番上の各団体の公式アカウントフォロー率が1桁%でかなり低かった3団体でもあるので、「その団体だけ」というよりは「その団体の特定の選手だけ」を見ているという感じが強いかもしれません。
そういう意味でいうとStardomは比較的公式フォロー率が高い一方でユニークフォロワーも多い、そういう意味では自団体内で完結しているといえるかもしれません(実態はさておき、フォロワー数的には)

また他の団体のフォロワーにもみられているという言い方ではStardomやTJP、ActWresなどがそれにあたっている感じですね。

ネットワーク解析

以前の追加解析の記事でも行ったのですが、ノード(円)の大きさを団体のフォロワー数で、エッジ(線)の太さを重複フォロワー数でしめすことで、団体間の関係性・関連性の強さを示す共起ネットワークを男子女子全団体で作成してみました。

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その結果の一例がこの図ですが、こうしてみると新日本のフォロワー規模のデカいことよ。
こうしてみてみると男子団体は比較的中央に固まっており、女子団体はそこから離れて位置していることから、男子団体はかなりフォロワーの重複が大きく、女子団体は重複が小さいことを示しているかもしれません。
まぁそもそものフォロワー規模が違うのでその影響も大きいとは思いますが。
女子団体の中でいうとIceやStardomが比較的男子団体に近い(=フォロワーに重複が比較的多い)のに対し、ActWresやTJP、Marvelousはかなり離れていることが分かります。

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ちなみにおおよそ同規模で女子団体でのみ解析を行ったのがこちら。
こうしてみると女子団体の中でもMarvelousやSEAdなどは重複が少なく離れた場所にあり、TJPやStardom、GTMVなどは比較的近い位置にあるようです。

ネットワーク図におけるノードの近さはその要素の類似度にもなるとは思うので、自分の見ている団体に近い団体を見てみると案外楽しめるのかもしれません。

 

所感雑感

というわけでご要望もあった女子プロ編でした。
如何せん情報をまったく何も追いかけていないので果たしてトンチンカンなことを言っていないか戦々恐々としている部分もありますが、男女両団体のネットワーク図はいかにもそれっぽいネットワークがでてきて中々にご満悦だったりします。
まぁ既にしゃぶりにしゃぶりつくした感のあるフォロワーデータですけど、あと1回ぐらいは解析記事が書けそうなので、もう少しお付き合いください。

【追記】
やっぱりだいぶトンチンカンだったようでいくつかの指摘ももらいまして、少し追記しました、図については勘弁してください。
まぁ足りない選手も足りない団体もあると思うので「○○がない!」となった方は是非ご自分で解析してみてください、フォロワー取得用の追加関数も固定ページで公開したので自分だけの最強の集計結果を目指そう!

きょうはこれまで、それでは

おまけ:各団体別各アカウントフォロワー数値一覧

最後に各団体で集計したアカウントのフォロワー数(num)、公式フォロー数(official)、フォロー率(official%)、ユニークフォロワー数(unique)、ユニーク率(unique%)のまとめです、何かの参考になれば幸いです

ActWres

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GTMV

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Ice

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Marvelous

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SEAd

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Sendai

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Stardom

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TJP

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