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各種数字で振り返るBOSJ25:観客動員・試合時間編

さて、盛況の内に終わったBOSJ25、とはいえ早くも今週末には大阪城大会が開かれるので結構な過密スケジュールって感じですね。
先日大阪城大会のカードも発表されましたけど今回は結構人員絞ってるなぁという感じ。
ジュニアのメインタイトルについてはジュニアタッグが”オープニングマッチ”(第1試合ではなく、公式でもそういう表現)、そしてジュニアヘビーはIWGPヘビー、ICに次ぐセミ前に位置、と考えると重要な位置を任されている気もしないでもない。

ということで今回は大会前もこれまでのBOSJシリーズの数字を色々調べましたが、それらと今回のBOSJ25の各数値の比較をしてみようかと思います。
大会前の各種数値まとめはこれら

www.pwanalysis.com

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BOSJ25総動員数

まず初めにBOSJシリーズの総動員は21,791人となりました。
大会数は14大会なので平均動員は1556.5人ですね。
結果で言うと2012年以降のデータを総合すると今年は最多の動員で、更には2014年以降大会の総動員数は増加し続けており、今年は前年比で1000人弱の増加となりました。

平均動員と平均試合時間推移

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BOSJシリーズの平均動員と平均試合時間の推移

平均動員数

次に各大会の平均動員と後で説明しますが各公式戦(厳密にはBOSJシリーズに行われたシングル戦)の平均試合時間の推移をまとめたものが上の図。
総動員については前項で述べたように文句なしの過去最多だったわけですが、2012-2014と現在では大会数などの違いからこれまで2014年が最高平均動員(1530人)の年だったんです、勿論2015年以前は動員に関して大分盛っていたようなのでその影響もあるでしょうけど。
しかし今年は、おそらく大会数の増加以降で始めてその数字を上回る平均動員となりました(1556.5人)。

また近年の推移としても大会動員は増加傾向にあり、去年と今年では平均動員の面でも約1000人の増加が見られました。

平均試合時間

で、それとは一間関係のなさそうな平均試合時間ですが、今大会から全大会で公式戦がメインになったと言うのが一つの話題になりましたが、
大会中にも「そのおかげで試合時間が延び、熱戦が増えたのでは?」という声も見えたので実際に調べてみた次第です。

結果で言えば2013年以降長期化傾向にあったのは事実でしたが、平均として2017年までは11分台だったのが今年は4分近く伸びて14.5分程度の平均試合時間となりました。
これは勿論各大会でメインを締める=それにふさわしいボリュームのある試合をして、満足して観客を帰らせる必要が出たため。
結果としてみた側としても「今年のBOSJは良い試合が多い、満足な試合が多い」という印象になったんではないでしょうか。

試合時間分布

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2013年と2018年の試合時間分布の比較

で、平均だけでなく試合時間の分布を調べてみるとこのような感じ、例として今年(オレンジ)と一番平均試合時間の短かった2013年のデータを使用。
こうして見ると2013年はほとんどの試合が10分以下とかなり短い試合が大多数だったのに対して、
今年2018年は13分程度を中心に緩やかな分布を示していることがわかります。
これをみても全体の傾向としても10~20分程度、個人的には一番見ごたえがありつつも見やすい時間帯の試合が多かったのでは、と思います。

 

大会満員マーク数

また、大会前に調べた各会場の満員マーク(満員、超満員、札止めってやつ)も調べてみると。

札止め 後楽園開幕、後楽園2日目、大阪、群馬、後楽園4日目、後楽園決勝

超満員

満員 後楽園3日目、名古屋1日目、名古屋2日目

ノーマーク 静岡、滋賀、栃木、福島、八戸

このような感じ。
後楽園5日間の内実に4日が札止め、さらには後楽園全大会が満員マーク点灯というのは近年なかった結果に。
さらにそれに加えて大阪群馬の2大会で札止め、名古屋2daysも満員マークと大都市圏ではかなり成功と言える結果になっていますね。

その一方で所謂地方大会はまだマーク点灯ならずという結果に。
この結果を邪推するなら「今ジュニアが熱い」という空気が東京や大阪、名古屋という大都市圏には伝わっていてもまだ地方には伝わっていない、という感じかもしれません。
よく言われる言葉として「後楽園男」なんて言葉もありますが、あれも後楽園を沸かせた選手はその評判が次第に地方にも伝わって人気が出る、なんてものらしく
逆に言えば後楽園はそのポテンシャルのバロメータである、一方でそれを日本全国にまで伝えられるかというとまだ・・・という部分があるのかもしれません。

とはいえ”聖地”後楽園を5日間埋めたのは一つの成果かと。

NJC、G1との比較

で、個人的にもどうしても気になる他のシングルシリーズとの比較も簡単に

総動員

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BOSJ、G1、NJCの総動員数比較

まず初めに総動員数の比較。
上でも述べたように着実に増えつつあるBOSJの動員数ですが、G1との差は依然として大きいのに加え、結果として今年行われたNJCに3年ぶりに総動員数で抜かれる結果に。

平均動員

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BOSJ、G1、NJCの平均動員数推移

次に平均動員数の推移。
これに関してはやはり他2シリーズに比べてかなりの差が生まれている現状は変わりない感じ。
また平均で見てみるとBOSJとNJCの間にもそこそこの差が依然としてありますね。
これに関してはBOSJのほうが大会数が多いメリットがある一方で中々大会場に打って出れない現状がある気がしていて、実際に今シリーズで言うと最大規模の会場が後楽園ホールになってしまうので、決勝戦だけとは言わずに開幕などでもより大きな会場に進出することが課題でしょうか。

平均試合時間

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BOSJ、G1、NJCの平均試合時間推移

続いて平均試合時間の変化。
今年BOSJは所謂近年のG1と同じスタイル、A-Bの交互、各大会の後半戦が公式戦という形に変化したことで平均試合時間が大幅に笛、平均で言うと去年のG1での数値を大きく上回る結果に。
そういう意味で、試合スタイルの好みの違いはあるんでしょうけど「G1とBOSJで見応えに差はない」という人も出てきそうですね。

その一方で、BOSJの数値まとめなのに、目を見張るのはNJCの2017年以降の急増っぷり。
これに関しては大会の後半どころか1大会1公式戦方式を用いることで一気に試合時間が延びたって言う部分はありますかね。
とはいえこれに関してはBOSJ及びG1では採用できない手法なので今後のNJCの特色のひとつになるのかも。

 

所感雑感

というわけで、観客動員と試合時間に絞ったBOSJ25の振り返りでした。
個人的にこういう数値を見ていても感じるのはBOSJの将来性は確実にあるってことですかね。
それは、観客動員こそ他のシングル大会に及んでいないものの、後楽園というバロメータはそのポテンシャルを示していますし、それが地方大都市の大阪・名古屋にも波及してるのは確かですし。

今後はいかにこの火種を生かして会社が商売につなげるか、ジュニアと言う商品を売り出すか、だとは思います。
個人的にはとりあずは代々木に戻ること、あとは他の首都圏大会場(地方大会場はまだ早いかも)、たとえば大田区総合体育館などに進出して箔をつけてくとかどうなんですかね。

きょうはこれまで、それでは


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