弊ブログとしてはBOSJのまとめも無事終わり、両国や大阪城で行われるカード についてまとめるかなー?なんて思ってたところだったんですが、そんな気分を吹っ飛ばすような衝撃ニュースがやってきました。
先日のタカタイチ興行でのvs葛西純戦のダメージが深いためにエル・デスペラード選手が、
最近は耳慣れた感すらあるビザトラブルでフリップ・ゴードン選手がBOSJシリーズの全然欠場が発表されました。
両者ともに優勝候補筆頭、とはいかないまでも今回のBOSJでの活躍が大いに期待されていた(私も結構期待していた)選手だけにガックリきちゃう案件です。
とはいえ欠場するものあれば出場するものあり、がプロレスの常ということで今回も上記2選手に代わっての代打選手がすかさず発表されました。
【『SUPER Jr.』出場選手変更のお知らせ】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 10, 2019
デスペラードの代替選手は、“タイチからの刺客”DOUKI!
ゴードンの代替選手は、成田蓮に緊急決定!!https://t.co/IkbgCysi0P#njbosj #njpw pic.twitter.com/T4tX8cxylT
フリップ選手の代打はヤングライオンの一人であり、BOSJへの参戦も期待されていた技巧派、成田蓮選手、
そしてエル・デスペラード選手の代打は同じくタカタイチ興行にも参戦していたDOUKI選手。
まぁ成田選手については皆さんご存知だと思うのでこの初参戦になるDOUKI選手についてまとめるか・・・と思ったんですが、このDOUKI選手についてのWikipwdiaの記事がなかったりでちょっと苦労しました。
とはいえいつもお馴染みのCagematchにはDOUKI選手のページがあったのでそちらを参考にしたりしたのですが、おそらく日本語で一番詳しくDOUKI選手について追っかけているのが古参プロレスブロガーの漁師JJさんの多重ロマンチックでしょう。
色々な事情があって2015年に日本へ逆上陸をはたしているDOUKI選手ですが、その5年前にルチャ・ドールデビューのためメキシコにわたる一青年としてDOUKI選手の記事を書いているのが何を隠そう多重ロマンチックさんなのです、これぞまさしくロマンチック。
今回は、DOUKI選手の詳しいストーリーについては多重ロマンチックさんの方を読んでいただくとして、いつも通り各種数値でDOUKI選手について知っていこうと思います。
生年月日
1991年12月24日 27歳
DOUKI選手は1991年生まれの27歳。
BOSJ参戦選手でいうとちょうど欠場になってしまったフリップ選手なんかと同い年ですね(しかも生まれつきも一緒だ)。
ちなみに代打になってデスペが1983年生まれなので年齢的には年の離れた弟分って感じでもあたんですかね。
デビュー日
2008年(17歳?)デビュー キャリア11年
DOUKI選手のデビューは2008年。
2007年に引退したミラノコレクションA.T.元選手の伝手で、同じくメキシコにて修業中だったタイチ選手の元で世話になりつつ練習に励み、2008年に闘龍門MEXICOでデビューにこぎつけたそうです。
その時の相手がNOSAWAにMasadaという後に日本逆上陸の際に世話になる東京愚連隊の二人なあたり、縁というものを感じますね。
ちなみに上記ブログがDOUKI選手がメキシコのタイチ選手宅を訪れたときの様子がつづられたものなんですけど、丁度その時棚橋選手も渡墨していたようでタイチ、DOUKI、棚橋の3ショットの写真が載ってたりします。
(というか”パレハ”ってワードはこの時からタイチ選手が使ってたりしたのね)
しかしその後、丸2年半にわたって試合は全くなし(少なくともCagematch上の記録では)。
その後2011年からメキシコにてフリーランスのレスラーとして活動を再開、そして2015年の東京愚連隊興行で”日本デビュー”の逆上陸を果たします。
メキシコから来た”日本人ルチャドール”
というわけでCagematchと多重ロマンチックさんの過去の記事越しにしかうかがえなかったDOUKI選手なんですが、そのBOSJ参戦を聞いてかメキシコプロレス、ルチャリブレについて情報を発信しているluchablog (@luchablog)氏が一連のツイートでメキシコにおけるDOUKI選手の情報を発信してくれてました(お気に入りの選手の一人らしい)。
すべて引用するとものすごい量になるので詳細はluchablogさんのTwitterを見ていただくとして、その中でかいつまんだ情報を紹介します(カッコ内は私の注釈)
Douki arrived in Mexico (under a different name) in 2011 and found his masked personalty in 2012. He first really got seen in IWRG - he teamed a bit with Eita at ths point - and has been a regular on Toryumon Mexico shows. Was supposed to be on DragonMania in a few days.
— luchablog (@luchablog) May 10, 2019
意訳:
2011年デビュー(おそらく上記の再デビューのこと?)し2012年からマスクマンになり、IWRGという団体に参戦し始める。
そこで現ドラゴンゲートのEita選手とタッグを組むこともあり、闘龍門MEXICOに定期参戦を始める(現在まで参戦は続いています)
Really though, he's been a traveling guy with no home. If I had a cagematch like list of every Mexico promotion Douki has worked, it'd be a mile long. The dude has worked for most every indie in Mexico, any small group with three initials to their name around Mexico City.
— luchablog (@luchablog) May 10, 2019
意訳:
メキシコのほぼすべてのインディ団体に参戦していると思われ、定住する家もなく旅をして回っていた。
The most consistent thing Douki has had was a tag team with (Daisuke) Hanaoka; they were Los Japones del Mal, the only Japanese wrestlers endorsed by Perro Aguayo Jr. to wear his shirt (and part of his short lived promotion.) Aguayo & Suzuki are good pair of villain endorsements.
— luchablog (@luchablog) May 10, 2019
意訳:
代表的タッグはハナオカ・ダイスケ選手とのLos Japones del Mal(直訳:悪の日本人)。
Perro Agunayo Jr.という選手(AAA,CMLLなどに参戦していた選手、2015年に死去)から彼のTシャツを着たり、プロモーションへの参戦を許可されるなど、高く評価を受けていたらしい。
Here's a GIF of how he can hit that Dragon Suplex from a 2017 match in Michinoku Pro. pic.twitter.com/vhD37cXFP5
— luchablog (@luchablog) May 10, 2019
得意技兼フィニッシャーはドラゴンスープレックス。
一度相手の胴をキャッチしてからクラッチを変えてからそのまま投げる独特なフォームが売りのよう。
And here's the suicidal senton dive Douki uses. You have seen Hirmoku Takahashi use it, but he got the concept from Douki. pic.twitter.com/sp67lkPecc
— luchablog (@luchablog) May 10, 2019
ヒロムを彷彿とさせる場外ダイブ。
だが、luchablog氏によると「ヒロムがDOUKI選手のこの技から着想を得た」らしいのでこちらがオリジナルということらしい。
やはり現地のファンの譲歩ほど頼りになるものはないなぁと実感する経験でした、ありがとうluchablogさん。
luchablogさんのブログはこちら↓
所感雑感
というわけでDOUKI選手に関する各数値でした。
いやぁ当初は何にも情報が見つからず敗北感にまみれていましたが、いつもgifを投稿しているLARIATOOOO!! (@MrLARIATO)経由でluchablogさんのツイートを知れてよかった(一応掲載許可はいただいてます)。
とはいえ身長体重の情報もCagematchにすらないという状況には、情報社会と呼ばれて久しい現代にあってもTHE未知なる強豪というものはいるもんだなぁと痛感しましたが、それも単純に自分の情報網の狭さ故、ということも痛感した次第です。
そんなまさに(日本では)未知の存在なDOUKI選手なんですが、なにやらタイチやミラノ先生に始まりヒロムに吉橋にデスペも交流がある、特にデスペが対葛西戦ではハーフマスクにしてきたりと交流があるようで、そういった縁も下敷きにしてBOSJでの活躍をたのしみにするのも乙なのかもしれませんね。
きょうはこれまで、それでは