プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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7.15 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 4日目 北海道・札幌 ツイート解析

今年の三連戦は大田区・大田区・札幌!一見正気かよ!な日程も可能にする飛行機はやはり文明の利器であります。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:00に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は8,384ツイート、RT総数は6,038RT、呟いたユーザー2,348人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは4,215ツイート、5,540RT、1,531人でした。)

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G1公式サイトで行っていた勝敗予想の結果は上記、全部で2250票の投票を確認しました。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

観光大使対決

時刻:19:25
ツイート数:76 tweet/min

毎年のように肩書が増える男、矢野通ですけどまさかほぼほぼ縁もゆかりもない北海道の登別の観光大使になるとは・・・
と思っていたら今回の対戦相手の鷹木もまた山梨の観光大使、しかも鷹木自身が山梨出身で今の住民票をおいているとのことでこちらはもう縁もゆかりもある観光大使。
つまりこれは登別と山梨、どっちの観光大使が強いのか、実験だよ実験!マッチということに!はならないか。
観光大使になったとはいえ矢野のG1におけるコンプライアンス無視反則殺法は衰えを知らないわけですけど、今回は場外リングアウトを狙う作戦に、いつぞやはエルガンを反則負けにせしめた冤罪殺法まで駆使。
しかしその時との違いはなぜかセコンドにやってきたBUSHIがその冤罪を主張、している間に起きて破りのチェアショットからのパンピングボンバーで一気に勝利。
これはもう実質的に山梨の勝利と言っても過言ではない、たぶん。

ジュース作戦勝ち

時刻:19:44
ツイート数:84 tweet/min

果たしてジュースがジェイ戦での後藤を見ていたのかはさておきですが、あの一戦を見る限り後藤さんの恐ろしさは勢いに乗った時の爆発力、だからこそ勝つためには後藤をいかに勢いづかせないのかが重要。
そういう意味でジュースの作戦が見えたのは後藤がステップキックからミドルキックに移行しようとした際にばったりと倒れこんだところ、この相手の間を外すムーブはまさにジェイの十八番としているものですけど、まさかそれをジュースが使うとは・・・
いずれにしろこれによって少し戸惑ったのが見えた後藤、ジュースのナックルを頭突きで迎撃したまではいいものの逆にやり返され、最後はパルプフリクションでフィニッシュ。
ある意味この後藤さんの弱点はLA DOJO特訓から変わっていなかったので、それを突いたジュースの見事な作戦勝ちでありました。

不定形な男

時刻:20:00
ツイート数:69 tweet/min

未だに見ていて現実感がわかない男No.1(当人内ランキング)の男ことジョン・モクスリーですけどこの試合をみていて何となくその正体に気付く。
というのもプロレスラーは個人事業主ともたとえられますが、同時に自分というキャラクターを育てていくクリエイター的面もあり、だからこそ自分のキャラクターを立てることに苦心したり、立ち上げたキャラクターを大事に守っていくということもある。
そういう意味でいうと、WWEという会社によって育て上げられたディーン・アンブローズを一度は捨てて新日本にやってきたモクスリー、もちろんAEWでは「元ディーン・アンブローズ」としての顔も見せるんでしょうけど、こと新日本においては「どうせ誰も知らねぇから好きにやろ!」という顔も少し見えるんですよね。
それこそこの試合、オリンピアンであるジェフ・コブに対し片足タックルからはじまるレスリングで挑んでいったりするのはまさに「元ディーン・アンブローズ」にはない動き。
そういう意味で自由さ、そして不定形さがある人なんだな、と納得がいったりもします。
と自分で納得しているうちにいわゆるオートンDDT式デスライダーでモクスリーが勝利、流石にコブは持ち上げられなかったか。

”爽”快勝利

時刻:20:25
ツイート数:187 tweet/min

もう見終わってまず初めに出る言葉がすげぇよ、というところがすごい石井ちゃん。
かつて中邑真輔が「石井さんは巧い」と評したこともありますが、この日のこの試合もまさにそれ。
正直言えばジェイはヒールに特化したレスラーであり、けしていわゆるベストバウトマシーンと呼ばれる類の選手ではない、とはいってもこれまでベストバウトと呼びうる試合をしてきたのも確かです。
それはつまりベストバウト、いわゆる評価が高い試合にもいくつかの種類があるということですが、石井ちゃんはいわゆるお互いの技量を出し切りあうようなベストバウトも、そしてジェイのようなヒールレスラーとのベストバウトもなしうるという意味での巧さを見せつけたわけです。
ジェイの巧さはその細かい所作にも見える憎たらしさ、鋭いクイックの技に、相手の間を外す動きの数々。
石井ちゃんはそれを豪快に食らうや根性で立ち上がり、間を外されたかとも意気や方針を即座に変えて違う技を叩き込む、そういう爽快さを見せつける試合をやってのけました。
それに対してジェイもみごとな憎々しさ、見事なやられっぷりを見せる。
ありていに言えば互いの要素がかみ合った試合でした、石井ちゃん勝利による爽快感はあくまでおまけですが、それも込みで今G1一爽快な試合といえるでしょう。

h札幌・リベンジ

時刻:20:55
ツイート数:194 tweet/min

思えば今年の初め、2月の札幌は今でも思い出すぐらいの問題作になった一戦でした、それこそこの集計でも今までにない傾向が見えていたのを覚えています。
あるいみその一線から半年近くを経ての伏線回収、むしろあの時怒った観客の怨念の回収が図られた、かのような印象もあります。
この両者についていえばメキシコでのし上がった者同士、タイチのヘビー級転向最初の相手というのもあったわけですけど、その両者の初のタイトルマッチをある種犠牲にしてまで、この初のG1での対戦、そしてタイチの勝利につなげた、と思うとよくもここまで長期の計画を立てたものだ、ともよくここまで実現するまでアイアンフィンガー云々を引っ張ったなぁ…とも思ったりする次第。
そういう意味ではタイチの長年の怨念も込めた上での勝利でしたかね、はたして札幌の民の怨念が晴れたのかはさておき。

 

所感雑感

というわけで札幌大会でした。
まさかの噛み合った試合だったり、まさかの伏線回収だったりですけど思えばタイチにとっては地元、地元に錦を飾れたって部分もあるんですかね。
まぁいずれにしろ東京・東京・札幌という困惑の三連戦も終了し今度は再びの東京・後楽園連戦というさらに困惑する日程が待っています、札幌をもう少し何とかできんかったのか…?
ちなみに札幌を大事をとって欠場したオスプレイは何やら自宅療養してたようで4つドーナッツを食べていた模様、これは後楽園も大丈夫…だといいなぁ。

きょうはこれまで、それでは