【9月17日(月・祝)18時~ 大分・別府ビーコンプラザ大会の全カード決定!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 20, 2018
・メインは遺恨再燃! 内藤哲也vs鈴木みのるのスペシャルシングルマッチ!
・“『G1』に出れなかった男”タイチが、後藤洋央紀のNEVER無差別級王座に再挑戦!https://t.co/m2RtlI1nxO #njpw #njdest pic.twitter.com/TB7Nl3XSl1
というわけで9.17別府にて行われるNEVER無差別級選手権、後藤対タイチについてです。
この二人の因縁と言えば6.9大阪で行われたNEVER戦の3WAYマッチ(もう一人はエルガン)なんですが、この試合でフォール負けしたタイチがしばし蚊帳の外扱いになっていたんですがG1も終わったことで改めて1対1での挑戦を、という形。
タイチに関しては今年からヘビー級転向、NJC初出場、そして棚橋ー内藤というまごうことないトップとの熱戦とあって期待値が上がっていたもののG1には出場ならず、そのことに関する鬱憤も晴らさんばかりの勢い。
それに対する後藤さんはあくまで泰然自若という形ですがシリーズ開始前から舌戦が燃え上がって・・・
思ってたよりやるじゃない https://t.co/X5O1vu0cru
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) August 20, 2018
ないですねこれは・・・仲良しか君ら。
まぁそれはさておき今回もこのタイトルマッチの過去対戦について調べる、つもりだったんですけどちょっと興味深いことが分かったのでちょっとそのことについても追記します。
2009.9.26 唯一のシングル対決
www.njpw.co.jp上記NEVERでの3WAY戦を除いて後藤対タイチはこの一戦しか行われていません。
というのも当たり前のことながら両者が2017年までヘビーとジュニアという別階級にいたことが大きいですかね。
タイチが初参戦した2006年(6月ごろから)に後藤さんは海外遠征へ出発(8月)しているのでちょうど入れ違いになる形でしたし。
で、初対戦が行われた2009年はというと、後藤さんは凱旋帰国を済ませG1を優勝し(2008年)と着々とトップ選手への道を駆け上がっていたわけですが、その中で今回特に重要となるのはRISEというユニット
RISEとユニオーネ
npn.co.jpRISEは2007年に結成されたユニットで、本隊やレジェンド軍、ドヒールだった頃のGBHとも違う第”4”勢力として中邑、田中稔、後藤そしてミラノコレクションa.t.によって結成されたユニットです。
当時の触れ込みではベビーフェイスの本隊とヒールのGBHの中間ということで、コンセプトとしては今のLIJ、実際としては今のCHAOSに近いユニットだったんですかね?
いずれにしろこのユニットに参加した後藤さんはミラノとタッグを組むことも増えていくわけです。そこにタイチがかかわってくるのは2008年、ミラノとの抗争から発展してタッグチームユニオーネを結成。
当時のミラノはジュニアの体重ながらヘビーとも試合をしていたわけですけどこれを機にしてかジュニアタッグ戦線に参画、ベルトダッシュこそならないもののApollo55やNO LIMITなどと抗争を繰り広げます。
というわけでタイチはRISEに所属こそしないものの行動を共にすることが増え、結果として後藤、ミラノ、タイチというタッグを組んだりするようになります。
元はと言えば後藤さんもCTUなどでジュニアとして試合をしていた時期もあるので手が合った部分もあるんですかね。
ミラノコレクションa.t.の欠場
そんな関係が崩れてしまったのが2009.9.13、上記後藤対タイチ唯一のシングルの僅か2週間前のこと。
この日の後藤ミラノタイチのトリオは邪道外道そして田中将斗のコンプリートプレイヤーズと対戦するものの試合開始早々のしない攻撃によってミラノが右目を負傷。
試合自体も2対3と人数的不利な状況で行うことになり敗北し、ミラノもこれをきっかけに長期欠場、後に引退を決断することになります。
またそれによってその後の対戦カードの変更などがありつつ、”一人ユニオーネ”となったタイチは闘い続けます。
シリーズ後半にはカール・アンダーソン、後にタッグを組む金本浩二、そして上述の後藤とのシングルマッチが組まれますが当時の実力もあってかあえなく惨敗。
タイチ「今日は後藤か。本間、マシンガン(アンダーソン)、金本、ずっとシングル(マッチ)。これは1人になった俺の試練だよ。ミラノがいなくたって1人で やっていけるっていうね。1人でユニオーネを守っていけるんだ。今は試練の時です。アイツが帰って来る頃にはガラッと変わってるでしょう。アイツが戻って きたら、その時に2人でタッグベルトを獲れるような力をつけて、待っていたいと思います」
9.26 後藤戦後のコメント
その翌年タイチは一人でCMLLへの遠征に旅たち大きく成長することになるのでした。
所感雑感
ユニオーネに関しては最近解説につくミラノさんとタイチの絡みがあった際に話題に上ることが多々あって知ってはいたんですけどRISE絡みで後藤さんと関係があったとは知らなかったなぁ。
まぁいずれにしてもそんなタイチにとっては人生の激変期にあった一戦以来の対戦、こうなってくると解説には是非ミラノ先生についてもらいたいなぁ。