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過去対戦で振り返るCody対ジュース・ロビンソン

さてついに2018年の新日本の全大会が終了したわけですけど、この記事は14日の後楽園大会裏で作成中なのでまだ結果が分かっていないと言う、結果を踏まえての解析はまた後々に。

それで今回は東京ドームで行われるIWGP US王座戦、Cody対ジュース・ロビンソンについて振り返りです。

 

2017.1.4 Cody初参戦

(試合映像)

www.njpw.co.jp

そもそもジュースが新日本に参戦し始めたのは2015年、それから丸々1年経った2017年には若手の枠を超え、徐々にトップ選手と当たる機会も増えていた時期ですね。
ある意味その最初の関門、スポットライトになったのはBULLET CLUBの新メンバーとして登場した元WWEのCodyの新日本デビュー戦の相手を勤めたこの試合、しかも東京ドームでのシングルマッチ。
Codyと同じくジュースも元WWE所属だったわけですが、文字通りのスーパースターでPPVへの出場やタイトル戦線にも加わっていたCodyに対して、ジュースは下部団体であるFCW/NXTで4年間活動するものの本戦に昇格することなく退団をしています。
WWEでの経歴も、新日本での当時の立ち位置も依然として確固たる差がある、だからこそ如何にCodyに対してジュースが食いつけるのか、が重要な試合でもありました。
しかし試合が始まってみると、試合のテンポが似たもの同士であるものの魅せ方の巧さに大きな差があるような印象なんですよね。
それこそ技一つ一つ溜め、その際の顔の動き、表情の作り方、その総ての複合で試合を作って、有利に進めているのがCodyなんですよね。
それがアメプロ流の試合運びなのかも知れませんけど、それをここまでのレベルで身に着けているのはそれこそ10年近くWWEでトップ選手の一人として経験を積み続けてきたからこそですよねぇ。
そういう意味で、Codyの新日本デビューとしては成功だった一方で、ジュースとしてはまざまざと差を見せられたような感じがします。

2018.9.30 US王座戦

(試合映像)

www.njpw.co.jp

二人の再戦は1年9ヶ月後、これまではほとんど全くと言っていいほど絡みはなかったですね。
というのもCodyとしてはBULLET CLUBの内紛でケニーとの対立を深めたりしていたのでジュースと再戦する機会もなかったわけですけど、その内紛も終わった後で新日本のロス大会の目玉の一つとしてジュースの持っていたUS王座に挑むことに。
その一方この1年弱で、Codyは巧くてずるいヒール、ジュースは底抜けな明るさを持つベビーフェイスというキャラクターが磨き上げられ、所謂”陰”と”陽”の関係性になったおかげで試合としての対立構図は初対戦の時よりもはっきりしている感じですね。
そういう構図がはっきりしていて分かりやすいからこそ、アメリカの観客も大きな反応で答えてくれて、そのおかげもあってか両者共に生き生きとした感じもあったり。
その中でいいアクセントになっていたのがコーディの奥さんであるブランディさん、いやぁ悪徳マネージャーっすわ。
しかし試合としては前回ほどの一方的な印象にはならず、終盤のコーナー上の攻防を制しての雪崩式ブレーンバスターまではジュースのペースかと思いきや、そこから追撃し様としたジュースをスモールパッケージで丸め込んで”まんま”と3カウントを奪い、ベルトも奪ったのはコーディでした。
こうして見ると一選手としてはCodyに大きく近づいたジュースではあるんですが、最後の最後でしてやられたって感じですね、いやぁ普通に悔しい。

 

所感雑感

というわけでCodyとジュースの過去戦績はCodyの2戦2勝、とはいえ2戦目のジュースはCodyと何もかもレベルが違っての完敗って感じではなく惜敗って域ではあったので今度のUS王座戦はこれまでのリベンジをこめたリマッチになりそうですね。

きょうはこれまで、それでは

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