さて、泣いても笑ってもこれが平成最後のBOSJにして"ライガーのいない"最初のBOSJ優勝決定戦、ツイート解析をしていきましょう。
集計結果
大会中、専用ハッシュタグの#njbosjに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時)になっています。
大会は18:30に開始され、21:30ごろに終了しました。
#njbosjにおけるツイート総数は6,081ツイート、RT総数は14,354RT、呟いたユーザー数は1,253人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは5,269ツイート、12,151RT、1,299人でした。)
いずれの数値にしてもBOSJシリーズでは最多の数字で普段のビッグマッチと比較してもけして見劣りのない数値になっていますね。
それでは中継中に特にツイート数が増えたポイント(↑グラフ中の◆マーク)について内訳を見ていきましょう。
※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。
◆棚橋ライガーミステリオ!
棚橋のピンチを解説席のライガーが救出!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2018
レイ・ミステリオJr.、棚橋とトリオ結成で、NEVER6人タッグ王座に挑戦表明!
6.4後楽園大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/w8f3VNwZXx #njpw #njbosj pic.twitter.com/HtYFO5P7mL
時刻:19:44
ツイート数:63tweet
最初のピークは第4試合、試合後に襲撃を受ける棚橋を昨年BOSJを"卒業"したものの未だ健在のライガー、見よこの筋肉!お前本当に50代か?!
そしてその勢いそのままに無法を働いたスカルに対して対決を申し込む、までは良いにしても6人タッグ戦でしかも棚橋・ライガー・ミステリオ組で挑むと言うぶち上げ。
確かにミステリオの参戦は前々から告知されていましたけどまさかタッグとは・・・試合が始まる前は案外ミステリオ対棚橋もありうるなぁなんて思ってたところだったんですけど、流石に腱損傷って怪我はシングルやるには重かったか。
一応マーティはNEVER6人の王座を持ってはいますけどパートナーのヤングバックスは大阪城でIWGPタッグ戦(vsEVILSANADA)が決まってますからねぇ。
他に決まってないバレットクラブ選手と言うとコーディにチェース、ハングマン、タマファレ、タンガって感じですけどどうなるか。
◆Go!Go!ACH!
.@GoGoACH & @s_d_naito #NJPWWorld Watch now▶︎https://t.co/Tj7UBJ4PjP #njBOSJ #NJPW pic.twitter.com/tj7Wj8lZKu
— njpwworld (@njpwworld) June 4, 2018
時刻:19:50
ツイート数:63tweet
そして次のピークはBOSJで勝ち点こそ伸びなかったもののそのパワーと感情溢れる表情で観客をひきつけたACH。
それも試合でなく試合前、しかも対戦相手の入場曲にノってのダンス、これには流石の内藤さんも苦笑い、Send for the man。
◆BOSJ25優勝決定戦、高橋ヒロム対石森太二!いきなりの場外戦
BEST OF THE SUPER Jr.25 決勝戦はこの二人!@TIMEBOMB1105 VS @taiji_ishimori !
— njpwworld (@njpwworld) June 4, 2018
まさに激闘!一体どうなるこの勝負⁉︎
視聴&登録▷https://t.co/NxJKtVK94f #NJPWWorld #njBOSJ #NJPW pic.twitter.com/yNT2xE4M1u
時刻:20:38
ツイート数:50tweet
そして早くも試合はメインイベントへ、BOSJ25の決勝を争うのは双方共に"大本命"であった高橋ヒロムと石森太二。
確かLINEで行われた事前投票でもこの二人が各ブロックの1位になってたはずで、ヒロムは言わずもがなな一番人気、一方石森は鮮烈な新日本デビューを飾った勢いもあったでしょう。
とはいえかたや新日本生え抜き、かたや闘龍門出身の究極龍の秘蔵っ子からノアのトップ選手そしてTNAのX王者にも輝いた男。
はたまたまだ若手の域にいるヒロムに対して、完成へと至りつつある石森と対照的ではないものの全く別のレスラー人生を送ってきた両者でもあります。
そういう対決なだけに最初に会場の空気を掴むのは非常に重要、ということで観客席に雪崩れ込んで攻めるヒロム、こういう辺り「観客・空気の掴み方」を心得てるのがヒロムの強みですかねぇ。
それでも攻防としては一歩も引かない、どころか一歩先を行く石森も流石。
◆BOSJ25優勝は・・・!
「見たか! これが俺たちの『SUPER Jr.』だ!」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2018
石森との“大死闘”を制した高橋ヒロムが悲願の初優勝!
6.4後楽園大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/w8f3VNwZXx #njpw #njbosj pic.twitter.com/7OejgKBUwl
時刻:21:08
ツイート数:142tweet
上述の通り全く異なるレスラー人生を送ってきた二人、だけに試合を見ても全く異なる試合スタイルが見て取れました。
石森はそれこそ完璧な選手、体格こそ新日ジュニアの中でもかなり小さいものの打撃・関節そして飛び技と一挙手一投足に無駄がない、欠点がない、まさにパーフェクトプレイヤー。
一方のヒロムは石森ほどのキャリアがないこともありますが、おそらく信条として「完成された、完璧なものなんか面白くない」と思っている節はあって、だからこその破天荒さ、荒々しさ、未熟さ、未完成さ、だからこその観客の熱狂的支持って感じですね。
この試合で何よりも特筆すべきはこのヒロムの「主人公力」、観客の熱狂的支持、それに後押しされた白熱っぷり。
石森の攻めは穴がなくヒロムもそれこそ苦しい展開が続いたものの、最後は圧倒的支持に後押しされた形で一気に決め、ヒロムがBOSJ25優勝!
ライガーという伝説のいなくなった初のBOSJにおいて、新たな主役が生まれた、そんな瞬間でしょう。
◆破損再び
エンディングで、衝撃の事件が発生…!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2018
なんと『SUPER Jr.』トロフィーが折れた…!?
6.4後楽園大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/w8f3VNwZXx #njpw #njbosj pic.twitter.com/TMIEGLXejA
時刻:21:20
ツイート数:81tweet
破損オチなんてサイテー!
まぁ優勝旗とかトロフィーをぶっ壊すのは伝統みたいなもんやし(というかオスプレイが優勝した時に一部ぶっこわれたんじゃなかったっけ)
所感雑感
というわけで、近年まれに見るBest of the Super Jr.も今日で終了です、寂しいなぁ。
しかし結果を見ればBOSJという長寿シリーズの新たなるスタートになった大会という気がしますね。
それは全大会のライガー卒業によってそれまでのSUPER Jr.が幕を閉じ、ヒロムという新たな主役を生み出すことで新たなジュニアの歴史が始まったということでもあると思います。
ヒロム以外にしたって今シリーズは新鋭のゴードンも活躍しましたし、YOHとSHOというヒロムと同じく「新日ジュニアの未来」ともいえる選手が躍進した大会でもありますし、本当に新たな始まりって感じは強かったですね、勿論ベテラン勢の奮闘もありましたが。
で、結果としてこの大会が近年まれに見る盛り上がりを見せた(気がする)のも新日ジュニア、ひいては新日本にとって非常に重要なことだと思いますね。
いずれにしたって、一ファンとしても追いかけがいのある、素晴らしい大会でした。
また来年も会おう!
きょうはこれまで、それでは