さて今年としては2度目、そして次回大会も決定したアメリカ興行G1スペシャル、今回もツイート解析をしていきましょう。
集計結果
大会中、専用ハッシュタグの#g1usaに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(太平洋標準時、PST)になっています。
大会は17:00に開始され、試合自体は21:20ごろに終了しました。
今シリーズの専用ハッシュタグ#g1usaにおけるツイート総数は19,798ツイート、RT総数は21,015RT、呟いたユーザー数は3,549人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは18,087ツイート、11,010RT、1,913人でした。)
今年二回目のアメリカ大会ということで今年3月に行われたStrong Style Evolvedと比較すると、こちらは各数値が18,415ツイート/21,153RT/3,338人でしたから、ツイート数、ユーザー数ではわずかに上回り、RT数では僅かに下回りました。
詳しい解析はまた次回やろうと思いますが、結果的には前回のSSEとほぼ同程度の盛り上がり、視聴数だったのではないか?と推測されます。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆ヤングバックス対EVISANA
ヤングバックス人気、大爆発!!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 8, 2018
“前王者組”EVIL&SANADAがIWGPタッグ王座奪還に挑む!!
☆7.7サンフランシスコ大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/kjVWY028vU #G1USA #NJPW pic.twitter.com/8qeHDKzNO3
時刻:18:44
ツイート数:142tweet
さて最初のピークはIWGPタッグ選手権、リマッチとなったヤングバックス対EVILSANADA。
上記の通り米国においてはもう圧倒的な人気を誇る、ヤングバックスにEVILSANADAが挑む形。
ではあって実際にやっぱすげぇ人気だなぁっていう、ここまでの興行と比較しても歓声の量がダンチっていう。
さらに言えば技量でもヤングバックスは凄いんですけど、EVILSANADAもそういった技量アイデアっていう面で真っ向から対抗できてるのが凄い、だからこそこの大会初のThis is Awesomeチャントも出たってことですかね。
◆ヒロム対ドラゴンリー
G1 SPECIAL IN SAN FRANCISCO 第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
— njpwworld (@njpwworld) July 8, 2018
王者@TIMEBOMB1105 vs 挑戦者@dragon_leecmll 永遠のライバル対決!!
挑戦者@dragon_leecmll のパタダス・アル・ペチョが
王者@TIMEBOMB1105 の胸に突き刺さる!!
登録&視聴▷https://t.co/NxJKtVK94f#NJPW #NJPWWorld #G1USA pic.twitter.com/HbKAJZdDuw
時刻:19:46
ツイート数:129tweet
死闘再び、といった様相を呈したIWGPJr選手権。
この二人の対戦はメキシコはもちろんのこと日本でも何度かやってますけど、いつぞや大阪でやった対戦はあまりにもヤバすぎて観客が引いてた雰囲気もありましたね。
その一方で今回はド派手なことが根っから大好きなアメリカでの一戦とあってどんどんどんどん加速度的に盛り上がってく印象。
思えばドラゴン・リーも元々ルチャでなくアメプロが好きで・・・という経緯があったのでそれこそアメリカのプロレスファン向きな試合が得意だった、っていうことですかね、ドラゴンリーに少なからず影響を受けたヒロムもまた、という。
いやしかしそれでも途中の投げっぱなし(になった)フェニックスプレックスはやばい・・・その後露骨に動きが鈍ってた当たり大丈夫だろうか…TIMEBOMBも前置きになるデスバレーもなかったし。
【7/11追記】
試合後にはTwitterなどでうわさが広まっていましたけども、公式からも負傷のアナウンスがありました。
「現在は精密検査中」ということで情報は少ないですが、「意識もあり」「座って話ができる」とあるあたりで少し胸を撫でおろすところですかね。
とりあえずは続報を待ちましょう
◆JUICE!!!
ジェイ・ホワイトに大ブーイング発生!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 8, 2018
手負いのジュース・ロビンソンが殊勲の大逆転! USヘビー新王者に!!
☆7.7サンフランシスコ大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/kjVWY028vU #G1USA #NJPW pic.twitter.com/igK8wqzngo
時刻:20:21
ツイート数:256tweet
そしてセミにはジェイ対ジュース、DOJO BOYS経験者によるUSヘビー級戦。
実際前回のアメリカ大会でも感じましたけどジュース人気って、少なくとも普段の日本でのものと比較してかなり大きいように感じるんですよね。
それはやっぱり向こうのファンの琴線に触れるようなキャラクターをしてるってことなんでしょうけど、入場時からしてジュース!ジュース!のコールが大きいですし。
それに対することでジェイのヒールっぷりも際立つ、というかこのジュース戦でようやくその真価が発揮できた部分もあるんですかね。
途中場外乱闘でジムロスが倒れちゃうシーンがあってまさかのジョシュ・バーネットがリングに上がるシーンもあったりしましたけど、そういうシーンでの振る舞いも良いヒール然としているというか。
しかしそれに耐えに耐えてのブレードランナーを切り返しての丸め込みでの勝利、溜め込んだだけに歓声の大きいこと大きいこと。
というか3代目にして初のアメリカ人USヘビー王者とかこれもうわかんねぇな・・・
◆ラダースープレックス!
From the top of the ladder! 😈#G1USA #NJPW @njpwglobal @CodyRhodes @KennyOmegamanX pic.twitter.com/vueRAW73JI
— AXS TV (@AXSTV) July 8, 2018
時刻:20:59
ツイート数:156tweet
そしてメインイベント、奇しくも去年のG1スペシャル2DAYSの各日のメインを務めた二人が向かい合う形に。
ある種こじれにこじれたケニーとコーディの間柄もあってか序盤からクリーンな試合とはいかず、本部席のテーブルクラッシュを機にハードコア殺法もふんだんな試合展開に。
その最たるものはリング外に設置したテーブルにケニーを据え、リング上に設置した特大のラダーにコーディ遅れてケニーが上った瞬間。
一瞬いつぞやの大阪城でのラダーマッチが呼び起こされましたけどそれよりも高いんじゃないか?という。
そしてそのほぼ最上段からリング内へ向けての雪崩式ブレーンバスターでコーディが投げ、ケニーが投げられる、とはいえどっちもダメージは大きいだろうに・・・
いやしかし外に投げられなくてよかった、とも(そのあと投げっぱなしパワーボムでコーディが投げつけられてたけども、割れなかっただけにあれは痛そうだ・・・)
◆抗争は続くよ、どこまでも
事件続発! 壮絶初防衛をはたしたケニーに、タマ&タンガがまさかの反旗!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 8, 2018
救出に登場のCodyとは完全和解へ…!!
☆7.7サンフランシスコ大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/kjVWY028vU #G1USA #NJPW pic.twitter.com/zi4FX1QHF1
時刻:21:19
ツイート数:185tweet
そうしたハードコア殺法に、いつもの厳しい打撃技を中心にコーディを攻め立てたケニーは最後は必殺のVトリガーからの片翼の天使で初防衛を達成。
思えばコーディはケニーがリーダーになってからバレットクラブにやってきた大物、前述の通り去年のG1スペシャルでは両日のメインをそれぞれ務めた選手でもあり、ある意味でバレットクラブとしても新日本の海外戦略としても非常に重要な二人ではあったんですよね。
しかししかし事件は試合後に待っていた、第1試合に出場したキングハク親子が退場するケニーらに合流したかと思いきや、背後から突如襲撃!
そういえばそもそもケニーに最初にNOをたたきつけたのは2016年のG1でのタマちゃんだったのだ!しかもその時も壮絶な試合をしながら和解をしたような素振りもなく、ケニーがタマちゃんを足蹴にするシーンもあったりで、コーディの一件で忘れてましたけどそもそもの火種はここだったんですよね。
結果としてはこれまで抗争していたケニー・コーディ派は結託、一方でトンガ兄弟は離脱って感じですかね。
今回大会に参加していなかった石森とかはどうなるのか・・・
所感雑感
というわけで久方ぶりのアメリカ大会、G1スペシャルでした。
まさかまさかここで消えたと思っていた火種から発火するとは、しかもケニーとタマは同ブロックですしどこかの大会で目玉カードとして紹介されていたはず。
なんか思わぬところで面白くなってきましたが、大会全体としてもやっぱり大会場特有の音圧というか盛り上がりが感じられて良かったですねぇ。
ケニーやバレットクラブがらみのカードは安心と信頼の、でしたけどジュース対ジェイがかなり向こうの観客に受け入れられていた感じがしたのが新日本としては良い兆候だったかな、って感じです。
きょうはこれまで、それでは