プロレス統計

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7.28 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 10日目 愛知・名古屋 ツイート解析

先日のAブロックに続いてBブロックも名古屋決戦です。

 集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は16:00に開始され、試合自体は19:00ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は6,153ツイート、RT総数は6,115RT、呟いたユーザー1,850人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは3,255ツイート、5,732RT、1,289人でした。)

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G1 CLIMAX公式サイトで行われている勝敗予想の集計結果は上のようになっていて、合計669票の投票が確認されています。
コブ対タイチが比較的接戦で他の試合に関しては結構偏っている感じ。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

GOTO STYLE(後藤式)

時刻:17:16
ツイート数:77 tweet/min
概要:後藤、後藤式で矢野を1分殺

つい先日矢野ウルトラマン説検証したとこですけどまさかものの数日でそれらの記録を大きく塗り替える最短タイムで負けるとは…
ウルトラマンでもカラータイマーもなっていないタイミング、すなわち矢野通はウルトラマンではなかった可能性が・・・?
しかし試合後の後藤さんのどや”ざんまい”がまぶしい。

This is TOMOHIRO ISHII

 

時刻:17:39
ツイート数:62 tweet/min
概要:石井がブレーンバスターでジュースに勝利

ふと思うにジュースほど、新日本の道場を経験した上で、新日本に染まっていないレスラーもいないな、と。
そういう印象がいったいどこからやってくるのか、独特な間だったり、頑なに技のレパートリーを変えない頑固さだったり、それはわかりませんけど2015年ごろからの参戦でここまで「異分子感」の抜けない選手も珍しいな、とふとこの試合を見てて思ってました。
変わることが良いことではないし、変わらなければならないわけでもなく、「ジュース・ロビンソンはそういう選手だ」という話なんですがね。
しかしそういったある意味で特殊な選手を相手にしても「石井智宏」を見せきる石井の技量にも感銘する試合でもあって。
言うなればジュースの独特の間に合わせた上で、その無骨さ、そして見かけにそぐわない器用さを駆使して試合を白熱させる、そういったところに石井の名勝負製造機たるゆえんを見る夕べだった。

ヒールとしてのジェイ・ホワイト

時刻:18:24
ツイート数:51 tweet/min
概要:クロスアームブラディサンデーからのブレードランナーでジェイ勝利

ジェイという選手はいわゆる名勝負製造機タイプではないんですけど、ことヒールとしての能力、そしていわゆるベビーフェイスとの対戦になった時の活きっぷりは目を見張るものがあるわけで。
そういう意味で今回の対戦はどうだ・・・?と思っていたら圧倒的鷹木惜しムード、鷹木のこれまでの活躍やLIJのメンバーであるという要素を抜いても、よく考えれば古巣のドラゴンゲートでは定期的に名古屋でのビッグマッチを開いていたために知名度は抜群、よって鷹木推し推しになるのも道理なのか。
しかしそうなればやっぱりジェイの得意なフィールド、鷹木のパンピングボンバーを嫌らしくも間を外して避け続けるのは自身のスタミナ回復のためと、鷹木の攻め手を遅らせる役にも立っているんですよね。
しかし今回は終盤も終盤で外道介入を使うとは思わなかった、それほど強敵とかそういうことだろうか。

牛歩戦術

時刻:18:34
ツイート数:45 tweet/min
概要:内藤、牛歩戦術をとる

腹たつぅ(直球)

不安定、エネルギッシュ、そして強い、強すぎる

時刻:18:52
ツイート数:135 tweet/min
概要:モクスリー無傷の5連勝

正直言えば「モクスリーが負けるならここかな」という試合がこの名古屋・内藤戦、というのは結構よくある予想だったように思います、それは何となく想像する格的にも星勘定的にも。
しかし試合を見ていた時に(私の場合はタイムシフトなので結果を知ってましたけど)、内藤が勝ちそうと思う瞬間があまりなく、むしろ「これモクスリー勝つんじゃ・・・?」という予感に満ちた試合だったような気がします(そりゃ結果知ってるんだから当たり前ですが)。
かつてモクスリーについて「自由にやってる」「不定形」と表現したことがありますけど、それが石井戦を経てなんとなく何をやろうとしているのか、その方向性が定まったような、自分たちにも理解できたような心地がありました。
しかし、方向性が決まってもその不安定さ、不定形さ、そしてその源泉となるエネルギッシュさは未だ変わらず。
試合をしていても溢れる衝動をぶつけるような一挙手一投足、そこかしこに溢れる感情表現。
気づけば内藤哲也の聖地ともいえる名古屋で野太いモクスリーコールが起こるほどに、その魅力は浸透していたわけで。
勝敗予想的には波乱の決着、しかし試合を見た上ではモクスリーの貫録勝ちにも似た心地がある試合でした。

 

所感雑感

というわけで波乱の名古屋大会でした。
いやまさか前日のオカダさんの「明日もそう(負けられない試合)でしょ」という言葉がフラグになるとは・・・
俺もうオカダさん対モクスリーの決勝戦が見たいわ、頼む新日本!

きょうはこれまで、それでは