プロレス統計

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10.9 新日本プロレス 両国国技館 ツイート数解析

10月9日に行われた新日本プロレス両国国技館大会 KING OF PRO-WRESTLING 大会中に#njpwハッシュタグに投稿されたツイート数の推移を調べてみました。

集計結果

 

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横軸が現地時刻、縦軸がツイート数/分になっています。
大会は17:00開始、21:30頃終了となっています。

この日ツイートされた数は7603ツイート(RT含まず)でした。
ちなみにG1決勝では10483ツイートを記録しています。

また各赤点は特にツイート数が多かった5箇所を示しています。
その内訳を示していきます。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください

 

1.六本木3K登場

 

時刻:17:37
ツイート数:101ツイート/分

事前からX&Xとして予告されていたIWGPJrタッグ選手権挑戦者ですが、
その正体が海外遠征中だったこまったな、風神雷神、テンプラボーイズ、チーズバーガーUSAこと小松洋平田中翔ということでハッシュタグ上でもかなりの反響がありました。(大会全体でも2番目のツイート数でした)
ちなみにタッグとしての凱旋は2010年のNO LIMIT(裕二郎・内藤組)以来の7年10ヶ月ぶりで永田さんの付き人(田中翔)が悪人にならなかった(?)のは初の快挙(?)です。

2.六本木3K、IWGPJr.タッグ王座初挑戦初戴冠

 時刻:17:54
ツイート数:78.0ツイート/分

サプライズ的な初登場の勢いそのままに田口・リコシェのファンキーフューチャーを破り、IWGPJrタッグを初挑戦で初戴冠した瞬間もランクイン。
登場及び試合結果のインパクトも大きく、凱旋帰国試合としては近年でも大成功の部類に入るのではないでしょうか。
ここ最近は凱旋した時は顔見世だけ(ファレデスペEVILヒロム)というのが続いてきてたので、そういう意味でもかなり珍しい凱旋になりました。

3.オスプレイ、IWGPJr.王座初戴冠

 

 時刻:19:43 
ツイート数:109.0ツイート/分

今大会で一番のインパクトといっても過言ではない瞬間でしょう、試合としてもカクトウログさんのほうのベストバウト投票でセミ・メインを押さえてベストバウトを獲得しています。
これまでジュニア版絶対王者を演じてきたKUSHIDAから、というのもありますが
オスプレイ自身が新日本デビューのIWGPJr戦(2016/4/10)、BOSJ優勝を引っさげて再びぶつかった2度目のJr戦(2016/6/19)、翌年BOSJ2連覇をかけた優勝決定戦(2017/6/3)、初めて自身のホームである英国での対戦となったWCPWプロレスワールドカップ決勝(2017/8/26)と
ここぞの大一番でKUSHIDAに敗れ続けてきたオスプレイがようやくKUSHIDAを破り、新日本での栄冠を手にした、というのが多くの人に響いた理由なのではないかと思います。

4.ヒロム挑戦できず

 (良いツイートが見つからなかったから新日本プロレスワールドで是非見てください
ヒロム劇場は4:30:12~)

時刻:19:46
ツイート数:94ツイート/分

オスプレイを祝福する空気の中挑戦表明に出てくるものの、マーティスカルに指折りを喰らい、悶絶するうちにどちらにも逃げられるヒロムの図。
神戸の天丼もとい二の舞になりましたが試合以外で、しかも試合の印象を壊さずこれだけ注目を集められるのは流石というかなんというか・・・
これは大阪も期待せざるを得ない。

5.IWGPヘビー級選手権、オカダがEVILを下す

時刻:21:11
ツイート数:72ツイート/分

G1大阪大会にてオカダに対して1年ぶりに土を付けた因縁からEVILがIWGPヘビー級に初挑戦。
ドーム級の入場演出で観客の度肝を抜きつつ(ちなみに70ツイート/分とかなりのツイート数)、

じっくりとした着実な攻めで王者を攻め立てたものの
G1で試合の流れをつかんだ椅子投げ、椅子盛りへのダークネスフォール、レインメーカーカウンターのEVILなどをきっちり対策され、初戴冠とはいきませんでした。
しかし試合前後のツイート数からもこの試合への注目度は高く、EVILもメインイベンターとして定着していくことが期待されるのではないかと思います。

まとめ・雑感

 いかがでしたでしょうか。
ツイート数が何かの指標になるかはわかりませんが、試合の盛り上がり・期待度への一つの指標として参考にしてもらい、普段のプロレス談義の肴にでもしていただければと思います。

ちなみにこのツイート推移はG1あたりから新日本とWWEハッシュタグでそれぞれ行っていますが、それぞれ違った特徴があります。
基本的に新日本はメインの前後でその日1番のピークが立ち、WWEではPPV全体で同程度の大きさのピークがいくつか立ちます。
それは大会のカード構成などの違いが現れているとは思うのですが、今回の新日本・両国大会の推移はわりとWWEのものに近い結果になりました。
それは第1試合からヒロムのダリル投入からのBUSHIがファレをピンフォールというサプライズから始まり、六本木3Kの登場やオスプレイの初戴冠、ド派手なEVILの入場など観客を盛り上げるような仕掛けが大会全体にちりばめられてたおかげかな、と思います。
そういう意味で今回の両国大会は新日本プロレスの興行面での新たな取り組みが見られた、面白い興行だったと思います。
そもそも近年の新日本において、両国ビッグマッチでEVILほどキャリアの短い選手がメインを勤めたこともあまりなかったので、それを含めても新たな挑戦だったと感じます。

次回はWWETLCもしくは新日本の10.23後楽園大会を予定しています。
それでは