プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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各種数字で振り返る”V11+αの軌跡”

GWもど真ん中な昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。
自分は久々にだらっと休日を過ごしてます、獲り溜まってたアニメやらこないだやってたWWEのグレイテスト~を見たり、実に有意義。

それはさておき新日本のどんたくシリーズはもうすぐ佳境、どんたく2daysまで3日と迫っています。
その最後を締めるIWGPヘビー級戦オカダ・カズチカ対棚橋弘至はIWGPヘビーの歴史における唯”二”のV11達成者、ということで以下のような各人の「V11の軌跡」振り返り動画を公式でアップ。

www.youtube.com

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こうして見るとやっぱり両者共にリング上で生き生きとしていますし、それぞれ象徴的な言葉を残していたり。
棚橋に関しては「棚橋といえば」という感じで思い出すのはこのV11王者時代だったりする気もしますし、やっぱり長期防衛ってその選手を象徴する時期になる気がしますね、オカダさんもそうなるんだろうか。

ということを考えていたら、数のプロレスというブログで長期防衛となったV9・橋本真也、V10・永田さんの記録を対戦相手で振り返ってました。
対戦相手をみるだけでもその時代、新日本の変遷が見て取れるってのも面白いですね。

www.kazu-prowrestling.com

というわけで今回は数のプロレスさんの記事をパクってに習ってこの防衛回数ベスト4について色んな数字で振り返ってみようと思います。

第16代王者 橋本真也(1994.5.1~1995.5.3)

まずはV9達成者、言わずと知れた破壊王・橋本真也、最近ファンになった方としては大日本の橋本大地選手のお父さんと言っても通じるかもしれませんね、ちなみに同団体所属の橋本和樹は血縁はないです。

挑戦者 対戦日 年齢 キャリア 試合時間
藤原 喜明 1994/6/1 45 21 12:15
長州 力 1994/6/15 42 19 10:52
パワー 1994/9/23 28 8 19:08
蝶野 正洋 1994/9/27 31 10 13:48
馳 浩 1994/12/13 33 8 29:11
佐々木 健介 1995/1/4 28 8 19:36
天山 広吉 1995/2/4 23 4 17:02
ノートン 1995/2/19 33 6 15:35
リーガル 1995/4/16 27 12 19:03

今回調べたのは各挑戦者と挑戦当時の年齢、キャリア、身長、体重及び防衛戦の試合時間です。
ちなみに当時の橋本さんは28~29歳(キャリアは10年)、奇しくも今のオカダさんと同じぐらいの年齢なんですね。
技術だけでなく気力体力共に充実してる時期でないとこれだけの長期防衛は出来ないってことですかね・・・

上の表が各データですけどV1,2戦は藤原組長に長州さんと上の世代との試練に打ち勝ち、その後は同年代の所謂三銃士世代との防衛戦で自分を磨いたって感じですかね。
その結果対戦相手の平均年齢は32.6歳、平均キャリアは12.3年という感じで当時の橋本さんと同じぐらいに。

そして試合時間に注目すると、今の間隔で言うとかなり短いんですよね、平均試合時間は17分23秒
これは当時の新日本の試合スタイル時代が今とは大幅に違ってたんじゃないかなぁとも思うんですが、この時代になると公式HPにもデータがなくて調べようがないからなぁ・・・詳しい人がいれば教えてください。

で、ちょっと気になっていた各防衛戦の間隔も防衛戦の日にちから計算してみましたが平均で39.9日と大体1ヶ月ちょいがインターバルだったみたいですね。
とはいえ、この時期からすでにG1の長期シリーズもありましたから間にG1があったV2~V3戦は100日間の間がありますし、そうと思えば次のV4 戦は僅か4日後に行われてたりしますからね・・・G1で期間が開いた分ってことなんですかね。

第31代王者 永田裕志(2002.4.5~2003.5.2)

防衛数 挑戦者 対戦日 年齢 キャリア 試合時間
1 高山 2002/5/2 35 9 15:36
2 佐々木 2002/6/7 35 16 22:44
3 ルッテン 2002/7/20 37 0.8 08:20
4 藤田 2002/10/14 32 5 12:55
5 蝶野 2002/10/26 39 18 1:00:00
6 村上 2002/12/10 29 7 14:53
7 バーネット 2003/1/4 25 0 10:40
8 西村 2003/2/2 31 11 20:01
9 中西 2003/3/9 36 10 1:00:00
10 安田 2003/4/23 39 9 22:55

続いては我らが永田さん、当時34歳キャリア10年とこれも脂の乗り切った年齢ですね。
冒頭で紹介した数のプロレスさんの記事でも言及してましたけど防衛戦の対戦相手が特殊ですよね、バス・ルッテンやジョシュ・バーネットは格闘家が本職でバーネットにいたってはこの防衛戦がプロレスデビュー戦という驚きの事実。
さらに高山さんや藤田、村上、そして安田なども総合格闘技での実績を売りにIWGP戦線に名乗りを上げた選手なのでこの時代の雰囲気を感じさせますね。
そのためかこういった相手との試合が橋本さんの時以上の短期決戦になりがちな一方で蝶野戦と中西戦の2回にわたって60分時間切れを行っているというふり幅。
総合格闘技に押されながらも純プロレスを魅せたい、っていう気持ちの表れだったんですかね。

そういうわけで対戦相手の平均年齢は34.1歳平均キャリアは9年平均試合時間は24分48秒(2度の時間切れを除くと16分ジャスト)となりました。
総合格闘家からの転向組(年齢の割にキャリアが短い)がいることもあって平均年齢は高め、キャリアは短めとなりました。
そして平均防衛戦間隔は39.6日と橋本さんの時期とほぼ同じになったので「少なくとも月1ペースで防衛戦」という風潮が残っていますかね。

第56代王者 棚橋弘至(2011.1.4~2012.2.12)

防衛数 挑戦者 対戦日 年齢 キャリア 試合時間
1 小島 2011/2/20 40 19 22:22
2 永田 2011/4/3 43 18 35:30
3 中邑 2011/5/3 31 8 20:17
4 ハース 2011/5/14 39 15 18:50
5 後藤 2011/6/18 32 8 25:28
6 バーナード 2011/7/18 38 14 27:54
7 中邑 2011/9/19 31 9 26:07
8 内藤 2011/10/10 29 5 29:19
9 矢野 2011/11/12 33 9 22:01
10 永田 2011/12/4 43 19 30:16
11 みのる 2012/1/4 43 23 25:59

さてお次は最初のV11達成者棚橋弘至、当時は35歳、キャリア12年と永田さんに近い感じですね。
棚橋の防衛戦の特徴と言えばやっぱり試合時間でしょうか、どの試合も20分近い試合になりその一方で長くても30分台と結構まとまっています。
これまでの橋本さんや永田さんの時代は"強さ"を魅せるために、時には相手を叩き潰すような試合スタイルになっていた部分があってその結果短期決着も多かったとは思うんですが
棚橋はいわばそういう傾向を変えた一人でもあり、見に来たお客さんがじっくり見て満足できるような防衛戦を心がけてた、心がけ始めたって部分はあるかもしれませんね。

というわけで対戦相手の平均年齢は36.9歳キャリアは13.8年平均試合時間は25分49秒となりました。
年齢やキャリアについては余り変化がありませんけど、試合時間に関しては橋本さんの数値と永田さんの時間切れを除いた数値から10分近く増加していますね。
また平均防衛戦間隔は31.8日とこちらは短縮、まさに「月1で防衛戦」を地でいってる感じですね。

第65代王者 オカダ・カズチカ(2016.6.19~???)

防衛数 挑戦者 対戦日 年齢 キャリア 試合時間
1 丸藤 2016/10/10 37 18 28:00
2 ケニー 2017/1/4 33 14 46:45
3 みのる 2017/2/5 48 28 40:46
4 柴田 2017/4/9 37 17 38:09
5 ファレ 2017/5/3 35 7 21:47
6 ケニー 2017/6/11 33 15 1:00:00
7 Cody 2017/7/1 32 11 27:12
8 EVIL 2017/10/9 30 6 33:26
9 内藤 2018/1/4 35 11 34:26
10 SANADA 2018/2/10 30 10 32:12
11 ZSJ 2018/4/1 30 16 34:58

そして現王者、”V12”に手をかけたオカダさんです。
オカダさんは現在30歳、キャリア13年、年齢的には橋本さんに次ぐ若さな一方キャリアは一番長いという。
若いのにある意味でスタイルが完成されているのが他の長期防衛記録持ちの王者との違いですかね、といっても1年とか2年の差があんまり大きいとも思わないですけど。
他の違いというとやっぱり試合時間で、棚橋が20分越えが基本だったのがオカダさんの場合は30分越えが基本の長期戦ばっかですね。

そして対戦相手の平均年齢は35歳キャリアは14.3年、試合時間はなんと36分9秒(ケニーとの引き分けを抜いても33分46秒)。
こういう傾向を見るに対戦相手の年齢及びキャリア、そして試合時間ともに延びてきている傾向はありますね。
オカダさん時代に関してはIWGPヘビー以外にいくつかベルトが出来たことで、所謂若手の登竜門的な試合が減ったことで平均年齢やキャリアが上がり、そして1大会に1タイトルマッチという形式も増えたことでメインの試合が長くなってきているのかも。

そして防衛戦の感覚は53.8日とほぼ2ヶ月に1防衛戦って感じになってますね。
まぁこれに関して「過去の最多防衛とは違う」と、批判的な意味で使われることもありますけどそれをいったら試合時間が橋本さん時代の2倍、永田さんや棚橋と比べても10分以上伸びているってこともまぁ考えるべきではありますかね、一戦一戦が過酷になっていくことの代わりにその間のインターバルが伸びてきているとも。
と考えると「短期決着で月1防衛戦」という公約を掲げることも手としてはありな気がしますけど、30分超えが当たり前になった今となっては難しいかなぁとも

所感雑感

というわけでIWGPヘビーの長期防衛記録トップ4の各数字でした、こうして見ると各時代の違いや変化が見て取れるもんですね。
ちなみに橋本さんがV9を達成してから永田さんがV10達成するまでに2929日(8年弱)
永田さんV10を棚橋がV11達成で破るまでが3178日(8年8ヶ月)
そして棚橋とのV11対決に勝利しオカダさんがV12を達成する、かもしれないどんたく2日目は棚橋のV11から2312日(6年4ヶ月)かかってるんですよね。
と思うと「記録更新するにはちょっと早いかなぁ」という気もしますけど答えは今週末、博多で明らかになる、はず。

今日はこれまで、それでは