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1.19 新日本プロレス Fantastica Mania 後楽園大会 ツイート統計

名古屋で開幕した後5大会の地方大会を経て遂に東京に到達したFantastica Mania2018、後楽園大会の1日目について今回もツイート解析をしてきましょう。

集計結果

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横軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
大会は18:30開始、21:00ごろに終了しました。

この日のツイート数は1167ツイートとちょっと少なめだったのは平日開催だった関係もあるでしょうかね、会場でも立ち見がまだちょっと余ってたとか何とか、指定席は完売で1522人札止めを記録。
一方で実況に参加したユーザー数は389人と同様に少なめでした。

それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。

まさに制御不能、本家Los Ingobernables

時刻:18:55
ツイート数:11.0tweet

さてまず最初のピークは第2試合に登場したロスインゴベルナブレス、今日のメンバーはLIJ内でもちゃんとメキシコで修行をした内藤・ヒロム・BUSHIにCMLLのスペルエストレージャであるルーシュというある意味で純正・本家ロスインゴといった面子。
それに対して相手には最終戦でルーシュとのシングルが控えている小島の脇をドラゴン・リー、スタージュニア、川人が固める形に。
何ですがなぜか内藤は序盤から解説についていたミラノ先生を急襲した上にその後もスタージュニアに対してマスク剥ぎやエアサッカーなどやりたい放題のまさに制御不能の仕打ち。

試合後も制御不能


時刻:19:14
ツイート数:9.0tweet

その仕打ちは試合後も継続どころかなお一層エスカレートし今度はルーシュまでもが加わっての殴る蹴る。
結果としては、試合の内容としては、ドラゴンリー対ヒロムという黄金カードや川人の躍動、初参戦スタージュニアの奮起など多々見所があったものの、ツイート数的な意味での話題としては試合前後に持っていかれてしまいましたね。
しかしなぜこの日に限っていつも以上に容赦なく襲撃したのか、と考えているとやはり今シリーズのCMLLの直輸入大会としての度合いがより一層高まっているのかも、と思い当たりました。
というのもそもそも普段の興行の軸をになうLIJが第2試合に登場という時点で中々にレアなのですが、それはつまり興行の軸をCMLLの中心選手たちがきちんとになって興行が行われている証拠でもあるわけですね。
で、あるとすればLIJの役割はCMLLでの本家・制御不能集団の直輸入なわけで、そういう意味だとルーシュにいつも以上に影響された姿だったのかもしれませんね。

スペル・エストレージャの競演!

時刻:19:36
ツイート数:10.0tweet

さて続くピークは前半戦の最終試合となった豪華な面子の8人タッグマッチ。
今回初来日となったドロン、ディストゥルビオ、プーマなど各選手もそれぞれ見せ場を作ってはいたのですが、やはり印象に残ってしまうのはボラドール、ミスティコ、ゲレーロ、そしてアトランティスのトップ選手ですかねぇ。
各選手の権利時間が短いだけに新日本への参戦暦の多い選手の得意技がどうしても目に付いちゃうのは仕方がないことでもあるのですが、それを引いたってミスティコやボラドールのティヘラだったりアトランティスのアトランティーダへの以降の滑らかさがすげぇなぁ・・・と思っちゃうわけです。
しかし一方でちょっと割を食った3選手はあさっての後楽園2日目の第1試合でスタージュニアを加えてオープニングタッグマッチを勤めるわけですからそこでの奮起に期待してます。

ソベラーノジュニアvsサンソン

時刻:20:27
ツイート数:7.0tweet

 この日はCMLLが管理しているベルトの内3つのベルトの防衛戦が組まれるという大盤振る舞いだったわけですが、CMLLナショナルウェルター級は王者・ソベラーノがバンバン飛びまくるハイフライヤータイプなのに対して挑戦者・サンソンが二周りは大きい肉体を駆使したパワー殺法が得意という対照的な試合に。
ソベラーノジュニアは昨年もファンタスティカマニアで来日し、その後CMLL中継を見ているとあれよあれよという間にスペルエストレージャに上り詰めて行ってましたね。
試合を見ても、試合運びというよりは他人に真似できないような高速きりもみ回転ダイブを全面に押し出していましたね、アレだけ綺麗に回れるとバンブードラゴンフライとかやって欲しいなぁ。
試合としてはソベラーノの空中殺法をハンソンがパワーで分断し、雪崩式トーチャーラックボムというとんでもない技なども出して追い込んだものの、最後は思わぬ隠し技のツームストンパイルドライバーでソベラーノの勝利。

ニエブラロハvsグラン・ゲレーロ

時刻:20:52
ツイート数:9.0tweet

そして後楽園1日目を締めるのはニエブラロハ対グランゲレーロの二人。
こう言ってはあれですが新日本で知名度を挙げた、人気を確立させた二人ではないとは思うんですけどそれを試合でねじ伏せた、というよりもこの試合が二人にとって、新日本における作品になった感じがしますね。
ニエブラロハは「マスクをはがれて逆に人気が出た」という話もよくわかる典型的なベビーフェイス顔で、コスチュームのショートタイツや筋肉の感じがなんとなくボラドールに似てる感じもありますね。
そして試合後には素朴なマイクにファンとタッチしながら会場を一周と、新たなドベビーフェイスが新日本に認知された感じがしますね。
一方でグランゲレーロはその出汁にされたかというとそんなことはなくて、兄であるウルティモゲレーロ譲りの巧さとパワーと安定感がやっぱり素晴らしい。
試合内容がよかったのもありますけど、こうして新たなスターが生まれたような心地がするのもいいですね。

所感雑感

というわけでFantastica Mania後楽園1日目でした。
例年通りのお祭りムード、だけでなく日本のファン向けにアレンジされたCMLL直輸入を見せてもらったという感じが実によかったです。
この日は特にシングル3連戦が中心となった大会でしたけど、個人的には1戦目のアンヘルデオロ対クアトレロも好きでした、なんというか一番日本のファン向けにアレンジされてた感じもあって。

それでは今度は21日の後楽園大会もツイート解析をしたいと思います。
それでは

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