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5.22 新日本プロレス BOSJ 後楽園大会 ツイート解析

さてBOSJシリーズも”中日”の後楽園がやってまいりました、とはいえ星取り的にはまだまだ序盤なんですがツイート解析をしていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njbosjに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時)になっています。
大会は18:30に開始され、21:00ごろに終了しました。

#njbosjにおけるツイート総数は2,828ツイート、RT総数は5,838RT、呟いたユーザー数は560人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは2,513ツイート、5,834RT、618人でした。)

平日もど真ん中とあって前回前々回の後楽園大会よりも各数値に減少が見られました。
それでもいつもの後楽園大会での数値よりも多い数値になっているので、BOSJシリーズ自体の盛り上がりが窺えますね。

それでは中継中に特にツイート数が増えたポイント(↑グラフ中の◆マーク)について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

LISTA INGOBERNABLES de Jericho

www.youtube.com

時刻:19:37
ツイート数:37tweet

ドーモ、ナイトー=サン。クリス・ジェリコです。
ではないですけど大阪城での対戦が正式に決定したクリス・ジェリコから内藤さんに対してのビデオメッセージがこのタイミングで公開。
ジェリコがらみで言うとケニーの時は最初にビデオメッセージ→その後直接襲撃だったのが今回は直接襲撃→ビデオメッセージになった感じですね。
まぁ基本的には内藤への煽り、なんですけどやっぱり途中で「俺は10度目のIC王座を手に入れる」ってのはジェリコの歴史と経歴を感じられる感じがしましたね。
ワールドでの解説の岡本記者も行ってましたけどWWEのIC王座を通算9度戴冠していて、今度戴冠すれば通算10度目の”IC”王者。
実際IWGPIC王座も新日本の海外展開のために作ったものであり、明らかにWWEのIC王座を意識した名前ですしね。
その由縁がジェリコを介して繋がるかも・・・とファンに思わせるような言葉を選んでくる辺り流石、なのかなぁ

ショックアロー!

時刻:19:56
ツイート数:45tweet

そして次のピークはBOSJ・Bブロック公式戦のSHO対クリス・セイビン。
前回の後楽園ではKUSHIDAとのテクニック合戦を制したセイビンですが、今回はテクニックにしても格闘技寄りの技術を持つSHOとの一戦。
流石に関節技には防戦一方でしたけどキツイ打撃にはやり返し、丸め込みを中心に翻弄していくあたりはやっぱ技巧派って感じ。
一方のSHOは前回のドラゴン・リー戦で見せた戦法を確立させた感じですね、鍛え上げた身体を使ったぶちかまし合いに遊びのない関節技を織り交ぜていく形。
実際ここ数年の新日本ジュニアにパワータイプも格闘技タイプもいなかっただけにかなり新鮮な戦いなんですよね。
今回で言うとSHOのスープレックスシティからの脇固め→腕十字を切り返したセイビンのすばやい横十字固めなんていうグラウンドの切り替えし合いが凄かった(小並感)
そしてフィニッシュは本邦初公開となったクロスアーム式パッケージパイルドライバー・ショックアロー!
この文句なしの勝利でSHOもシングルプレイヤーとして認知されつつある感じで嬉しい・・・課題としては技の繋ぎとかですかね、中盤は結構見ていて不安だったり。

ジャパン対メヒコ

時刻:20:14
ツイート数:26tweet

そしてお次は同じく公式戦、田口JAPAN同士の同門?対決となる田口対ドラゴンリー。
田口監督といえばいつものコミカルな試合運びから一気に実力者振りを発揮して攻め込む試合の幅の広さ、それに対して今回のドラゴンリーはそれに付き合う・対抗しているようにも見えましたね。
思えば前回のSHO戦もSHOの真っ向勝負+関節技の闘いに踏み込んだ上で勝ってましたし、今回も田口監督の触れ幅の広い試合スタイルに自ら乗り込んだ試合。
SHO戦の時も書きましたけど、既にメキシコCMLLでのスペルエストレージャの地位を確立しているのにもかかわらず更に進化しようとしているのが恐ろしいところですねぇ・・・
試合は減量失敗してヘビー級と見紛うばかりの肉体の監督を見事にデスヌカドーラを決める、流石のパワー。

技巧派対決KUSHIDA対マーティ

時刻:20:41
ツイート数:43tweet

そしてお次はセミメイン、元IWGPJr王者対決となったKUSHIDA対マーティ・スカル。
KUSHIDAにとっては2戦続けての技巧派対決になったわけですが、セイビン戦が純粋なテクニック対決だった印象なのに対して、今回のマーティ戦はインサイドワークを含めてテクニック対決って感じでしたね。
それこそ去年のBOSJで初参戦してたった1年でトップ選手として定着したマーティの得意とするところではありますが、それにKUSHIDAが付き合う形か。
さらにマーティに関して言えばインサイドワークにしても、金丸のようなずる賢い!という感じだけでなくどこかユーモアもある印象なんですよね、それが愛される由縁か。
それでいてオスプレイ戦や前回のヒロム戦のようなドキツイ攻撃をするところがギャップなんですかね。
そういう意味だと今回の一戦はペースの握り合い、そういう意味だと最後の最後に指折りでKUSHIDAのホバーボードロックを防いだマーティが巧かったんですが、そこで即座にもうひとつのフィニッシャーバックトゥザフューチャーに切り替えたKUSHIDAが一枚上だったか。

6年5ヶ月ぶりの”初対決”

時刻:21:09
ツイート数:54tweet

そしてメインイベントはエル・デスペラード対高橋ヒロム。
この試合に関しては単純に攻防がどうだとか展開がどうだとかという話ではなく、新日本の原点、そして昨今の新日ジュニアに足りないものがある試合だった気がしますね。
それは道場の延長線上にある闘い、行ってみればヤングライオンの闘いですよ。
新日本のプロレス団体の特徴の一つとしてヤングライオン制度が上げられますけど、特殊なのは試合に出たときでも技数を制限して試合をすること、技や間ではなく闘う姿勢・心・闘魂を見せろというのがヤングライオンへの教えになっています。
数年前にはそういった思想に批判的な声も多く「若手だろうが一タレント、自分で売りを見つけ多様化を・・・」という風潮もプロレス界にあって、実際それが正しい一面もあるとは思うんです。
でも、少なくとも新日本が新日本であること、新日本の独自性はそこで培われた闘う姿勢、転じて言えば「綺麗な試合、旨い試合なんてクソ喰らえ!」という思想にあるんですよね。

現在新日本のヘビー級はケニーなどの外国人と僅かな例外を除いてほとんどが道場出身者になりつつあり、それによって盛り上がりを見せているわけですが、
その一方で昨今の新日本ジュニアは、メンバーの入れ替わりの激しさもあることながら、他団体との積極的交流もあってその「道場濃度」ともいえるものが薄まっていた部分はある気がします。
そういった状況の中で見せたデスペとヒロム、あるいは三上と広夢の闘いは新日本ジュニアに足りなかったものを確かに補う一戦だったように思います。
勿論現状でも生え抜き選手だけで大会は行えないし、オスプレイやマーティ、石森といった非道場出身選手の活躍は必要不可欠ではありますが、
その全ての闘いの軸になる要素がそこにあったんじゃないかな、と思うばかりです。

6年5ヶ月ぶりの"初対決”はデスペラードの勝利、闘いはまだ始まったばかり。

www.njpw.co.jp

所感雑感

というわけでBOSJ後楽園3日目でした。
見る前は色々考えてはいたんですけどメインを見てしまったらそれこそエモくなってしまってね、思ったことをぶち込みました、デスペのマイクも痺れたし。
まぁそれはさておき昨今、回数の増加につれて苦戦しがちだった後楽園大会が3大会連続で満員マークつきの1700人近い動員、さらに後2後楽園のチケットもほぼ完売と凄いことになってて喜ばしい限りでもあります。
動員とツイート関係数値について近日中にBOSJ前半戦のまとめでも出そうかと思います。

きょうはこれまで、それでは


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