プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

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新日本プロレスにおけるフィニッシャーに関する諸解析

昨日の記者会見で公式に投票がスタートしたKOPW2020の初戦。「ルールを各自持ち寄ってファン投票で決定」という特色が初回から「大体一緒だから投票なし!」という例外を作るなど初っ端からイレギュラーで始まりましたが、その他3試合に関するファン投票は現…

新日本プロレスにおけるタイトルの役割分担について諸考察

2020年のプロレス界は俄かにタイトルが減ったり増えたり減らなかったりと、2010年代によく見られた複数タイトル制度が考え直されつつある感じがあります。その発端としては新日本プロレスでのIWGPヘビー・ICの誕生、そして先日のプロレスリングノアにおける…

Road to YOSHI-HASHI初戴冠

先日、8月9日は特定層には記念日として記されることになるであろう大きな出来事がありました。そう、「YOSHI-HASHIが初タイトルをゲットしたから、8月9日はYOSHI-HASHI記念日」という具合に。 (新日本プロレス公式サイトより引用) NEVER6人タッグトーナメン…

主要王者年齢推移からみる各団体の特色

いつの世もプロレス団体の顔は王者である、ということは多少の例外こそあれおおよそ共通することだと思います。実際興行のポスターとかビジュアルでもベルトを持った王者が中心になることも多いですし。そんな王者に関する数値についてWrestlenomicsさんが面…

選手主導で始まったタイトルたち

先日の会見で発表になった新タイトルKOPW2020*1。その試合形式などに注目が集まり賛だったり否だったりの反応が見受けられる*2わけですが、それとは別の特徴として挙げられるのは「オカダ・カズチカ発案タイトル」という点でしょう。 元々IWGPなんかは猪木さ…

特殊ルール王座で機運を高めるKOPW2020

つい先日からオカダさんがほのめかしていた「面白いこと」。ファンの間でいろいろと推測されていたもののおそらく誰もが考えていなかったであろうその正体がついに明かされました。 菅林会長同席のもとオカダの口から発表された「面白いこと」 (新日本プロレ…

各種数値で機運を高めるEVILvs高橋ヒロム

何もかもがイレギュラーな中決まった7.25愛知決戦、そのメインに据えられたのは新日本プロレスの生え抜きであり、オカダや内藤らを「現世代」と評するのならばいわば「新世代」となる両者によるIWGP戦。IWGPヘビー&IC二冠戦、EVIL対高橋ヒロムが控えています…

興行規模別メイン登場頻度から見るEVILショックの要因

物事が大きく動く時、得てして反発は大きいものです新日本プロレスのNEW JAPAN CUP開催前にはそう予想している人はあまりにも少なかったであろうEVILのIWGP二冠戴冠。この出来事に対して否定する人、賞賛する人、静観する人等反応は様々ですが、いずれも今回…

「WITHコロナ」下におけるプロレス地方興行に関する第1回フィールドワーク(7.18ドラゲー金沢)

少し前から「WITHコロナ」「新しい生活様式」という言葉が良く用いられるようになっていますが、それはプロレスの観戦様式においても同様です。全国諸団体がガイドラインを設けたり、注意喚起をしたりしながら有観客興行を再開しつつあるわけですが、その実…

興行的数値から見るCOVID-19第一波前後の日本プロレス界

COVID-19の到来は多くの場面でそれまでの形式を変え、あんまりうれしくない類の”新しい日常”を作ってしまった感があります。それは興行としてのプロレスにおいても同様で、無観客試合が多数開催され、最近になって有観客試合も再開されたものの、そのキャパ…

6.12 新日本プロレス Dominion 大阪城ホール大会 ツイート解析

ついに再開した有観客でのビッグマッチ、ここから新たな新日本プロレスが始まるようです。 (新日本プロレスワールド公式ツイッターより引用) 集計結果 大会中、専用ハッシュタグの#njdominionに投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります…

プロレスにおける”格”の数値化試行:新日本プロレス編

プロレスにおいて頻繁に登場する概念であるものの実態がはっきりせず、人によってまるでとらえ方が異なるもの(というのは山のようにあるんですが、その中の一つ)に”格”というものがあります。つい先日のプロレス系のまとめサイトで”格”についての掲示板で…

週刊プロレスの表紙でみる日本プロレス界の変化

先日、プロレスリング・ノアの広報活動を行っているという花澤勇佑さんがnoteで以下のような記事を公開していました。 note.com 記事ではコロナ禍下での広報活動とその成果について書かれており、その成果の一つとして「週刊プロレスの表紙数」を挙げ、「表…

休業明けによるTwitter実況者回復度調査- #njpw 編

ここ最近は「帰ってきた日常」というのをヒシヒシ感じる日々ですが、子供向け番組でもこの数か月番組制作ができないこともあって再放送や総集編で間をつないでいたらしく、先日からようやく新作エピソードがお茶の間に流れるようになったようです。そんなタ…

新日本四天王時代は到来するのか?という話

「新日本プロレス34年ぶりの金曜8時生中継」として大々的に宣伝された先日のNEW JAPAN CUP2020の準決勝戦。中継時間が午後8時~9時と限られているのもあってこの準決勝の2試合のみが放送(といっても全然時間足りてなかったですが)されました。結果として34…

”内藤哲也に対するのは誰なのか?”で見るNJC優勝候補たち

新日本プロレス、まさかの復活を遂げたNEW JAPAN CUPも2回戦までの24試合が終了、残るは準々決勝、準決勝、決勝の7試合を残すのみとなりました。元々こういったトーナメントはその優勝自体に価値あるものともされていましたが近年のNJCは特に「IWGP王者に挑…

NEW JAPAN CUP2020について各種数値 1回戦編

新日本プロレスの興行再開シリーズとして始まった「無観客」そして「無差別級」のNEW JAPAN CUP(以下NJC)。何もかもが新しい景色な今シリーズですが、個人的には公式戦4試合+1試合という小規模で大体2時間で終了という短時間な中継スタイルのおかげもあって…

日本プロレス団体たちは如何にCOVID-19を乗り越えたのか?という話

その形態は明らかに変わってはいるものの確実に「日常」は帰ってきつつあります。世間一般でいえば先日からプロ野球も開幕し*1、野球ファンの元気な姿もネット上で見られるようになった感じもあります。勿論それはプロレスも同様で、先日6月15日には新日本プ…

6.15 新日本プロレス Together Project SPECIAL ツイート解析

ついに、いよいよ、ようやく、満を持して、新日本プロレスの興行再開の日がやってきました。実際のところ世界を見ればどころか国内業界を見てもこの2,3か月どこかしらでプロレス興行は無観客の形で行われていたわけなんですけど、こと新日本プロレスファン…

各種数値で振り返る新日本プロレスの自粛期間

遂に本日、6月15日から興行再開する新日本プロレス。公式的には2月26日の沖縄大会以来「110日ぶりの興行再開」と宣伝されていますね。そうやって数字を出されるとあらためてこの自粛期間の長さを再認識するんですが、今回はこの1年の1/3に相当する自粛期間中…

改めて各種数値で機運を高めるNJC2020

世間が第2波に備えつつも「WITHコロナ」という新しい日常を歩み始めた昨今、プロスポーツも色々試行錯誤しながら新しい景色を目指して進んでいます。プロレス界に関しては野球などよりも先に小規模ながら無観客試合をするなどしていたので何をいまさら、とい…

Googleトレンドと歴代王者で見る”NJPW”への関心度変化解析

何やら各所で日常に戻る動きが見せつつある昨今ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。かくいう私も諸事情で慌ただしくなっているんですが、もう少しで落ち着きそうなのとそれと時期を同じくしてプロレス界も元通りとはいかないまでも動き始めそうという感じ…

各種数値で比較する清宮海斗とオカダ・カズチカ

コロナという自然災害が一応はひと段落付いたかな?という頃合いで、まだ油断を許さない昨今ではありますが、この時期から将来に向けた種まきが始まった感もあります。この2ヶ月間のプロレス界は他のエンタメ業界の例に漏れず細々とした活動を続けており、プ…

中邑真輔/KENTA/KUSHIDAで見る日本とWWEの違い

最近は諸事情あって過去の映像を振り返る機会というのが多いんですが、そうすると当時と現在でえらく印象が違う選手がいたりして、興味深かったりします。そういった変化は選手の成長にも依りますが、環境の変化も大きな影響があるんじゃないかな、と思った…

新日本プロレスワールド詳細検索システム(非公式)リリースのお知らせ

5000件近い試合映像アーカイブを持つ新日本プロレスワールドは、おそらく日本国内のプロレス団体では最大規模のアーカイブを持つサービスでしょう。しかしそこには大きな欠点がありました。それは「試合映像の検索が非常に面倒くさい」という点。ぶっちゃけ…

新日本プロレスワールドの映像アーカイブについて諸解析

嫌が応にもSTAY HOMEせざるを得ない昨今、心強い味方になるのが各種映像配信サイト。今やプロレスに限ってもいくつもの団体の配信サービスができたわけですが、いざ時間つぶしに見てみよう!となっても「・・・でどれを見る?」となってしまうんですよね。特…

”Wrestlenomics プロレスリング業界動向レポート 2019年度版”で紹介されてるよ、と言う話

今回は一つご報告があります。 // 先日OmasukiFight (@omasukifight)さんから連絡がありまして。世界のプロレス業界に関して研究解析を行っているサイトであるWrestlenomics、その編集人であるBrandon Thurston (@BrandonThurston)氏が2019年の業界レポート…

団体別シングル/タッグ試合時間解析

先日Twitterを見ていたらChris Harrington (@mookieghana)という人が面白いデータを投稿していたのでご紹介したいと思います。 Avg NJPW Match Length #wrestlenomics 1972-76: 10:37 singles / 21:52 tag1977-79: 9:53 singles / 16:50 tag1980-89: 9:34 si…

【40万人突破記念】新日本公式Twitterフォロワー数推移調査

もうそろそろ来るんじゃないかなぁと予感していたことがついにやってきました。それが悲しいお知らせであれば気分も落ち込むところですが今回は(多分)良い知らせなので喜びが増すわけです。 新日本プロレスの公式アカウントが“40万フォロワー”を突破!!これも…

SimilarWebで見る各プロレス関連WebサイトのPV推移

本来の大型連休が近づくにつれて、例年とは反比例するかのように「Stay Home」の声が高まっている昨今ですが、皆さんは何してHomeにStayする予定でしょうか。こういう自粛生活が長引いてくると、家を出なくても娯楽にアクセスでき、買い物もできるネットは生…