プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

MENU

7.27 新日本プロレス G1 CLIMAX 28 9日目 ツイート解析

さて、ある意味でいろいろ注目だった浜松大会も解析していきましょう。

集計結果

f:id:Rodyonsw:20180728000526p:plain

大会中、専用ハッシュタグの#g128に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。

今シリーズの専用ハッシュタグ#g128におけるツイート総数は5,509ツイート、RT総数は7,305RT、呟いたユーザー1,562人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは3,665ツイート、6,396RT、1,334人でした。)

f:id:Rodyonsw:20180727234714p:plain

今回の勝敗予想はこんな感じ。
オカダ吉橋についてはまぁわかるにしても棚橋真壁が同じぐらい偏ってるのはなんだか意外だ・・・
ちなみにこの勝敗予想について集計していて気付いたことですけど、現在行われているすべて勝敗予想でEVILとオカダ、飯伏が全勝の予想になってたりします(合計の票数では)
オカダ飯伏はまぁ決勝のカード予想でも1番なのでわかるけどEVILもとは、結構な強キャラなイメージってこと?

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

Birthday present from the Darkness World...

時刻:20:24
ツイート数:47tweet

 さて最初は公式戦2つ目、Aブロックでは若手の部類に入るEVILとハングマンの対戦。
この試合に関してはこの当日がペイジの誕生日なこともあって「†ダークネス†なプレゼントを贈ってやるよ!」的なことをEVILが宣言しての一戦。
いやそれにしても、G1前までは参戦数も少ないためにいまいちピンと来ていなかったのが今G1で一気に認知度が上がった感がありますねぇペイジ。
認知度が上がることでジ・アダムズアップルなどの得意技への反応も大きいですし、そういういつものレパートリーから外れた咄嗟のひらめきを見せたときも「驚き」という形で反応が出てくるわけですし、やっぱり認知度(人気でなく)って大事。
そういう状態のペイジ相手でいうと、いかにペイジのレパートリーを崩すのか、というところに重点を置いた感じのEVIL、思えばあのガタイのわりに器用で切り返しで勝利を奪うシーンも多いっちゃあ多いんですよね。
そういう意味で自分のレパートリーを守りつつ、相手のレパートリーを崩していったEVILに勝敗、†ダークネス†なプレゼントは敗北だったか、逆にもらった足の負傷は心配ですけども。

Fuck the BCOG

時刻:20:43
ツイート数:47tweet

さて続いては今G1で賛否、というか否の意見を大量に引き出して議論を引き起こしている者同士、BCOGのファレ対ジェイ。
というもののジェイの出身がニュージーランドで元々ファレとの親交も深いということもあって「もしかするとここで結託するのでは?」という予想もあって一部界隈から注目されていた試合でもあります。
とはいえ試合としてはお互いの戦法を譲らず、悪く言えばいつものごとく試合を進める両者。
介入こそ咄嗟のひらめきで一度は返すものの結局はガンスタンからのバッドラックフォールで敗北。
ある意味ここまで一匹狼を貫いてきたが故の結末か。

棚橋対真壁

時刻:21:08
ツイート数:45tweet

そしてセミは真壁対棚橋、この二人に関してはそれこそ数えきれないほどの出来事があるんでしょうけど、ここ数年は同じ本隊所属として認め合う二人、タッグを組んだりもする二人。
実際この二人でここ数年は毎年のようにG1で当たってるんですよね、そういうライバル関係って結構新日本では珍しいような。
共にメディアへの露出度も高く、長年トップ戦線を担ってきただけに観客の認知度、そして信頼度の高さも試合中の歓声からもわかりますね。
その一方でやっぱりお互いにリング外での忙しさもあってかなかなかコンディションも万全とはいえないという面が見えたのも確か。
思えば同じ年齢でも第3世代の永田さんやコジは動きもまだ良かったような気がしますけどそこはやっぱりリング外の忙しさが結構如実に現れたりするんですかね。
良い試合、とはいえはたして後何度この試合がG1で見れるのか…

初期型レインメーカー

時刻:21:19
ツイート数:49tweet

そしてメインイベントは2012.1.4ぶりの再戦、ある意味でオカダ伝説の始まりとなった、そして吉橋苦難の道の始まりともなったオカダ対吉橋の再戦。
まぁその後についてはご存知の通りではあるんですけど、同一のカードでも6年半も再戦を溜めることも珍しいのもあって注目を集めていたカード。
ということで前回の対戦を見直したりもしたんですけど、やっぱりオカダさんが別人すぎるんだよなぁ・・・ヨシハシも変わった部分はあるんですけど比較的似ている部分も多いというか。
というわけで6年半ぶりの再戦、ということもあってか以前の対戦でもあったムーブを意図的に試合にも出しましたね。
膝を立てないリバースネックブリーカーにミサイルキック、そして”初期型”レインメーカー。
流石に6年半前のようにこれ一発で敗れることはなく、勝負は2012.1.4のその先へ・・・

”つまらない”試合でごめんなさい

時刻:21:29
ツイート数:57tweet

端的に言うと、この試合は間違いなく「良い試合」でした。
上記の初期型の流れから吉橋のレインメーカー返しに大技の連打、さらには新技?の変形ポールシフトのシーンなんかは「まさか負けないよな?」と不安になるレベルで。
実際に会場もその吉橋の攻勢に大きく盛り上がる部分があったわけですけど、問題はその後。
マイクに関しては最近の悪ふざけって感じですが、コメントがなかなかに難解。
「YOSHI-HASHIさんについては特にありません」というコメントのインパクトゆえにヨシハシへの否定のコメントでは、という見解も多い(自分もそう思ったし)わけですけど、よく考えるとなんだか違うようにも見える。
マイクでは「つまんない試合」と言っていたのに反してコメントではジョークも挟まず「良い試合になりました/だった」と言うあたりこの試合が「良い試合」だった、と言ってるわけです。
それを踏まえた上で「それは俺、褒められてないな?」としていて、その後のコメントに個人的な補足を差し込むと
「(この試合が)良い試合で、『(オカダが吉橋に)追い込まれてるな』と思われてると(自分自身感じて)喜んで(いたけど考え直すと)、恥ずかしかったです」
という感じ、つまりは「良い試合止まりだったことが恥ずかしい」っていうコメントなんではないか、という気もしてくるんですよね。
そういう見方でいうと、オカダの余裕を崩すには至らなかった、想像の範疇を超えるには至らなかった、という意味で「すげぇ試合」ではなかったといえます。

正直言うとオカダさんて所謂「良い試合」を安定的にする選手という印象で、だからこそ王者として安定した政権を維持できたわけですけど、
2年に及ぶ防衛ロードを終えて自由になった今、それまでの安定を捨てて、それこそかつての中邑のように「すげぇ試合」を生み出すタイプになろうとしている、のかもしれません。
いずれにしろ三勝目、これからは正真正銘のトップクラスとの連戦が始まります。

 

所感雑感

ということで浜松でした。
試合内容についてはさておき、何となくオカダの現状の考えの吐露なんかが見えた気がしたオカダモンペとしては面白いというよりも興味深い大会でした。

きょうはいろいろ考えて疲れたのでこれまで、それでは


人気ブログランキング