プロレス統計

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プロレス統計式”勝利指数”でBOSJ25の優勝予想をしてみた

新日本プロレスの社長が変わった昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。

www.tokyo-sports.co.jp

突然?のことだったのでビックリしましたけど思えばここ数回の社長交代は結構こういう感じでしたね。
ちょっと振り返ると2013年9月25日にブシロードからの出向だった手塚要さんが晋社長に、
その後2016年9月22日に手塚さんから原田克彦さんに交代、
そして今回2018年5月13日にメイさんに交代って感じですね。
なんかちょっと調べたらタカラトミーが海外戦略で躓いたのを立て直した人みたいで、そういうところを期待しての起用なんですかね。

それはさておき、つい先日から新日本プロレスの公式LINEでBOSJ25の優勝者予想が始まりましたね。
これまでにもNJCだったりヤングライオン杯で集計してましたけど、ヤングライオン杯の時は男女で結果が違ってたりして結構面白かった印象あります。
で、自分も誰に投票しようかなーと考えていた時に、「折角プロレス統計なんてやってるんだからデータ的に優勝者予想が出来ないか?」と思いついたわけです。

データを使った勝敗予想というと競馬なんかはそういう手法があると聞いたのでしらべてみるとスピード指数 なるものをつかって予想をしているみたいですね。
この指数は簡単に言えば「色んな条件(馬場の種類や距離、馬のコンディション)に応じたスピード」を計算すると言うもの。

というわけで今回は過去のデータを使った「プロレス統計式”勝利指数”」の開発とそれを使ったBOSJ25の優勝予想にチャレンジです。

コンセプト

今回はBOSJ24に参戦した選手のBOSJ24以前1年間のデータをそれぞれ集計し、「BOSJ24での勝率」「選手の勝率・コンディションに影響しそうな数値」の関係性を多重回帰分析を使って求めます。
単回帰分析については以前後楽園大会の動員をテーマにやっているのでそちらを参照してください。

www.pwanalysis.com

ここで多重回帰分析は簡単に言うと「どの要素が被説明関数(今回はリーグ戦の勝率)にどの程度影響するのか」を多数のデータから求める手法です。

f:id:Rodyonsw:20180513222320p:plain

つまり、この式が完全に成り立っている場合はこの式の計算結果=実際の勝率になるわけで、これをBOSJ25のメンバーにおいても用いることでBOSJ25での勝率、つまりは優勝者について予測が立つ、ということです。

集計したデータ

というわけで今回集計したのは2016年のBOSJ直後~最新の興行までの選手の試合データ。
BOSJ24での計算には2016年7月(BOSJ後)~2017年6月(BOSJまで)のデータを、
BOSJ25での計算には2017年5月(BOSJから)~2018年5月(BOSJ前で)のデータを使っています。

用いたデータは以下の通り

被説明関数:リーグ戦での勝率

説明関数:
直接勝率(タッグマッチなどで直接フォールを奪った率、シングル勝利も含む)
勝利時間(勝利した場合の平均試合時間)
試合時間(勝敗を問わない平均試合時間)
試合順(各大会で”第何試合”に出場したのか、の平均値)
シングル数(シングル戦数)
シングル勝率(シングル勝率)
総合勝率(全試合での勝率、タッグでのパートナーのフォール勝ちを含む)
試合数

まぁチョイスとしてはなんとなく思いついたものを適当にって感じです、初めてやるしね。
本当はタイトル戦数、タイトル戦勝率なんかも入れたかったんですけどタイトル戦かどうかを集計していなかったので今回はパス。

BOSJ24の集計データ

名前 リーグ勝率 直接勝率 勝利時間 試合時間 試合順 シングル数 シングル勝率 勝率 試合数
高橋 ヒロム 57 15 705 722 5 14 71 68 147
ACH 42 25 719 628 3 7 42 33 27
KUSHIDA 62 13 779 726 5 15 60 42 97
エル・デスペラード 42 41 560 574 3 13 61 57 128
TAKAみちのく 28 19 554 549 2 11 54 51 98
タイチ 57 15 620 635 3 7 57 55 110
ウィル・オスプレイ 62 17 686 736 5 11 54 41 84
リコシェ 57 14 714 706 4 8 50 46 47
金丸 義信 57 20 613 631 3 8 62 56 99
ボラドール・ジュニア 42 21 548 636 4 8 37 39 23
マーティー・スカル 57 39 725 704 4 8 62 60 23
タイガーマスク 42 12 543 547 2 8 50 44 104
獣神サンダー・ライガー 14 0 488 522 2 7 14 38 108
BUSHI 57 18 707 709 5 9 44 63 147
ドラゴン・リー 57 19 697 670 4 9 55 58 41
田口 隆祐 57 17 731 708 4 9 55 43 117

BOSJ24について上記のデータを集計したものがこちら。
ご存知の通り優勝したのはKUSHIDA選手ですが、準優勝だったオスプレイと勝率自体は一緒なのね。
当たり前ではあるんですが、リーグ戦での勝率は全7戦とあって細かい違いが現れづらいのでこういう解析するには不向きだなぁと思ったりもします。
かといって前年のデータも含めるのはなぁ・・・という難しいところ。

まぁそれはさておきこれで準備はOK

”勝利指数”係数

要素 係数
直接勝利 -0.0521509439912
勝利時間 -0.0241872122429
試合時間 0.23588106854
試合順 -4.946772228
シングル数 -1.24495094839
シングル勝率 0.519798433653
総合勝率 -0.0440424459718
試合数 0.030742434842

で、計算した結果、各要素に対する係数はこの通り。
・・・いや、(どういう意味なのか)わからん・・・という感じだぁ・・・
しかしこれを見てみると試合順の係数がー4.9とかなり大きいのが気になりますね、つまり「普段後半に出ている選手ほど勝率が下がる」てこと?
また、要素の数字が大きい勝利時間、試合時間、試合数を見ると
勝利時間は短い方が有利
試合時間は長いほうが有利
試合数は多いほど有利
という傾向ですかね。
他で気になるのはシングル成績で
シングル戦が多いほど不利、でもシングル勝率が高いほど有利となります、といってもここのシングルはBOSJも含めてるからなぁ。

ということを合計すると
「普段は前半戦に出ている」「試合時間が普段は長いものの勝つときは短期決戦」「新日本に定期参戦」「シングルは少ないものの確実に勝利を掴む」
と翌年のBOSJに有利、かも知れない。

 ”勝利指数”比較@BOSJ24

というわけでこれらの数値を使ってBOSJ24の選手で勝利指数を計算すると・・・

名前 勝利指数
高橋 ヒロム 144.743151631
田口 隆祐 143.976738459
マーティー・スカル 143.031299378
ウィル・オスプレイ 142.995148794
KUSHIDA 140.701663199
リコシェ 140.057749034
金丸 義信 138.511668903
タイチ 137.456141003
BUSHI 134.923921839
ドラゴン・リー 133.586757037
ACH 125.984459992
ボラドール・ジュニア 124.361445613
エル・デスペラード 122.047769148
タイガーマスク 118.899421907
TAKAみちのく 116.407157598
獣神サンダー・ライガー 99.5917001098

ヒロム優勝してんじゃねぇか!
実際優勝したKUSHIDAが上から5番目、準優勝オスプレイも上から4番目とこの”勝利指数”はまだまだ改善が必要なようです。
とはいえ、一応トップ5はタイトル戦線にも絡んでいる選手が集まっているし「選手の実力?」を見積もるにはいいのかも?

BOSJ25、各選手の数値

名前 直接勝率 勝利時間 試合時間 試合順 シングル数 シングル勝率 勝率 試合数
マーティー・スカル 27 767 780 5 9 55 63 33
YOH 18 659 698 4 0 0 50 65
金丸 義信 10 633 665 4 8 50 53 106
タイガーマスク 15 529 549 2 7 42 56 99
田口 隆祐 18 665 666 4 9 66 50 119
ドラゴン・リー 13 648 675 4 7 57 42 38
BUSHI 24 749 740 5 11 54 67 153
高橋 ヒロム 14 736 760 5 10 50 71 150
KUSHIDA 18 825 768 4 14 64 46 100
SHO 21 659 698 4 0 0 50 65
エル・デスペラード 36 608 630 3 13 53 57 138
ACH 25 719 628 3 7 42 33 27
ウィル・オスプレイ 15 820 842 6 15 60 38 93

まぁそれはさておき、今回はこの”勝利指数”を使ってBOSJ25の優勝を予想したいと思います。
BOSJ25の各選手のデータは上の表の通り、クリス・セイビンとフリップ・ゴードン、石森太二についてはほぼ初参戦でデータ不足ということで今回の計算からは除外です。

これらのデータから計算した”勝利指数”は・・・

 

名前 勝利指数
ウィル・オスプレイ 176.911148118
KUSHIDA 168.755515351
BUSHI 163.993514684
マーティー・スカル 162.476604612
田口 隆祐 162.433000444
高橋 ヒロム 160.181487458
ドラゴン・リー 150.029930517
タイチ 148.43643875
エル・デスペラード 147.654048541
金丸 義信 146.513627357
ACH 142.407337392
SHO 141.604288001
YOH 139.984139077
タイガーマスク 122.425704044

勝利指数176.9で優勝はウィル・オスプレイ!
よく考えればシングル勝率も高いし試合数も多いし、勝つときは短期決着傾向とあってそりゃ良い数値出るわ。
しかし2位KUSHIDAと8ポイント差をつけての一位・・・これは王者として優勝したことでG1参戦もワンチャン・・・
この数値的にはAブロック代表がオスプレイ、Bブロック代表がKUSHIDAでどんたくの再戦でまたもオスプレイ、勝つ!という感じですかね。

あらためて数値を見てみるとオスプレイ、KUSHIDAに続いてBUSHIが3位とは・・・指標としての問題点を感じざるを得ない(失礼)

所感雑感

というわけでLINEのアンケートでもA代表オスプレイB代表KUSHIDA優勝オスプレイで投票してきました。
途中経過をみるとAブロックは石森(40%)、オスプレイ(38%)、BUSHI(11%)
Bブロックはヒロム(61%)、KUSHIDA(14%)、デスペ(7%)という感じで案外いい線いってる気がしないでもない。
総合順位はヒロム(44%)、石森(17%)、オスプレイ(13%)、KUSHIDA(7%)、BUSHI(4%)。デスペ(4%)、田口(4%)・・・という感じ
オスプレイ、KUSHIDA、BUSHIの上位はなんとなく的中してるので予想という面では結構合ってるのかなぁ。

まぁ答え合わせはBOSJ終了後に、その後にはG1もあるので勝利指数も改善してリベンジしたいですね。
きょうはこれまで、それでは


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