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V12で振り返る、オカダ・カズチカの720日間戦争

さて年間最大級の名に違わない大阪城ホール大会が終わって早くも2日、いまだにどこかでその余韻に浸っているような心持がしています。
それはもちろんメインイベントが凄かった、長かったってのもありますけど、オカダファン的にはそれ以上に「オカダさんの防衛ロードが終わった」っていうことにある種のショックというか感慨というかを感じている感じですかね。

防衛数にしてV12、防衛日数にして720日間という二つの防衛新記録を樹立した防衛ロードだったわけですけど終わってみれば、というか終わる前から長いな!という感じはありましたね。
というわけで今回はその長い長い防衛ロードを1試合ずつ振り返りです。

「あれ?前にこんなのやらなかったっけ?」と自分で思いましたけど、やったのは長期防衛記録の各数値まとめでしたわ、もしよければそっちのまとめもどうぞ。

www.pwanalysis.com

↓日刊スポーツによる写真による振り返りもどうぞ(ちょくちょく取材しに行ってないやつがあるな)

www.nikkansports.com

 

2016.6.19 内藤哲也

試合詳細動画

まず初めにIWGPを再戴冠した2016年の大阪城、内藤戦。
今となってはオカダさんがベルトを落とした地でもあるわけですが、そもそもの王者ロードの始まりも大阪城だったんですねぇ。
思えばレインメーカーショックも2月の大阪で起こって、その時の政権も6月の大阪で終わってるのでオカダさんにとっちゃ大阪は「何かが始まって何かが終わる場所」でもあるのかもしれないですね。

しかしそれにしたってこの試合は観客の反応も実況の様子も込みで結構異様な試合って感じがするんですよね、何度見ても。
それでいて試合として盛り上がっている一方で、攻防としてお互いにかみ合っていないような印象も受けるんですよね。
だからこそペース・主導権の奪い合いが主軸にもなるんでしょうけど、不思議だなぁ・・・

いずれにしても第4次オカダ政権はブームを生みつつあった内藤さんの出鼻を挫く形でのスタート、その辺ですでに逆風の中のスタート感が・・・

2016.10.10 丸藤正道

試合詳細動画

続いてはG1の開幕戦で敗北した借りを返すべく直々に指名をしたプロレスリング・ノアの丸藤正道戦。
この年のG1自体はケニーが優勝して鮮烈な印象を残しましたけど、開幕での丸藤の勝利、そして衰えの知らない華麗な試合がG1を盛り上げた印象もありますね。
そしてこの一戦は普段独立路線を歩んでいる新日本では珍しい団体対抗戦の様相も強い試合で、オカダさんとしても数少ない他団体のトップ選手との試合ですね。

とはいえ実際G1前には「丸藤?もうベテランじゃん」っていう声も多々あったんですよね。
それをG1、そしてこの試合でひっくり返したような印象があって、それぐらいに、さすがに運動能力は落ちてるんでしょうけど、その発想と技術の凄さたるや。
G1だとその巧さにいい様にやられてしまったわけですが、この試合ではある程度の攻撃には覚悟を決めて、それをすべて受けきる覚悟で試合を進めたのが勝因ですかね。
トラースキックなんか一体何発食らったのかっていう。

それにしたってこの試合を象徴する瞬間は最後に放った正調のエメラルドフロウジョン、実はフロッグスプラッシュも三沢さんのに似ているあたり絶対ファンだったゾ。

2017.1.4 ケニー・オメガ

試合詳細動画

そしてV2戦は2016年のG1優勝者ケニーとの初対決。
実は自分の初東京ドームがこの日だったんですけど、試合開始前にケニーを応援するチャチャッチャッチャチャという手拍子が自然発生したのになんか感動しましたね。
とはいえ、何度も書いてることですけど、事前の下馬評は決して高くはなかった、どっちかというとセミになった内藤対棚橋の方が期待はされていたように記憶してます。
そういう状況だったからこそ、試合開始前からケニーもオカダも「目にモノを見せてやろうぜ!」という気合がみなぎっているのがたまらないとこです。
結果として4部作となったOkadavsOmegaですけど生観戦だった補正もあるんでしょうけどこの試合が一番好きかもしれないですね。
試合時間的にちょうどいいって部分もありますけど、オカダさんもケニーもすべてを出し切って、それがお互いにも観客との間でもスイングしていて、表現するなら完璧な試合っていう。

このオカダさんの第4次政権、上でも述べたように決して追い風の中スタートしたわけでなく、どちらかというと「人気絶頂選手の出鼻を挫く」形でスタートしたわけで、決して支持率や期待値が高いスタートではなかったと思うんです。
でもこのケニー戦が、歴史に残るようないわゆる”作品”になったことでオカダさん自体が上がること、持ち直すことができたような気もするんですよね。
もちろんケニーもその名声を確固たるものにした部分はあるんで、まさにWIN-WINな一戦、二人にとって重要な試合だった、って気はしますね。
それこそこの試合後にオスプレイがツイートしてたように「この試合に敗者はいない」っていう。

2017.2.5 鈴木みのる

試合詳細動画

V3戦は1.4の激闘翌日の1.5に突如リターンしてきた鈴木みのるとの一戦。
この二人の因縁は実は結構深かったりしますけど、この前後でいえば天龍引退試合の相手・引導を渡す役目を”オカダに奪われた”と考えているみのる、それでいてその実力を誰よりも買っていて自身の30周年大会にオカダを指名したのもみのるなんですよね。
よく語られることではありますがみのるがデビューしたその年にオカダは生まれてるんですよね。
それに加えて試合スタイルも正反対といってもいいタイプ、なのにどこかで認め合って(口には出してないですけど)噛み合っている二人って印象があるんですよね。

しかしこの時のみのるのドヒール感たるや、まぁ新日本に戻ってきたてでかなり尖っていた部分もありましたしね。
この二人はもちろん以前にも対戦があったんですがそれまでみのるに付き合わない、もしくは付き合えない部分が印象深かったのに対してこの試合ではみのるの関節主体の攻めに自ら飛び込んで行って、それを受けきって勝ったっていう意味でこれまでの試合スタイルからの進化・変化が感じられた試合でもあります。

2017.4.9 柴田勝頼

試合詳細動画

V4戦は3年越しの「NEW JAPAN CUP優勝してから来い」という”約束”を果たしてオカダの前に立った柴田勝頼。
ある意味でV3戦の鈴木以上に異物で相容れない、触れていなかった相手が柴田かもしれません、ですがだからこそ両国は文句なしの超満員札止めになり、試合前から”出来上がった”状態で両者を迎えたんですよね。
それにしたって煽りVもお互いにズバズバ際どい所に突っ込んでてその時点から勝負が始まってるっていう感じもまたV12の中で異色の一戦ではありましたかね。

柴田といえば「昭和の香りが漂う男」て表現されることもありますけど、そういった要素がただのフリカケにならず試合上で意味のある攻防として昇華されてる、柴田の血肉骨になっているのが柴田の柴田たる所以、柴田の凄さなんですよね。
戦前に柴田の言葉として「レインメーカーを”演じてる”やつの仮面を引っぺがす」なんて言葉もありましたけど、試合終盤柴田の度重なる挑発に対して容赦なく蹴りをぶち込んでいくのはそれこそ柴田によって引き出された姿って感じがしましたね。

勿論、この直後柴田さんが倒れ、今に至るまでの長い長い欠場に入るわけですが、こうして試合をもう一度見るとやっぱり戻ってきてほしい、IWGPを巻いてほしいと思ってしまいます。
THE WRESTLER 柴田勝頼、を待つ。

結果としてはこの一戦以降ちょっとオカダさんの防衛戦スタイルに軌道修正がかかったような印象もあって、全力を尽くす、以外の王者像を模索し始めた印象もあります。

2017.5.3 バッドラック・ファレ

試合詳細動画

V4戦の直後、オカダがマイクをする時間もなく襲撃したファレがV5戦の相手に。
対ファレというと結構要所要所で戦っていたりはするんですけど、如何せんファレがアンダーボスという立場なのでこうしてタイトル戦でってのはなかなかなかったんですよね。
とはいえファレはかつて中邑の保持していたIWGP ICを奪取した経験もあるし、オカダにもシングルで何度か勝っていたので、実力、というかベルトを奪いうる可能性はなくはなかったはず。
というかこの試合の煽りVもですけど、同時期に新日本の常連外国人についてのドキュメント映像シリーズNJPW:On the Roadでファレの映像が公開されたんですけど一々良いやつ、応援したくなる人ってのがわかっちゃうという。

とはいえどんたくのメインがこのカードとは・・・と思った部分もあったりしますけど掛け値なしの満員でしたし、対ケニーや柴田戦とはまた違う、怪物外国人とのプロレスがオカダさんのテーマだったか。
そういう意味だとファレもファレで普段よりもじっくりとしたベアハッグを中心とした腰攻めなんかを中心に組み立ててて進化・変化を見せてましたかね。
それでもファレをツームストンで持ち上げ、ジャーマンで投げ切り、ってあたりやっぱバケモンやで・・・いやオカダさんのマイクに倣えば”超人”か。

2017.6.11 ケニー・オメガ

試合詳細動画

そしてようやく半ばのV6はV5のファレの仲間であり、1.4で熱戦を繰り広げたケニーとの再戦。
今思えばここでオカダさんから指名したことが先日の陥落劇につながったわけですけど、そう思うとこの防衛ロードにおいてケニーの占める比重って結構でかいですね。
ちなみにこの時のケニーはパワーで対抗するべく前回(そして最新の対戦)よりも増量した状態で登場。
なんというかこの時の印象としてかなり表情に余裕がある印象があるんですよねケニー。

試合としてもお互いの手の内がわかったからこそ読み合い、切り返し、おきて破りが多いってのが特徴ですかね。
そんな感じで中盤どころか終盤まで見ている側が焦れるような展開ではあったんですけど途中でBCの面々がリングサイドに現れてからのヒートアップっぷりたるや。
しかしここでCodyがタオルを投げるか投げないか、という動きを見せるわけですけどここでのいざこざが今度のIWGP戦まで続いてるんだから凄い?もんですよね。

2017.7.1 Cody

試合詳細動画

V7戦はV6戦後、ケニーと一緒に退場したはずなのにいつの間にやらコメントブースに先回りして厭味ったらしくオカダに挑戦表明をしたCody。
思えば大阪城でのオカダ対ケニーからのCodyのアメリカでのIWGP挑戦は2年連続ですね、今回の場合はケニーからの指名って感じですけど。
オカダさんのV12戦でいうと唯一のアメリカでの防衛戦、でもありますけどCodyみたいなコテコテ、というよりもクラシックなアメプロをする選手との試合っていうのもなかなか特殊ですね。

いやしかし先日の大阪城でも出ただけで観客のブーイングを引き出すなんて言うなかなかできないほかの選手にはできないことをやってましたけど、アメリカにおいての観客を操る能力っていうのはすごい部分ありますよね、Cody。
そして本来、日本式の身体能力を競うような試合は不得手っぽいのにオカダさんにも対応できるあたりやっぱり一流、あとイケメン、そしてイケメン。

2017.10.9 EVIL

試合詳細動画

そしてG1を開けてのV8戦、この年のG1においてオカダさんになんと丸一年ぶりに土を付けたEVILとの防衛戦。
基本的にここまでの防衛戦ってキャリア的にはオカダさんよりも上の選手との試合が多かったわけですが、この試合はほぼほぼ初めて明確により短いキャリアの選手、後輩との防衛線なんですよね。
そういう意味で試合前にも初挑戦でド緊張しているようにも見えるEVILに対して余裕を見せるオカダさんの先輩っぷりが良い。

 やっぱりそういう風に見てみるとEVIL推しの空気は確かにあった反面うまくそれに乗り切れてなかったなんて部分は見えますね。
試合開始前に「このシチュエーションならオカダ:EVILで0:10にならないといけない」なんていう矢野さんのコメントもありましたけど、シチュエーションを力に変えるって意味でEVILもまだまだこれから、ってことかもしれません。
と思ってたらIWGPタッグを取るし、今度ジェリコに挑むし着実にステップアップはしてるんですよね、EVILも、今度のG1とかで再戦ないものか。

2018.1.4 内藤哲也

試合詳細動画

そして2017年のG1優勝者、内藤さんとのV9戦。
いつぞや書いたと思いますけど自分は前年に引き続いてこの年も1.4を会場で観戦してました。
ぶっちゃけて言えばクッソかっこいい入場Vのイントロからのまさかのパンタロン初披露とかあって大分動揺した状態で見てた覚えがあるんですけどシチュエーションはそれこそオカダ:内藤=0:10ってもの、まさに針の筵って感じでしたねぇ・・・

しかしこうしてV12を通してみてみると序盤はそれこそベルトを奪った試合と同じく内藤さんペースで開始、しかし中盤からは入場Vでも表現されていたような「ラスボス・オカダ」が現れて言った感じ。
いかに挑戦者が厳しく攻め込んでいても目をそらした一瞬にドロップキックが飛んできたり、レインメーカーが飛んできたり、蝶野さんが言っていたようにまさに「ゾンビのよう」という形容がぴったりな感じに。
V12の終盤はまさに「誰がオカダを倒すのか」というのがテーマが主眼点になっていたような気がしますがそういう意味でそれを迎え撃つラスボススタイルにここで切り替えていったっていう部分はあるのかもしれません。

ぶっちゃけこの試合、あんまりいい思い出がないので長いこと見直してなかったんですが見直してみると結構面白かった(小並感)

2018.2.10 SANADA

試合詳細動画

そしてそんなラスボス覚醒したオカダさんのV10戦となったのはSANADA、奇しくもEVIL‐内藤‐SANADAとLIJ三連戦になってたんですね。
SANADAとオカダでいうと、SANADAの新日本初登場はオカダ対内藤のIWGP戦中で、その後SANADAの新日本初シングルの相手をオカダさんが務めたんですよね。
両者同い年、そしてどちらも日本人にしてはかなりの長身ということもあってその初対戦の時から得も言われぬ期待感があった気が。

内藤戦とは打って変わって序盤はじっくりじっくりした展開からSANADAのプランチャを機に一気に試合のボルテージが上がった感じで、これ以降もSANADAの試合のチェンジオブペースとして活用されてますね。
序盤のグラウンドでの攻防だけでなく一瞬のバネ、それにどんな技でも使いこなすセンスにとやっぱりこの人才能あるわ・・・てなる。
そして入場時にスモークの中からにゅっと出てくるシーンがクソかっこいい。

2018.4.1 ザック・セイバーJr.

試合詳細動画

 そして連続防衛記録タイとなるV11戦となったのは、2018年のNJCを優勝したザック戦。
いつぞやまとめましたけど同年齢の同キャリアの二人なんですよね、その二人が全く違うプロレスキャリアを経て30歳という節目のタイミングで新日本で交わるっていうのもなかなかな因縁というか。
ザックといえば無限の関節技で新日本のトップ選手をそれこそJUST TAP OUTしてきたわけですけど、この試合だとそれに対抗できていたかはさておきオカダさんが対応できてはいたのが印象的だったり。
同じ関節技でいうとみのる戦は基本的に耐える一方だったのがこの試合はオカダさんもザックの土俵に上り、自身もいくつものジャベを繰り出していったのが「オカダもやるじゃん!」って感じがして好き。
それでもやっぱり試合はザックの変幻自在の関節技に見惚れるような感じ、一つとして同じ技を出さない、まさに変幻自在、ずっと見ていたい。

しかしこうしてみるとこの試合に関してはここ数試合であったようなオカダのラスボス感っていうのが薄れていて、超強敵のザックにオカダがどう立ち向かうのかっていう感じになってますね。
それはやっぱりザックがそれだけオカダを追い込んでいたってことでもあって、やっぱザックすげぇわ、という。

2018.5.4 棚橋弘至

試合詳細動画

そして迎えた”V11”対決、V12戦となったのは文句なしのオカダのライバルである棚橋。
言わずと知れた新日本の暗黒時代を支えた王者であり、新日本復活の象徴でもあり、オカダさんがトップ選手として成長していく過程で幾度となくぶつかってきた相手。
とはいえ正直言えばこの時の棚橋のコンディションってお世辞にも良くなく、実際どんな試合になるのか、と事前に不安になってる部分はありました。
事実棚橋のコンディションは最近でいうと良い方だったにしても、オカダと初対戦した2012年のころとは比較にもならない状態だったとは思います。
それでも、その後の会見でオカダさんが言ってたように棚橋は凄かった、パワーを観客に与えていた、という。
ある意味でこの試合がプロレスの奥深さを表現している試合だったかもしれませんね。
冒頭に紹介した記事で「格好悪い格好良さ」なんて言葉がありますけどこの時の棚橋こそこの言葉が似合うかもしれません。

そして試合を見ていてもV12での他の試合とは違う味わいが感じられてこの「棚橋対オカダ」というカードが今でも特別なカードだということを感じられます。
それでもやっぱり、初めてレインメーカーをカウント2で返した棚橋がレインメーカー1発で敗れる、というところは時間の流れを感じて切なくなっちゃう部分はあります。
ある意味でオカダ対棚橋の原点回帰、という感じもしますが。

2018.6.9 ケニー・オメガ

そしてV13戦として迎えたこの防衛ロード3度目となるケニー戦。
上でも述べたようにこの防衛ロードとオカダさんを持ち上げてくれたのがケニーとの一連の対戦であるという意味で特別な相手なのは確か。
正直に言うとこのV13戦の対戦相手って誰でもよかったシチュエーションではあった、というか普通ならG1も含めて対戦成績が五分になっていて当時バレットクラブの内紛ですったもんだしていたケニーは「まずないだろう」と思ってた相手でした。
それでもオカダさんが”選んだ”のがケニーだった、それにケニーも当初は困惑したような顔をしてましたけど、きっちり準備をして対戦に挑んでくれた、というところが一つオカダファンとして感謝したいところです。

試合は言わずもがな2-1でケニーの勝利。
会場はもう完全にケニーのお祝いムードでその中でひっそりとオカダさんは去っていたわけですけど、その直前、大の字のオカダさんのそばに膝をつくケニーを撮った写真がなんとも印象深いシーンでもあります。
オカダさんは柴田戦で、もっと遡れば2016年のドームの棚橋戦で大きなものを背負ったわけですけど、この2018.6.9においてはケニーも何か大きいものを背負ったんじゃないかなと思わずにはいられません。

そしてV12以降のオカダさん

というわけでオカダさんのV12戦+α振り返りでした。
全14試合の総試合時間は8時間46分5秒、平均試合時間37分35秒、いやー流石に全部見るのには2日間かかりましたわ・・・
こうしてV12を一気に見直してみるとリアルタイムで見ていた当時とはまた違った感想を抱いたり、一方でその時の感情をありありと思い出したり、なかなか楽しいものです。

ぶっちゃけオカダファンとしちゃ見ている、応援している方もしんどい場面もあったりしましたけど、それでも凄い防衛ロードだった、と胸を張っておススメできる試合ばかりだったと思います。
というわけでみんなも9時間耐久V12マラソンしようや・・・(道連れ)

おまけ

おまけとしてV12+αの対戦相手、試合時間、Wrestling Observerの星評価、Cagematchでの評価のまとめ。
WONの平均星評価は4.87、Cagematchの平均評価は8.97でした、いやはやすっごい。

  対戦相手 試合時間 WON Cagematch
奪取 内藤 28分58秒 4.5 8.29
V1 丸藤 28分 4.75 9.33
V2 ケニー 46分45秒 6 9.81
V3 みのる 40分46秒 4.75 8.92
V4 柴田 38分9秒 5 9.81
V5 ファレ 21分47秒 4 7.83
V6 ケニー 60分 6.25 9.65
V7 Cody 27分12秒 4.5 8.19
V8 EVIL 33分26秒 4 7.37
V9 内藤 34分26秒 4.5 9.05
V10 SANADA 32分12秒 4.75 9.04
V11 ザック 34分58秒 4.75 9.01
V12 棚橋 34分36秒 5.5 9.36
陥落 ケニー 1時間4分50秒   9.92

 最後に

こちらこそありがとうオカダさん、ありがとうIWGP、ありがとうV12。
苦しくも楽しい720日間でした。


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