プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

MENU

2.23 新日本プロレス HONIR RISING:JAPAN DAY 2 ツイート解析

 さてROH興行も大入りの中で最終日、さっそく見ていきましょう

集計結果

f:id:Rodyonsw:20190223215457p:plain

大会中、専用ハッシュタグの#njROHに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:10ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#njROHにおけるツイート総数は2,332ツイート、RT総数は2,673RT、呟いたユーザー503人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは2,215ツイート、4,397RT、686人でした。)

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

”オクトパス”ジョナサン・グレシャム

時刻:18:50
ツイート数:30tweet

先日の試合ではその実力の片鱗も片鱗しか見せてなかった!とも言われたジャナサン・グレシャム、いやそれでも初見勢は「すげーっ!」とみていたんですけどどんだけすごい人なんよ・・・
そういう人の本気を見る意味では2日目の相手となったザックはまさにうってつけもうってつけでしょう。
首三角締めをめぐる攻防も日本でも見られるものですけどそこでもあまり見慣れないような新しいテクニックを見せつけてザックを逆に翻弄する、世界にはまだまだこんな技術があったのか・・・とザックが新日本に登場した以来の驚きが。
それだけでなくトペスイシーダやシューティングスターなどの飛びあ技もこなせるんだからすごい。
そして、普段の決め技なのかはわかりませんけど、日本のファンにとっても特別な技でもある卍固め、オクトパスホールドで試合を決めたのも観客の心を掴む部分だった気がしますね。
ぜひともBOSJで、待ってます。

コルト・カバナ

時刻:19:19
ツイート数:27tweet

ちなみに事前に発表されていた対戦カードからいくつかの変更があった本大会、その原因は昨日のNEVER6人タッグ戦でのいざこざからコルト・カバナとデリリアスが仲違い、結果として矢野通&コルト・カバナとかいう明らかに面白いドリームタッグが結成されるという顛末に。
矢野の試合というと矢野の時はコミカルに、相方の時はシリアスに、そういった緩急が見られるんですけど今回はもう矢野が出てもカバナが出てきても面白いという、しかも相手もチーズバーガーにデリリアスだからもう変な意味で油断ができないという。
そして矢野も同様ですけどカバナもそのひょうきんな表情とは裏腹に身体は見事にビルドアップされ、技術も確かで動きも軽い、この日もデリリアスの隙を突いてコーナー上で担ぎ上げてそのままコーナーに落とし、スーパー・マンという丸め込みで勝利。
いやぁ面白い選手だよなぁ。

HEAVYWAIGHT 

時刻:19:36
ツイート数:38tweet

昨日はシングル王座を争って対戦したコブ&ダルトン、そしてオスプレイと後藤がタッグで対決。
必然的に前日勝利した王者二人、コブとオスプレイがやっぱり気合が入っている気がするんですけどその中でもオスプレイの気合の入り方が違う、それもやっぱこの中では最近になってヘビー級、もしくは無差別級への転向を果たして今後が大事ということもあるでしょうし、先日のバックステージでも現IWGPヘビー王者のジェイへの宣戦布告をしたあたりその意気込みを切らすわけにはいかないんですかね。
そういう意味でも連日となる非常のHidden Bladeでコブをノックアウトするや、まさかまさかのストームブレイカーで巨体のコブを持ち上げ、保持したうえで回転させて落とし切るという”超人技”で勝利。
いやバケモンやなこの人・・・これはもうジェイも無視していられんのでは。

GOD対EVIL SANADA

時刻:20:41
ツイート数:44tweet

ある意味で今シリーズでかなり異物といってもいいのがこの試合、まぁROHへの参戦がある両チームなものの勿論主戦場は新日本で争われるのもIWGPタッグ王座、まぁROHと新日本の合同興行っていうこと、とこの後の展開的に必要な試合ではあったってのはありますかね。
それはさておき、この試合の盛り上がること盛り上がること、この直前のROH世界ヘビーの時は何だったんだっていうぐらいに。
よく考えれば後楽園でタイトルマッチっていうのも今となっては珍しいんで普通に熱戦を繰り広げられればそりゃ後楽園のファンも喜ぶよな、という。
まぁそういうのをさておきにして今回はもう相手の定番ムーブを読みあい、切り返し合いの展開で、ここまで何度も対戦を繰り返してきた両チームだからこその興奮と熱戦という感じはしましたね。
それはもちろんそういった経緯と歴史を観客も知っているから「あの技がくる・・・かと思ったら切り返した!」「ようやく決まった!」みたいなカタルシスがあるわけで、皮肉にも今のROH興行にないものがこの試合にはあったのかもなぁとか考えたりしました。
いずれにしろ、セコンドのちょっかいも含めてぐうの根も出ない完璧なヒールファイトでのGoDの勝利、いやぁ強いわ。

ブリスコ兄弟対LIFEBLOOD

時刻:21:08
ツイート数:28tweet

新日本とROHの交流が始まってから、と結構新日本への登場回数も多い部類に入るブリスコ兄弟ですが、まさしく百戦錬磨のこのチームにそれこそ新進気鋭といっていいジュース&フィンレーのLIFEBLOODが挑む構図、そういう意味ではROHでともに活動しているチーム同士って意味でROH興行のメインにふさわしいか。
これまでの参戦でいうとあまり定着していた感じが少ないブリスコ兄弟だったんですけど、今日のLIFEBLOODとの試合はもう穴がなくて何でもできて、という若手に対する高すぎる壁って意味で、そのすごさと巧さと実力の一端が見えていた感じはしますね。
そしてそれに対してLIFEBLOODもよく切り返していた、というのもいい、同じ形の連携を出し合うあたりにお互いへの意識の強さが見えて。
最後の最後、おきて破りのドゥームズデイデバイス式のヨーロピアンアッパーカットとパワーボムの連携を見せたとこまではよかったんですけど、初物の技だけに受け身が不完全だったのかフィンレーが肩を痛めて動きが止まってしまったのが惜しかったなぁ。
結果っとしてそのすきを容赦なくついてブリスコ兄弟が畳みかけての防衛、うーん悔しいなぁ・・・

と悔しがっていたらブリスコ兄弟からの提案でMSG大会でのIWGPタッグ王者GoDとのダブルタイトル戦をぶち上げるとは。
これまでのところMSGではIWGPヘビー戦としてジェイ対NJCの勝者、という新日本のカードこそ上がっていたんですが、思えばMSGは新日本とROHの合同興行、そういう意味ではこのダブルタイトルほどふさわしいカードはないかもしれませんね、そしてこういったシチュエーションが作れるのはこのROH興行はなかったという。

 

所感雑感

というわけで、気づけばRoad to MSGという様相も呈していたHONOR RISINGでした。
まぁ詳しいカードについてはまた後日、なんでしょうけどMSGだけでなく旗揚げ記念日、そしてBOSJやNJCに向けた流れも作るあたりが新日本の興行なんだなぁと今更ながら思ったりしました。
そういった「To be continued」がファンタスティカマニアとの大きな違いかなぁという気もしました。
単純にお祭り感で大会を楽しむ分にはファンタスティカのような雰囲気の方がいいんでしょうけど、ROH興行はこういう「今後に続く」を大事にしていくんですかね、それが巧く働いている部分もあればうまく働いていない部分もあったとは思いますが、果たして今後はどうなるやら。

きょうはこれまで、それでは


プロレスランキング