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どんたく2DAYSで検証する”新日本二部制”の可能性

5月10日、後藤の日も過ぎてしまった昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。
自分で「510の日ですよ」って呟いちゃうのもですけど、それに突っかかったタイチに見事な切り返しを決める辺り今年の後藤さんは一味違うな・・・

www.njpw.co.jp

それはさておき先日のレスリングどんたくは2日連続で、同会場で大会が開催される”2DAYS”形式で、来年も同様に2DAYSが開催されることが発表されました。
新日本においては2013年ごろから1シリーズに2大会のビッグマッチを行う制度が始まっていましたが、同会場で連戦が行われるようになったのは、G1などを除けば今年のNew Beginningの札幌が初ですかね。
それに続いての2DAYSとなったどんたくですが、1日目が4,066人、2日目が6,307人と好調だったことで2年連続の2DAYSにGOサインが出たって感じですかね。

www.kazu-prowrestling.com

このことに関して数のプロレスさんで上記のような記事が掲載されました。
”新日本二部制”については2012年ごろ、中邑がICで別の価値観を構築してIWGPとICが並び立つようになった頃から度々見かける話ですね。
その後も新日本は2大ビッグマッチ制の導入や、鈴木軍のノアへの遠征など度々2部制を意識した施策を仕掛けてきましたが結局2部制は実現せず現在に至ります。
今回のどんたく2DAYSもその実験とも言える感じがあって、数のプロレスさんでも述べていましたが、1日目と2日目で全く毛色の違うカード編成をすることで観客の反応を見た部分はあると思います。

この実験が成功したかどうかについては、この2大会が差別化できていたかどうか、この2大会を見に来た観客がそれぞれ違っていたかどうかを見る必要があります。
これを調べるのは一ファンとしては難しいのですが、今回はこれをツイッターの呟いたユーザーを比較することで行おうと思います。

集計方法

今回用いたのはどんたくシリーズの3つのビッグマッチ、4.27安芸の国、4.29火の国(#njHINOKUNI)、5.3どんたく1日目(#njdontaku)、5.4どんたく2日目(#njdontaku)の各大会で
当日呟いたユーザーのIDデータ

各大会ユーザー数、分布

まず初めにこの4大会で呟いた総ユーザー数は2,434人でした。
そして各大会の呟いたユーザー数は
安芸の国323人(13.27%)
火の国 600人(24.65%)

どんたく1 686人(28.18%)
どんたく2 1,921人(78.92%)
となりました。
人数的には安芸の国<火の国=どんたく1<どんたく2って感じですね。 

f:id:Rodyonsw:20180510122810p:plain

また上記グラフのように各大会での日本語・英語ユーザーの日ですけど見事なまでに同じぐらい。
てっきりどんたく1日目はバレットクラブ興行な一面もあったので外国人ユーザーが増えるかと思ったんですけどそうでもなかったですね。

2大会で呟いたユーザー数

続いて4大会中2大会呟いたユーザーのそれぞれの数は以下の通りです。

安芸の国&火の国 149人 (6.12%)
安芸の国&どんたく1 164人 (6.74%)
安芸の国&どんたく2 219人 (9.0%)
火の国&どんたく1 222人 (9,12%)
火の国&どんたく2 353人 (14.5%)
どんたく1&どんたく2 458人 (18.82%)

2大会で呟いた、というユーザーの中ではどんたく2DAYSで呟いたというのが全体の2割程度となり一番多かったです。
ちなみにこの人数はどんたく2日目の約1/4どんたく1日目の約2/3に匹敵します。
という数字を見るとツイッターの呟き的には視聴者層が大きく差別化できていたかというと微妙な感じですね。
イメージ的にいうと「どんたく1日目のみで呟いたユーザーがほとんどの中、一部はどんたく2日目も呟いていた」という状況に近い気も

ちなみに3大会呟いたユーザーは

安芸の国&火の国&どんたく1 103人 (4.23%)
安芸の国&火の国&どんたく2 121人 (4.97%)
安芸の国&どんたく1&どんたく2 142人 (5.83%)
火の国&どんたく1&どんたく2 196人 (8.05%)

となり、また全大会で呟いたユーザーは93人 (3.82%)でした。
こうして見ると、大会をネットで観戦したユーザー数はまた違うんでしょうけど、全大会実況のユーザーは結構限られてるんですねぇ。

 

ベン図を使った比較 (火の国、どんたく2DAYSのみ)

とまとめたものの、文字で書いただけだとわかりづらい、のでベン図で示そうと考えたんですが
簡単に検索したところPythonのパッケージとしてさくっと使えそうなのが3つの要素からなるベン図しか作れなかったので、ここでは安芸の国のデータを無視し「火の国、どんたく1日目、どんたく2日目」について解析をしています。

f:id:Rodyonsw:20180512021643p:plain

上図が計算結果になっていて、「火の国(HINOKUNI)で呟いたユーザー」「どんたく1日目(dontaku1)で呟いたユーザー」「どんたく2日目(dontaku2)で呟いたユーザー」を示す3つの円が表示されています。
2つの円が重なったところは「2つの大会で呟いたユーザー」、3つの円が重なったところは「3つの大会で呟いたユーザー」に相当し、各領域にユーザー全体に対する割合[%]が書き込まれています。

ここで気をつけたいのこの前の項で示した数値との対応で
たとえば「火の国とどんたく2日目で呟いた」に相当するのはこの図でいうと桃色紫色の領域になります。
ちなみにここでの”全体”はこの3大会を見たユーザーの総数なので4大会の合計とは異なるため、多少パーセンテージは異なっています。

この図を言葉で説明するなら

各大会だけを呟いたユーザー
火の国=9.3%、どんたく1日目=8.5%、どんたく2日目=55.1%

2大会のみを呟いたユーザー
火の国+1日目=1.1%、1日目+2日目=11.1%、火の国+2日目=6.6%

全大会を呟いたユーザー 8.3%

となります。
この3大会に限れば半数は「どんたく2日目のみで呟いたユーザー」ということがわかりますね。
もし差別化できていたかどうかを「一大会のみを呟いたユーザーの割合」と定義するとどんたくシリーズ3大会のの差別化率は9.3+8.5+55.=72.9%というところでしょうか。

ちなみに、既に2部制を導入しているWWEのRAWとSmackdownLIVEの各ユーザーデータについても同様の計算をすると今週のデータで差別化率73%、先週で75%程度になっていましたので、RAW/Smackdownレベルの差別化が出来ていると言えなくもないですね。

所感雑感

というわけで新日本二部制の可能性検証でした。
数のプロレスさんの記事を見て「なんかパパパッとやれそうだからやるか!」と思ってやり始めたら思いのほか手こずりました・・・
集計してみた感想としては案外複数の大会で呟いてる人って少ないんだなって感じですけど、そもそも1ヶ月に1回しか呟かないユーザーが過半数というのもわかっていたので道理と言えば道理ですかね。

検証しておいてなんですけど「果たしてこれは新日本二部制に向けて有効なデータになるのだろうか・・・」と思うばかりです、まぁ意外なデータが出てきたからこれはこれでよし
きょうはこれまで、それでは


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