プロレス統計

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3.21 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 優勝決定戦 ツイート解析

3大シングル王座挑戦権争奪トーナメントもいよいよ決勝!
アオーレ長岡で行われた優勝決定戦について解析して行きましょう。

集計結果

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軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
今大会は15:00開始、18:00前に終了しました。

今回の専用ハッシュタグは#njcupにおけるツイート数は5,016ツイート(#njpw:3,936)、RT数は8,500RT(#njpw:7,772)、ユーザー数は1,244人(#njpw:1,190人)となりました。
参考として3.6旗揚げ記念日の各数値が4,090/4,401/835、2.10大阪が6,988/--/1,229、1.27札幌一日目が5,211/--/919、1.28札幌二日目が7,361/--/1,713でした。
ビッグマッチと比較すると少なめですが旗揚げ記念日よりは多いって感じですね、日本だと祝日休みですけど海外はど平日だから多少はね?

それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
試合結果については公式の試合結果を参照してください。

 

KES、IWGPタッグへ挑戦表明

時刻:16:01
ツイート数:29tweet

さて最初はKES対矢野石井、よくよく考えればもとIWGPタッグ王者同士の対決ですね(KESが第78代、矢野石井が73代)。
今シリーズでいうと全員がNJCに出場したものの1,2回戦で敗北してシングル王座への道は閉ざされた同士ではありますが、今シリーズ中に各員今後の道を探し始めてましたね。
KESはこの日以外にも3.18後楽園では後藤吉橋3.14静岡では裕二郎ロアと対戦して完膚なきまでの勝利を収めてますね。
それらのタッグ戦での完全無欠ぶりを引っさげて1.4でベルトを奪われたEVILSANADA組への挑戦表明となったわけですが、もうあの戴冠劇から3ヶ月近く経ってたんですねぇ。
というわけで実績はともかく実力的にも、元王者という資格的にも文句なしの挑戦表明ではあるんですが果たしてEVILの左眼窩底骨折が治っているかどうか・・・
下記お知らせだととりあえず旗揚げシリーズ休場、そして現在NJCも欠場でしたけど果たして。
このページによると保存治療という手法(手術をしないで回復を待つ)だと最短でも1ヶ月かかるらしいですが、続報を待ちたいですね。

www.njpw.co.jp

ジュース、NEVERを照準を定める

時刻:16:19
ツイート数:45tweet

このNJCは「IWGPヘビー・IC・NEVERへの挑戦権争奪トーナメント!」と銘打ちながらもIWGPヘビー以外の2王者は大会中にも時期挑戦者の品定めを始めてましたね。
というのも、もし万が一、選ばれなかった場合次期シリーズまでノーテーマで過ごすことになり注目度の低下にもなっちゃうんですよね。
そういうわけでいろいろ唾をつけてたんですけど、後藤さんはわりと節操なくタイチや岡にまで挑戦者候補を広げてたんですが今日この日ジュースに直接フォールを奪われたことで一気にジュースが挑戦者候補になることに。
ちなみにこの二人て2017.2.5の札幌大会で同じくNEVERをかけて対戦してる二人でもあるんですよね。
というわけで、実現すれば420日ぶり、1年近くぶりの対戦になるわけですけど、後藤さんはさておきジュースはあのあと各種ベルトへの挑戦やG1への参戦などを経て成長しただけに、どう変わったのかが見えそうで楽しみですね。

www.njpw.co.jp

LIJ対鈴木軍

時刻:16:45
ツイート数:41tweet

そしてお次は今シリーズもほぼほぼ毎大会行われているLIJ対鈴木軍の対決。
今回の試合でほぼICで内藤対鈴木、ジュニアタッグでヒロムBUSHI対デスペ金丸with3Kが確定した感じですね。
とはいえ、いつ組まれるかはわからないですけど4月に組まれるのであれば、前哨戦は2試合しかないんですよね、もったいない。
とはいえ(2回目)、内藤対みのるの過去対戦振り返り記事でも述べたように、この二人何が何でも挑戦表明はしないですからねぇ。
今回のコメントを見ても内藤は「鈴木は俺しか見てないんじゃないですか?」と言いつつICの挑戦などについてはノータッチ。
一方みのるはノーコメント。
もしかするとロス大会で進展がある可能性もありますけど、この二人のIC戦についてはどんたくシリーズって感じもしてきますね。
その一方で、試合後に乱闘からの介入があったようにジュニアタッグ3WAYはほぼ決定的って感じですかね。

NEW JAPAN CUP 2018 優勝決定戦 ZSJ対棚橋弘至

時刻:17:11
ツイート数:55tweet

そして遂に始まるNEW JAPAN CUP 2018優勝決定戦。
かたや圧倒的支持率を持つ新日本のエース棚橋、片やトーナメント前にはほとんどだれも優勝候補にあげなかったザック・セイバーJr、正直言えばだれがこの決勝戦を予想したんでしょうね(自分も飯伏対棚橋を決勝予想してたけど)
で、上のツイート数推移を見てもらうとわかるんですけど入場時に増えたツイート数が試合終了までびたっと下がったまんまなんですよね。
これを「盛り上がりに欠けた試合だ」と分析することも可能ですけど、一方で「ツイッターでも固唾を呑んで”見入る”試合だった」と分析することも出来ます。
正直に言えばいまの新日本、どころかプロレス業界の主流からは大きく外れたザックだからこそ出来る、表現できる試合がこのNJCの決勝の場で行われたのは非常に大きいんじゃないかな、と思ったり。
試合としてはザックの関節技に棚橋がヘッドロックを中心とする密着戦法で対抗する形、実際膝や肘が悪いだけに自分から動かず、尚且つザックに攻め込ませる隙を見せない攻めは妥当ともいえますかね。
しかししかしやっぱりザックの攻めての多さよ、今回は棚橋の膝を中心に攻める形になりましたけどHFFを横に避けて即座にヒールホールドに入るとかその発想はなかった。
結果的には、「棚橋は善戦した」という表現になっちゃう感じですかねぇ。

ZSJ勝利!IWGP・オカダへの挑戦表明!

時刻:17:47
ツイート数:181tweet

そして、観客の見入って、そして悲鳴を上げつつの試合の末に、奇しくも内藤を仕留めたオリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスでザックが棚橋に勝利!
その直前もザックが体勢を自由自在に変えながら、棚橋が逃げられないリングの中心に引き寄せて、だけにザックの完全勝利感ですよね。
その勝利した瞬間の様子を実況だと「静まり返る・・・」と表現しましたが、ツイッターでは真逆に最近だと稀に見ないツイート速度をたたき出しました、その速度たるや181ツイート/分!
ツイート速度としては1.28札幌でのゴールデン☆ラヴァーズ復縁の瞬間が154ツイート/分なのでそれ以上の数値ですからね、その衝撃たるや推して測るべしですよ。
そしてNJC優勝者の権利として三大シングル王者への挑戦権が与えられたわけですけど、そして選んだのはIWGPヘビー級王者、オカダ。
ここまでの防衛戦で「誰がオカダに勝つんだ」なんてことも言われることもありましたけど、NJCで内藤、飯伏、SANADAそして棚橋の4名に連勝した上での優勝を見ると「ザックならあるいは?!」という感じも漂いますね。
指名後にはちゃんとリング上に現れてベルトを掲げて挑戦受諾の表明、4.1のメインはオカダ対ザックに決まりそうですね。

所感雑感

というわけでNJCはザック・セイバーJrの優勝で幕を閉じました。
大会前には一切優勝候補にあげなかったあたり正直すまんかった、な感じですけど、そういう意見も込みで試合内容そして技術で圧倒した感じですかね。
ハッシュタグでのツイートを見ていても案外(失礼)「ザックならオカダ倒せる!」なんてのも見かけるようになったんで、やっぱり決勝の試合で納得した人も多いって感じですかね。

ちなみに、なんとなくオカダサンの歴代挑戦者の年齢・キャリアを調べてみたんですが下記のようにザックとオカダさんて同学年・同キャリアの選手なんですよね。
他で言うとノアの中嶋選手なんかもそういう選手なんですけど、いずれも中学卒業と同時にデビューという稀有なキャリアをたどっている辺りレアだよなぁ・・・

というわけで4月両国は王者オカダ対ダークホース、もとい最強の挑戦者となったザックセイバーJrとなりました、楽しみです。

 

 

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次回はロス大会にてお会いしましょう、それでは