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6.3 新日本プロレス BOSJ 後楽園大会 ツイート解析

さて、対にBOSJ25も最終盤、両ブロックの代表者が決定する6.3後楽園大会についてもツイート解析をしていきましょう。

集計結果

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大会中、専用ハッシュタグの#njbosjに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時)になっています。
大会は18:30に開始され、21:30ごろに終了しました。
いつもはぴったり21:00に終わるんですが今回は熱戦続きだったせいか(それとも明日も試合があるから撤収しなくて良いおかげか)30分ほどオーバーですね。

#njbosjにおけるツイート総数は4,730ツイート、RT総数は9,644RT、呟いたユーザー数は812人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは3,599ツイート、9,404RT、808人でした。)

ユーザー数自体は開幕2連戦(5.185.19)の方が多いもののツイート数についてはこの最終公式戦の方が多かったですね。
試合が白熱した、というのもありそうですけど「○○が決勝進出!」とか「この後○○が勝てば~~負ければ~~」という結果が決まる試合が続いただけにそれによるツイート数の増加かも、それにサプライズな発表もありましたし。

それでは中継中に特にツイート数が増えたポイント(↑グラフ中の◆マーク)について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

こけし is HAPPY!

時刻:19:40
ツイート数:87tweet

最初のピークとなったのは遂に復帰が決定した本間さんのサプライズ登場。
本間さんは去年3月の沖縄大会で頸髄損傷の大怪我をおって欠場中、だったものの最近は新日本の会場にも来場するなどかなり復活している模様。
さらに先日はテレビ番組に出演して自身の結婚も発表とまさにこけし is HAPPY状態。
無理は禁物ではありますがまた元気な姿を見せてくれるのは嬉しい限りですね、復帰は地元山形(シリーズとしてはG1前のKIZUNAロード)、楽しみですね。

FLIP vs SKY KING

時刻:20:05
ツイート数:62tweet

続いて後半戦は遂に決勝進出者に絡んでくるゴードン対オスプレイ。
今シリーズのゴードンを見ていて思ったのは凄く「かつてのオスプレイっぽい」んですよね。
来日当初のオスプレイってそれこそ奇想天外な飛び技”だけ”な選手(勿論既に天才ハイフライヤーとして地位を確立してましたけど)な印象だったんですよね。
でもその後新日本やROHなどでの参戦が増えたことで一気に成長していって、まさにベストバウトマシーンと言っても過言ではない"パーフェクトプレイヤー"に進化したと言えます。
そういう意味だと現在のオスプレイと過去のオスプレイ、もしくは現在のゴードンと未来のゴードンの一戦だったかもしれません。
なんとなくオスプレイもゴードンと同タイプだからこそ同じ技で競いあう部分もあってそこはレスラーとしての意地が凄く見えましたね、そういう"意地"もオスプレイがここ数年で身に着けたものですけど。
最後はダメ押しのキンダーサプライズをゴードンが狙ったところをRKO、からのストーブレイカーで勝利。
過去と未来の闘い、ではあったもののその差は思っているよりも彼方ではない。

It's REBOOOOORN

時刻:20:25
ツイート数:63tweet

そして続いてはオスプレイの決勝進出をかけて挑むYOHと勝利すれば決勝進出の石森の一戦。
この試合のこのシチュエーションはどことなく2015年のBOSJ最終公式戦、カイル・オライリーの決勝進出を賭けた田口対チェースに似た部分ありますね。
とはいえこの試合はYOHとしても大一番、2度ある生中継の内の一つでもありますし今シリーズの成長・進化の成果を見せる試合。
実際今シリーズを通して見てみるとYOHのやりたい試合は見えてくるんですよね、受けを主体とした、観客の感情を揺さぶる・操る・手のひらに乗せるプロレス。
実際今回、序盤は低調だったものの石森を打ってこい!と挑発して感情むき出しにさせて以降はボルテージが一段上がった感じ。
そして終盤には見事な丸め込みのコンビネーションで追い込む、ものの最後に入ったジャパニーズレッグロールクラッチ、本来はここから相手の両手を抑えてファイブスタークラッチに入るところを焦ったのかクイックで決めきるしかないと判断したのか、そのままで言ったためにYes Lockで切り返されて無念のタップアウト。
成長は見えたもののまだまだ未熟、だからこそまだまだ伸びる、けども今日は石森の方が二枚も三枚も上だったか。

#完全にNEXT

時刻:20:54
ツイート数:52tweet

続いて、今シリーズ間違いなく一番の成長株だったSHO対プロレス統計で優勝と予想したマーティ、プロレス統計的にはマーティ勝て!
というのはさておき、SHOとマーティは水と油とまでは言いませんけどかなり異次元と言うか噛み合わない対決ですね。
SHOは今シリーズで好評だった真っ向勝負が信条、一方のマーティはダーティなテクニックも含めた手練手管で試合をコントロールするのが持ち味。
マーティはさておきSHOはかなりやりづらそうだったっていうのが印象ですかね、それでも最終的にはマーティのクラッチを力づくで切ってのショックアロー一閃。
結果としてYOHが3勝4敗で負け越しだったのに対してSHOは4勝3敗、しかもジュニア4強の一角のマーティに勝ってのBOSJ終了とあってかなり今後にとっても自信になったんじゃないですかね。
一方のマーティは試合を支配したもののメインを前に決勝戦進出が閉ざされる悔しい結果に、はたしてリベンジの時はあるか(そしてとりあえず首折予告されるオスプレイ)

Dの悪夢

時刻:21:24
ツイート数:91tweet

そしてメインイベントはBブロックの代表を決めるKUSHIDA対ヒロム。
思えばヒロムが凱旋して初の1.4でベルトを奪った相手がKUSHIDA、その後秒殺劇などもありつつベルトを奪われたのもKUSHIDA、それ以降ベルトに手が届いていないのがヒロムなんですよね。
そういう意味で言うとここ一年近くのヒロムのスランプの原因とも言えるのがKUSHIDA、という因縁の対決でもあるんですよね。
で、試合はKUSHIDAが主導権を握った感じ、だからこそヒロムもそれに付き合った部分もあるんでしょうけど大分やりづらそうな印象もありましたね。
関節技主体のKUSHIDAに対してヒロムは今シリーズ猛威を振るっているDで対抗、実際BOSJの勝利が全部Dで勝ってるんですよね。
しかし決め手になったのは新技であるDの悪夢。
DはDarylのDですからDの悪夢ってダリルがファレの手によって中身をぶちまけられたアレでは?つまりKUSHIDAのモツがぶちまけられたのか・・・?
と試合結果だけ見てて思っていたら、変形のダブルアームパイルドライバーのような技、いや実際これはきついけども。
というわけで奥の手を切り出したヒロムが念願のBOSJ決勝進出、なんだかんだ言いつつまだBOSJ優勝どころか決勝にもいってないんですよね。

所感雑感

ということでBOSJ25優勝決定戦は石森太二対高橋ヒロムに決定しました。
ヒロムに関しては待望の、石森に対しては新進気鋭のって言う感じですがどちらが優勝しても初優勝になる組み合わせですね。
更に言えば両者共に対戦歴はなし、正真正銘の初対決になる模様。
BOSJ25のまとめはまた後日やる予定ですけど、界隈の盛り上がりもあって解析するほうも楽しいシリーズでしたね、色々な挑戦とか変化も見えて。
そのシリーズが明日で終わってしまう・・・そう思うと寂しいなぁ・・・

きょうはこれまで、それでは


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