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過去対戦と各種数値で振り返るジェイ・ホワイト対ウィル・オスプレイ

気づけば3月になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
3月といえば新日本プロレスファン的には頭には旗揚げ記念日、そして中盤からはNEW JAPAN CUPと年間シリーズの本格的な幕開けの感じも漂う季節ですね。
先日NEW JAPAN CUPについてはいろいろと調べたので、今回はその旗揚げ記念日についてのまとめになります。

というわけで今回は新日本プロレスの旗揚げ記念日としては初めての、外国人選手同士のメインイベントとなるウィル・オスプレイ対ジェイ・ホワイトについて過去対戦と各種数値で振り返ります。

 

過去シングル対戦

(Quoted from ROH official site)

ご存知のように2015年に新日本デビューしたジェイ・ホワイトと2016年に新日本デビューしたウィル・オスプレイ、いずれもそれ以降定期参戦を続け両者ともにヘビー級の王座を獲得するまでになっています。
とはいえジェイはヤングライオンとしてのスタート、オスプレイはジュニアヘビー級としてのスタート(今年ヘビー転向)とあって新日本においては余り対角線に立つことはない間柄でした。
ちなみにオスプレイはイギリスRPW所属で、ジェイもイギリスでプロレスキャリアをスタートさせたもののVarsity Pro Wrestlingという団体でデビューしたためにイギリスでも対戦はなかったようです。

そんな二人が初めて交錯することになったのは太平洋を挟んだ向う側のROHのリング上。
ジェイはヤングライオン伝統の海外武者修行先として新日本と提携していたROHへ遠征し、一方のオスプレイは初参戦となった11月の大会で当時TV王者だったボビー・フィッシュを下して新王者として鮮烈なデビューを飾っています。
その翌年2017年の5月12日、新日本とのコラボ興行であるWar of the Worldにおいてシングルマッチで対戦しました。
当時の対戦を発表するROHの公式発表(下記参照)を見てみると「新日本の若きスター同士のドリームマッチ!」という感じで煽られてますね。

www.rohwrestling.com

なんとなくこの試合は見た覚えがあるのですが新日本プロレスワールド上にはちょっと見つけられなかったんですが、ジェイも今とちがってまだまだ正統派なスタイルだった覚えがあります。
結果としては場外へのシューティングスターアタックから間を置かずにリング上に上げてからのオスカッターでオスプレイが実力差を見せつけたようです。
それでも当時は「ジェイも成長してるなぁ」なんて思った記憶があります。
(ちなみに一応YouTubeには動画があった、非公式だけど)

(3/2 追記)
新日本の旗揚げ記念日での対戦決定を受けてかROHのYouTube公式チャンネルで公開されましたね。

www.youtube.com

生年月日、デビュー日

オスプレイ 1993年5月7日、2012年4月1日
ジェイ 1992年10月9日  2013年2月19日

つづいて参考としてお互いの年齢やキャリアについての比較。
年齢としてはほぼ同年代、デビューもジェイが1年遅いだけということでほぼほぼ同期・同年代といっても過言ではないですね。
こういう関係だからこそ、オスプレイ視点でいうと「俺の方がデビューも早かったのに、ヘビー級として先を越された!」なんていう意識もあるのかもしれないですね、そりゃあTシャツを引き裂いた挙句視聴者プレゼントにもする。

身長、体重

オスプレイ 185cm、79→86kg
ジェイ 186㎝ 100㎏

続いて体格面ですが去年オカダさんとの対戦時にはオスプレイの体重は(Wikipediaでは)79㎏だったんですが今見てみると86㎏にウェイトアップしてますね。
ジェイとは10㎏強の差、ではあるんですがつい先日体重119㎏でしかも持ち上げづらそうなジェフ・コブを完璧にストーム・ブレイカーで投げ切ったのを見ると、体重100㎏のジェイなんて軽々投げれそうですね。
とはいえ実は身長はほぼ同じなんですね、それこそ肉付きの違いだけだろうか。

 

所感雑感

というわけでジェイとオスプレイについて過去対戦と各種数値でした。
割とNEW JAPAN CUPの方に注目が行っちゃって影が薄くなっちゃってる感じがする旗揚げ記念日ですけど、実際のところまさかジェイ対オスプレイが組まれるだなんて思ってなかったのでびっくりしましたね。
これまでの傾向でいうとIWGP王者のスペシャルシングルマッチが組まれることは多かったんですけど今回はヘビー王者がジェイ、ジュニア王者が石森と同じBULLET CLUBなのもあって「今年は適当なタッグマッチでなんとかするんだろうか」なんて思ってたんですよね。
こうしてカードが決まった今となってもMSGでの防衛戦が決まってるジェイとNJC出場が決まっているオスプレイの対戦にはなんとなく困惑を隠せなかったりします。
さらに言うと、嫌な言い方をすればどちらも新日本プロレス生え抜きではない外国人選手同士のシングルなわけですし、果たして旗揚げ記念日のメインイベントとしてどうだ?という気もしなくはないんですよね。

とはいえ、そういった状況的逆境こそうおーっ!っとなる試合を作る前提条件でもあるわけで、ジェイはさておきオスプレイもやる気なので試合自体はかなり楽しみだったりします(オスカッターもストームブレイカーもブレードランナーに切り返去れそうな予感するけど)。

きょうはこれまで、それでは


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